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今季初学生規模の全国大会 山本がベスト8ー2020年全日本学生選抜強化大会

11月28・29日 横浜武道館

新型コロナウイルスの影響で春秋リーグ戦やインカレなどこれまで行われる予定だった学生大会が開催できず、久々の公式戦となった今大会。中大女子卓球部からは8人の選手が出場し、工藤夢(文1)、青木千佳(法2)、中村貴莉(文3)がベスト16入り、山本笙子(法4)がベスト8入りとなった。


▲ベスト16入りと健闘した青木

予選リーグではエース山本、1年生で唯一選抜された工藤をはじめとし、青木、中村、大川千尋(文2)の5人が突破するも、前年度全日本7位の梅村優香(文3)が1勝1敗の2位で予選敗退するまさかの展開となった。

▲惜しくも予選敗退となった梅村

2日目に行われた決勝トーナメント1回戦では、大川が健闘もむなしく三條(青学大)にストレートで敗北。山本と工藤は3-1、青木と中村はストレートで勝利し順調に駒を進めた。

続く2回戦は工藤、青木、中村が敗退となった。青木は「勝てる試合だったので悔しい」と思いを吐露。今大会が大学入学後初めての公式戦となった工藤は「緊張はしたが挑戦者だという気持ちで、上に上がっていくにつれ楽しんでやれた」と手応えをつかんだ。1年生ながら健闘を見せた工藤の今後の活躍に期待したい。


▲「サポートしてくれた周りの人・親への感謝の気持ちを胸に大会に挑んだ」(工藤)

唯一2回戦を勝ち上がった山本は、続く準々決勝で「対戦成績はあまり良くなかった」と苦手意識を持つ上田(愛工大)と対戦。第1ゲームを6-11で落とし、第2ゲームは5-10から4本連取で9-10と猛攻を見せたが、あと一本及ばずこのゲームを逃す。第3ゲームこそ粘りを見せデュースへ持ち込むが、結果は12-14とストレート負けを喫した。「技術面、体力面、メンタル面での課題が見つかった」と今大会を振り返った山本。この収穫を次につなげたいと全日本での優勝を目標に掲げた。


▲「目標のベスト8を達成でき、試合感覚を戻す意味でもいい大会となった」(山本)

今大会は「久々の試合は楽しかった」(山本)と卓球の楽しさを再確認し、感覚を取り戻す場となった。今回浮き彫りになった課題を改善し、今月の関東学生選手権、また1月の全日本では躍動したプレーが見られることを願う。

◆大会結果◆

ベスト8=山本笙子

ベスト16=工藤夢、青木千佳、中村貴莉

ベスト32=大川千尋

予選敗退=梅村優香、伊藤佑希子(文2)、竹内嘉菜(法3)

◆お知らせ◆

次戦は12月13・18日に行われる関東学生選手権です。駒沢屋内球技場(13日)、所沢市民体育館(18日)で無観客開催されます。18日のみ「ラボライブ」様によりライブ配信が行われる予定です。

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部