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2年連続決勝進出!!筑波大に3-1で勝利─第43回東日本バレーボール大学選手権大会 対筑波大

2024年6月27日 富山県西部体育センター

スターティングメンバー(サーブローテーション順)

1 OH 柿崎晃(商4)
3 MB 山﨑真裕(総4)
10  OH 梅本春之助(総3)
18  OH 舛本颯真(総2)
4 MB 山根大幸(商4)
5  S   村上連(経4)
20   L   土井 柊汰(文2)
12   L   山田凛久(商3)

春季リーグではフルセットの激闘を繰り広げた難敵・筑波大と準決勝で衝突。第1セットを奪われるも徐々に調子を上げ、その後は3セット連取でセットカウント3-1で勝利し2年連続の決勝進出を決めた。

▲試合中大きな活躍を見せた梅本

第1セット。筑波大に先制されると中大は流れに乗れずに3点ビハインドの4-7と離される。ここで中大はタイムアウトを要求。しかしタイムアウト明け、筑波大に連続得点を奪われると、さらに差は広がり2125でこのセットを落とす。

第2セット。中盤に山根のサービスエースで流れに乗ると、柿崎が2㍍10㌢の筑波大のエース牧をブロックするなど連続得点を奪い1613と筑波大を引き離す。さらに相手の連続クイックを村上、土井がスーパーレシーブでボールを繋ぎ、互いに1歩も引くことのない粘り強いラリーで会場を湧かす。最後は柿崎が決め切りこのラリーを制した。その後も中大の勢いは増していき、ラリーの中でもミドルを使うなど相手を翻弄。2515でこのセットを取り、セットカウントを1-1に戻す。

第3セット。中大は序盤、梅本が連続得点で奮闘し、「自分は盛り上げ役として、チームが絶対に雰囲気落とさないようにどんな時でも声を出す」(梅本)と決めたあとに走って喜びを表現するなどチームを盛り上げる。さらに山根のブロックや舛本のサービスエースでブレイク。ここで筑波大がタイムアウトを要求するも、タイムアウト明け、この試合2本目の舛本のサービスエースで流れを渡さず7連続得点。6点リードの10-4と点差を広げる。村上のツーアタックや舛本の技ありの軟打など頭脳プレーも光り、2518で第3セットも中大が取る。

▲点を決め喜ぶ土井

第4セット。序盤は筑波大優位に試合が進むも中大は梅本が強烈なスパイクを3連続で決め、3-3の同点。しかし舛本のスパイクがアウトになるなど筑波大が連続得点。セッターの村上は、ここまで舛本と牧がマッチアップするローテーションだったため、ブロックを警戒して舛本を前衛では使わずミドルを多用していたが、ここで舛本に何度もボールを上げ続ける。村上は「颯真がいつものラリーでは聞こえないぐらい持って来いっていう風に聞こえたので」と舛本の気迫溢れるプレーを振り返り、舛本も期待に応えスパイクを決め切る。その後は一進一退の攻防が続き、2121と終盤まで接戦となる。この場面で中大はタイムアウトを要求。タイムアウト後、中大は連続得点を奪い、監督の采配もズバリ的中。最後は村上のサービスエースで2523で第4セットを取り、セットカウント3-1で筑波大に勝利、決勝進出を決めた。

▲サーブを打つ山根

春季リーグ王者の貫禄をみせ決勝進出を決めた中大。決勝の相手は明大。舛本は「自分たちのバレーが出来たら2冠は達成出来る」と、2冠目に向け覚悟を決める。昨年は準優勝と悔しい思いをした東日本インカレ。昨年のリベンジに期待したい。

コメント◆

【村上選手】

──最後のサービスエースはどのような意識で

自分が2322点ぐらいで、ネットに近くて頑張ればトス上げれたかもしれないんですけど、ミスしたくなかったので2本目で返して、で切り返されちゃってあんま良くない印象なんで、やっちゃったなーっと思って、自分のフローターサーブって崩せるんですけど決まるとかは思ってないんで、これでワンチャン崩してブロック絞れたらいいなーという意識で打ってたら決まったので、みんなびっくりしてこっち見てたんすけどそれ以上に自分がびっくりって感じです

──ミドルが多かったですが試合振り返って

2㍍10㌢の牧選手が颯真とマッチアップするように筑波大がしてきてて、バックアタックぐらいじゃと使えないかなって思ってなるべく牧じゃないところで勝負したかったんですけどやっぱそこで多少キャッチが返らなくて割れたりしてもミドルと合わせる練習してきてそこで両方のミドルが、止められることなく決め続けてくれて自分も上げ続けることができたので、止められるまで上げようと思って止められなかったんでずっと上げてました

──それでも第4セット舛本選手に連続でトス上げていたのは?

