• Twitter
  • facebook
  • instagram

1セット目を落とし苦しい展開も「切り替えて」2回戦突破!!─第76回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会 ミキプルーンスーパーカレッジバレー2023 対東京学芸大

2023年11月29日 エスフォルタ八王子

スタメン(サーブローテーション順)

10 OH   柿崎晃(商3)

7MB   澤田晶(総3)

16 OH   梅本春之助(総2)

2OH   藤原直也(経4)

9MB   山根大幸(商3)

11 S   村上連(経3)

1L   山本涼(経4)

 

ベスト16進出を懸けた関東1部同士の戦い。対するは秋リーグ9位の東京学芸大。秋リーグではストレート勝利を収めた相手に1セット目を落とし、暗雲が立ち込める。相手の速いトスと高い攻撃に得点を許し、2セット目は20点台まで相手の点数を追う展開。しかし「小さなプレーから意識して盛り上がっていく」ことでチームの雰囲気を回復した中大は2、3、4セットを見事に取りきった。

 

1セット目、梅本の鋭いスパイクでの連続得点や澤田のサービスエースで得点を重ねていく。このセットは柿崎の攻撃が止まらない。難しい二段トスをブロックを利用して得点につなげたり、コースに打ち分けて得点を取ったりと器用なプレーが光った。しかし、相手も隙をついたフェイントや強烈なサーブで点差をひっくり返す。ここまで攻撃が走っていた柿崎もブロックに阻まれ、20-24で相手のマッチポイント。柿崎が再び得点を重ね、食い下がるも相手エースのバックアタックで第1セットを落とした。

▲スパイクを打つ柿崎

澤田のクイックが決まり始まった第2セット。しかし、序盤から相手のサーブが走り3-7の場面までで3本のサービスエースを取られ苦しい中大。相手エースがブロックの上からスパイクを打ち込んできたが、負けじと中大のエース藤原もバックアタックで点を取り返す。1、2点のリードを保たれたままセット後半になるも、山根のブロックやサーバーとして投入された鈴木駿太(文4)のサーブでブレイクし同点に追い付く。最後は柿崎が決め切り2セット目を取り返した。

▲サーブを打つ鈴木

セットカウント1-1で、2セット目の点数を追う展開の時より雰囲気が和らいだ中大。第3セットは澤田、山根のブロックポイントが重なる。梅本の力強いサーブもさらに走り始めて相手を崩し、リードを広げる。隙をついた村上のツーアタックや梅本のフェイントが決まり相手を揺さぶって25-19で第3セットも獲得した。

▲喜ぶ村上

第4セットは4連続ポイントから始まり、そのリードを保ちながら試合が進む。11-6、なんとか追い付きたい相手だが、中大の揃ったブロックを抜いたコースには山本が待ち構える。山本は何度もディグを上げ、なかなか攻撃を決めさせない。ラリーの最後は藤原がブロックを決め、さらに点差を広げた。途中出場した山﨑真裕(総3)のブロックや柿崎の粘りの攻撃が決まり、25-18、この試合は梅本のブロックアウトで締めくくり3回戦進出を決めた。

▲ブロックを跳ぶ澤田、柿崎

ついに明日は3回戦。「戦ったことないチームですけど、全力でやって常に自分の強気なプレーを出していければ、チームとしても盛り上がるし、勝ちにつながる」。(梅本)「苦しい展開をこの試合で経験したので、明日(11/30)からその経験を活かしながら、セットを落とさずに一点一点積み重ねて勝ち進んでいきたい」(澤田)と、集大成として力を発揮するだけでなく、この大会中にもまだまだ成長を続ける中大は、同大とどんな戦いを繰り広げるのか。中大の快進撃から目が離せない。

 

◆試合結果◆
〇中大3-1東京学芸大●(23-25、25-23、25-19、25-18)

◆お知らせ◆
次戦は11月30日(木曜日)にエスフォルタ八王子で行われる対同大戦です。

(記事:守屋七菜、写真:守屋七菜)

Twitter(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report