2021年9月12日 会場非公開
8月14日に開幕予定だった「第33回関東学生ラクロスリーグ戦(男女)」は、関東地方の新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を受け、延期が決定。中大はこの日をようやくむかえることができた。対戦相手は国士館大。中大は21-5という結果で、今年初めての公式戦で見事勝利した。
「今日は(今年)初めての公式戦だったので緊張したんですけど、点数を決められて勝利に貢献できたので良かったです」と武藤七海(商4)が試合を振り返ったように、わずか開始1分で佐藤亜美(文4)が早くも先制点を取ると、それを皮切りに市川千陽(商4)、武藤、佐藤自身もそれに続き得点を重ねた。その後も、ゴール前で後藤七海(商2)から素早くパスを受け取った廣嶋彩香(法4)がシュートを決める。その後相手に初得点を許すも、すぐさま松島穂乃加(法3)がシュート裏から回り込みゴールを決め失点を取り返した。早くも第1クオーター(以下Q)で中大は6-1と大きくリードした。
第2Qは佐藤、岡野内美紀(法4)、下嶋咲紀(文3)が連続で得点を決め8点リードとなるとここで国士舘がタイムアウトを取る。仕切り直した直後に1点取られるも、相手のファウルによるフリーシュートで武藤、市川が得点を決めた。第2Qで11-2とリードをさらに広げ前半を終えた。
▲全力で走りゴールへ向かう遠藤
第3Qでも後藤、佐藤、市川が得点を連続でとる。「練習で自分が不調で周りに迷惑をかけたんですけど、その分今日シュートが入ってホッとしています」と市川は不調を乗り越えハットトリックを達成した喜びを語った。しかしその後、国士舘に3点連続で失点を許してしまう。今まで連続で点数を取られることがなかったため、急に試合の流れが変わったように思われた。それでも、14-5とリードしたまま、第4Qへと向かった。
そして迎えた第4Q。開始1分で廣嶋が得点を取り好調だった相手の流れを断ち切ると、遠藤育子(商3)、松島が連続で得点を重ねる。その後フリーシュートで後藤、その後松島、下嶋もさらに得点を決めていく。そして終了間際にふたたび後藤がシュートを決め、試合終了。結果は21-5と快勝。第4Qでは最後まで攻めの姿勢を崩さず7点連続で得点を決め、第3Qの不安を一気に払拭させた。
▲勝利し喜びの表情を見せる選手一同
今後の意気込みを聞くと後藤は、「2回しかない試合を全部勝ちきって目標である1部昇格できるように頑張りたいと思います」と1部昇格への思いを語った。また、佐藤は「次の試合は今回の相手より強いと思うので、次の試合までに訂正して、中央らしいプレーをしたいと思います!」と明るく答えた。予選ブロックは残り1試合。次も彼女たちの活躍が見逃せない。
◆試合結果◆
◯中大21 (6ー1、5ー1、3ー3、7ー0)ー5 駒大●
(記事:石坂明日香、写真:鈴木佐和、石坂明日香)