2026年8月9日 東京都・大井ふ頭中央海浜公園ホッケー競技場 サブピッチ
強い西日のもと執り行われた関東学生リーグ第2戦。初戦で快勝した中大女子ラクロス部が挑むのは昨年、全日本大学選手権大会で準優勝を収めた強豪日体大。序盤から相手に攻め込まれる苦しい展開が続く。第3クオーター(以下、Q)の連続2得点など追い上げを見せるが及ばず、3—8で敗戦を喫(きっ)した。
▲試合前の円陣を組む中大
第1Q、最初のドローを取ったのは日体大。しかしすぐに奪い返し中大オフェンス陣がパスを展開する。小島悠愛(法4)がシュートを放つなど積極的な攻撃を見せるがチャンスを生かせず、逆に相手のペースに持ち込まれてしまう。ゴーリー(以下、G)の山内実咲(商4)も再三にわたってセーブを見せたが、相手のフリーシュートから失点し先制点を許す。その後も攻め込まれる展開が続き、ミスから更に失点。流れを変えられないまま第2Qへ。
得点が欲しい第2Q。なおも相手の激しい猛攻により耐える時間が続く。至近距離からのシュートをGの山内が止めるなど守備が光る場面もあったが、攻撃につなげられず、フリーシュートを与えて失点。中大のリズムをつかめない中試合が進み、最終的に0—4で前半を終えた。
第3Q、中村萌音(経3)がドローを獲得する。内山茉優副将(文4)、河瀨柚花主将(商4)、金子ななみ(商4)にパスをつなぐが、金子のシュートは不発に終わる。再びポゼッションが中大に移り、日体大のしぶといディフェンスを小島と小暮莉佳(商3)のパス回しなどでかいくぐり、最後は内山が左斜めからのシュートを決め、この試合初めて得点を挙げる。
▲シュートを放つ内山
直後のプレーは一瞬だった。松平紗弥(商3)がドローを取ると、すぐさま佐藤凛依(国経3)、河瀨にパスが回り、そのまま河瀨がシュートを決めた。ドローから約10秒での速攻で2点差まで詰め寄り、じわじわと追い上げることに成功する。
▲河瀨の得点を喜ぶ選手たち
次のドローは取れず、しばらく日体大のポゼッションが続くが、中大勢もなんとか日体大オフェンス陣を食い止め、得点までは至らせない。その後中大にポゼッションが移ると河瀨を中心にパスを展開。松平にフリーシュートの権利が与えられるも決められず攻守交代。フリーシュートを防いだ日体大の流れを止めることができず、第3Q終了目前でGの足元を狙われ失点。そのまま第3Qが終わった。このQで中大は点差を3点に縮め、2―5で最終第4Qに入ることになった。
迎えた第4Q、中村がドローに挑むが獲得できず、守りからのスタートに。小暮と山崎陽菜(法3)が1人でいる相手を隅に追い詰めるも、素早いパスで交わされてしまう。そのままシュートを打たれるがGの山内が見事にキャッチし、得点を与えない。次の中大の攻撃はフリーシュートを外し、再び日体大の攻撃に移ると、中大ディフェンス陣は相手選手との1―1のディフェンスが目立つ。日体大オフェンス陣をじわじわ後退させるが、ゴール前にパスが渡りそのまま失点。2―6、またも点差は4点に広がった。
その後は中大がこのQ2度目のフリーシュートを獲得するも得点を奪えず、試合時間は残り5分に。日体大の素早い攻撃に対応できず、2点を失ってしまう。最後に内山のシュートで1点を返すも反撃はここまで。3―8で中大は敗れた。
試合後内山は「ミスが重なって、あまり自分たちのペースで攻め切ることができなかった」と振り返った。次の試合の対戦相手は明治大。「やることに集中して、全員がやるべきことをしっかりとできる試合にして勝ち切りたい」と意気込んだ。連勝中の明治大を止め、勝利をつかみ取れるか。次の戦いに注目が集まる。
◆試合結果◆
●中大3—8日体大〇
◆コメント◆
内山茉優
──今日の試合を振り返って
「ディフェンスは結構はまって取り返せてはいたと思うんですけど、クリアとかオフェンスの部分でミスが重なって、あまり自分たちのペースで攻め切ることができなかったなというのが大きな印象でした」
──自身の得点シーンについて
「1、2Qであまり強気ではいけなくて、ちょうどハーフの時にコーチの丸山さんから、もっとがっつり1on1強気でいけって言われて、1点目は(相手に)しっかり当たられてはいたんですけど、そのまままくってシュートを決めました。2点目も1on1で守り切れたわけじゃなかったんですけど、みんながずらしてくれたところで自分が決め切るつもりでシュートを決めることができました」
──後半開始すぐの2得点だったが、ハーフタイムではどのような話をしていたか
「勝ちたい気持ちが先走りしすぎちゃって今のプレーに戻ってこれていなかったというのをコーチの方から言っていただいて、とにかく今やることだけに集中というのを言われました。あとはこういうの(展開)も切り替えて前向きな気持ちで1本しっかり全員で取りに行こう、オフェンスは1人で攻めちゃってあまりボールが上手く回せていなかったので、ちゃんと6人全員で攻めようという話をしました」
──前回は大量得点の試合だったが、その中で意識したこと
「前回はスペースがあるときはちゃんと1on1で寄ったらさばくっていうのもそうなんですけど、結構後輩たちが強気でしっかり1on1かけてて、点数自体も1人に集中するわけじゃなくて、みんなが数点ずつ取るって形で、みんな自分のやることに集中してしっかりゴール向かっていったところが大量に取れた理由だったかなと思います」
──相手にボールを持たれる展開が続くなかで工夫したこと
「ディフェンスは相手の1on1が上手だったので、なるべく引いて1対1を孤立させずに寄せて守るという戦術でやりました」
──次戦に向けて
「今回の試合は結果はとても残念だったし、学ぶことがたくさんあったんですけど、それにとらわれすぎずにちゃんと明治戦は明治戦でしっかりやることに集中して、全員がやるべきことをしっかりとできる試合にして勝ち切りたいと思います」
◆お知らせ◆
次戦は8月30日(日)に駒沢オリンピック公園総合運動場第一球技場で行われる対明大戦です。
(記事:平井琉偉、本間理央 写真:比留間柚香、平井琉偉、本間理央)
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