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小島が前半でハット達成!前節に続き4得点で2連勝ー関東大学サッカーリーグ 2部 第10節 対産業能率大

2021年6月20日 会場非公開

▼スタメン

GK

坪井湧也(商4)

DF

青木奏人(法2)

牛澤健(経2)

新井秀明(経4)

岡井駿典(法3)

MF

田邉光平(法2)

豊田歩(総3)

髙岸憲伸(文4)→坂本康汰(経2)

FW

小島偉央(商4)→鎌田蓮(法4)

山﨑希一(経2)→鈴木翔太(文3)

有田恵人(文2)→矢尾板岳斗(商2)

 

試合結果

○中大4―2産業能率大●

得点者:小島(前半11分、前半15分、前半41分)、田邉(後半20分)

前節関東学大に大量4得点で勝利して勢いに乗る中大は、今節も序盤から前線で積極的にプレスを仕掛けて主導権を握る。前半11分、相手がバックパスでボールをGKまで下げたところで、ウイングの山崎と有田がすぐに反応。プレスで相手を追い込み、最後は小島がペナルティエリア手前でGKのパスをカットし、無人のゴールへ流し込んだ。「開始15分は前プレで行こうっていう話をしていて、いい形でキーパーからのパスをかっさらうことができたかなと思います」(小島)

▲得点後、喜び合う選手たち(左から有田、小島、豊田)

そのわずか3分後には山崎が左サイドの敵陣中央で倒され、FKを獲得。キッカーの高岸が高いクロスを上げ、ファーサイドの牛澤が頭で合わせる。すると、「誰かが競った後のボールっていうのを常に狙っていた」(小島)。その言葉通りゴール前で待ち構えていた小島が、左ポストに当たってはね返ったボールを左足で押し込んで追加点を挙げた。

▲左足でシュートを放ち、2点目を奪った小島

その後も果敢に攻撃を仕掛ける中大。同23分、敵陣浅い位置で田邉からパスを受けた有田が、髙岸とのパス交換で相手をかわす。ペナルティエリア手前に持ち込んでミドルシュートを放つも、これはわずかに枠の上へ外れてしまう。

同25分には山崎が素早いプレスを掛けてボールを奪うと、付近の有田がこぼれ球を収めてペナルティエリア中央へグラウンダーのパスを供給する。走り込んだ小島が左足で合わせるが、これも枠をとらえられない。

決定機を決めきれずにいると、同31分にCKから失点を許してしまう。それでも、前半終了間際には左サイドからの攻撃でチャンスを演出。山崎がペナルティエリア左へ浮き球のパスを送り、走り込んだ高岸がヘディングで中央へそらす。最後は待ち構えていた小島が滑り込みながらのシュートでゴール左へ突き刺し、ハットトリックを達成。今季7点目となるゴールでリードを広げた。

▲ゴールを決めてガッツポーズをする小島、得点ランキングで単独首位に浮上

後半に入っても試合は中大ペース。後半10分には、有田が前半と同じような形で高岸と連携し、ペナルティエリア内へ抜け出す。左足でシュートを放つが、相手に至近距離でブロックされてしまい、得点には至らない。

しかし、迎えた同20分に決定機が生まれる。田邉がディフェンスラインの裏へ針の穴を通すような正確なスルーパスを送り、鈴木が抜け出してボールを受ける。鈴木は鋭い切り返しで相手をかわし、左足でグラウンダーのクロスを入れると、パスを出してからゴール前に詰めていた田邉が合わせてネットを揺らし、試合を決める4点目を奪取。「翔太君(鈴木)は1対1が強みで絶対にかわしてくれると信じていて、(自分が)マイナスに入った時にいいボールが来たので決められて良かったです」と、ゴールシーンを振り返った。

▲今節得点を挙げた二人(左:小島、右:田邉)

その後は1点を返されるも、うまく選手を入れ替えながら残り時間を消化。2点のリードを守り切り、2連勝を飾った。

これで勝点が「19」へと積み上がり、順位を一つ上げて2位に付けた。現在、首位から5位までの勝点差はわずかに「3」。次節も確実に3ポイントを奪取し、3連勝で上位の混戦から一気に抜け出したい。

 

▼試合後コメント

小島

―最近のご自身の調子と言うかこの得点力に関して

自分は正直点を取るしかここにいる意味はないと言うか、点を取ることが本当に仕事だと思っているので、得点面では100点ではないですけれどもチームに貢献できているかなという風に思っています。

―首を振る回数が多いのはやはり周りのチームメイトの動きだったり、セカンドボールへの意識の表れか

そうですね、周りが開けてくれたスペースだったり、裏のスペースを常に狙っているので、やはり試合中は常に意識しているところではあります。

―次節以降への意気込みを

勝ちましたけど、まだまだ単独首位ではないですし、混戦が続いているので抜け出すために常に勝点3を積み上げ続けていければいいなと思います。個人的にもそのために点を取っていければと思います。

 

田邉

―もう1点が欲しい時間帯に自分が決められたというのは精神的にも数字としても大きいか

後半入る時に次の1点が大事だと意識してプレーできていたので、そこで自分が点を取ったというのは本当に良かったと思いますし、自分のところでも点というのは意識しているので取れてよかったです。

―次節以降の意気込みを

結果を出していかないと本当に生き残っていけないポジションだと思うので、今後次の1試合をしっかりと勝って、3連勝で(前期)リーグ戦を終えられるようにやっていきたいと思います。

 

佐藤監督

―全体の評価としては

2連勝したということは、素直に嬉しいですし、ただその前が引き分けとか負けとかだったのでやっと中大らしいしっかりとしたボールが回って得点できているっていうのは、守備からしっかりやってっていうのはすごく評価できると思います。

ただ2失点のところは安易なので、そこはもう少しチームの中で修正しなければいけないと思います。

―東洋大に逆転で負けた時とは違い、点を取られても主導権を渡しませんでした

そうですね、チームのやり方として「粘り強くみんなで走って守るんだよ」っていうところの具体化は選手たちが決めてやっていて、それがしっかりとできつつあるので、それが結果として出たところは良かったと思います。やっぱり東洋戦を反省して、我々のサッカーっていうのは「どうやっていけばいいんだ」っていうのを結構ミーティングしました。精神面も含めてやっぱり勝つためには「走る」、「戻る」、「出る」そういうところを意識して、今はあれ以上、倍ぐらい走っているんじゃないかなと。そうするとやっぱり一人一人も走れるようになっていっているので、それはやっぱりチームにとって前向きになっているという感じがします。

―次節の意気込みお願いします

自分たちが何をしてどうやって勝つかって言うのがやっぱり見えてこないと。それが「なんだ」という感じになるとやっぱり弱くなってきちゃうので。そこの統一感は出てきている。「だからダメだったんだ」、「だから2失点したんだ」っていうのは見えていると思うので、そこは修正が効いていくと思います。今後も是非期待を寄せてください。

 

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記事・写真:「中大スポーツ」新聞部