そのときは颯真がいつものラリーでは聞こえないぐらい持って来いっていうふうに聞こえたんで、そこは選手もそこであげなかったら選手もモチベーションが下がってしまうかなって思ったんで、持って来いって聞こえたんで託して、そういうとき大体あいつ決めてくれるんで、であいつもノってくれるって分かってたんで上げました

──ディグも上がっていた

面白半分じゃないすけど、普段練習してるときに主務の園村(英斗=文4)が台上から打つと強いぞっていうのを面白半分でみんな言ってて信じてみたらその通りで英斗の方が強かったっていう印象だったんであとはまあしっかりボール見てとりあえず上げようって思ってました

──明日の明大との決勝に向けて意気込みをお願いします

相手どうこうというよりは自分たちのバレーをしっかりやるためにまず準備から1セット目からしっかり点取れるように頑張りたいと思います

【梅本選手】

──試合の感想

全員1セット目からちょっと劣勢な状態になって、1セット目を落としてしまって、ちょっとチームが落ち込んでる状態ではあったんですけど、 そこチーム全員が、 なんていうんですか、その切り替えの気持ちをもうすでに持っていたので、2セット目からの入りもこっち側優勢でいきましたし、最後までそれを貫き通せたので勝てたんじゃないかなと

──筑波は高さのある相手でしたが、どういう意識で臨みましたか

そうですね。自分はブロックに関しては、あっちの21番、牧は正直どうしようもできないので、とりあえず手出すだけ出して綺麗にワンタッチ取れればいいなぐらいで。
攻撃面に関しても、相手のブロックは自分の対面はでかい人がいなかったので、すかさずそこ打ち抜けたので、自分は簡単にではないですけど、決めきることはできたかなと

──第1セットと第2セットの間で話したこと

そうですね、ちょっとなんですかね、ノリ的な感じもあってほぼふざけてた感じで大事なことだけ話して今のはなしみたいな。
みんなおはようみたいな、やっと起きたねみたいな言ってた

──試合中に声いっぱい出されてたと思うんですけどどういう意識で

そうですね、自分のキャラっていうのもあると思うんですけど、チームにやっぱ冷静な人がいる分、その人たちが指示出してくれて、 自分はそれに、自分も指示出すときはあるかもしれないですけど、 自分は盛り上げ役として、チームが絶対に雰囲気落とさないようにどんな時でも声出してみたいな。自分がチームを上げたら、その分他の選手は指示に出しやすいので、自分だけ盛り上げていければいいかなって感じです。

──明日への意気込み

そうですね。自分、今日サーブがちょっとダメだったので、サーブを一旦取り戻して、勝ちに繋げるような役割としての声かけだったり、スパイクだったりやっていきたいなと思います

【舛本選手】

──今日の試合をふりかえって

1セット目自分が悪い状況でチームメイトが助けてくれたので、2セット目以降は自分の力が発揮できたのかなと思います

──高さのある相手でしたが対策は

ブロック&ディグっていう形でブロックとレシーブの関係をちゃんと計画立てて、それがちょうどはまってたので、それはよかったかなと

──サーブが光った試合でしたが、何か意識したことなどはありましたか

昨日までサーブがちょっと悪くて。で、なんとか調整しようっていうところで練習からサーブが入ってたので、今日はせめて打とうっていう思いがあったので、それでサービスエースが取れたのでよかったかな。

──レシーブも良かった印象があるのですが、何か意識したこととかありますか

日頃の練習から。はい。目線をずらさずに低い姿勢でディグをするっていう練習をしてるので、それが本番に出せてよかったかなと思います

──明日の試合に向けて

自分たちのバレーができれば2冠は達成できると思うんで、頑張っていきたいです

◆試合結果◆

準決勝

〇中大3 (21-25、25-15、25-18、25-23) 1筑波大●

◆お知らせ◆
次戦は6月28日(金)に富山県西部体育センターで行われる対明大戦です。

(記事:佐伯真生、写真:浅野詩多、今村志歩)

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