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フルセットの激闘の末、東海大に勝利しベスト4進出!―第74回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会ミキプルーンスーパーカレッジバレー2021

2021年12月3日 会場非公開

スタメン

3WS 鍬田憲伸(法4)

19MB 山根 大幸(商1)

8WS 佐藤篤裕(法3)

11WS 藤原直也(経2)

18OP 山﨑真裕(総1)

4S 伊藤洸貴(経4)

16Li 山本涼(経2)

インカレ3日目を迎えた中大はベスト4の座をかけて、東海大と対戦した。「東海と試合やってきた中で1番強かった」(鍬田憲伸・法4)1セット目を落とし、終始相手を追う苦しい展開が続くも、「特に焦りはなかった」(伊藤洸貴・経4)と、あくまで冷静に点数を重ね逆転勝利。準決勝に駒を進めた。

▲強烈なサーブを打とうとする藤原直也(経2)

第1セット、序盤の相手の猛攻に対応しきれず、不安定な立ち上がりに。「アタッカーに振るようなトスになってしまった」(伊藤)中大の攻撃が続かず、流れを奪われてしまう。中盤以降、なんとか中大のペースを取り戻すも間に合わず、22−25で東海大の逃げ切りを許した。

続く第2セット、1セット目の結果を引きずらず、切り替えて試合に臨む。「ミドルが高くてクイックが強い」(佐藤)東海大の選手たちに対しブロックポイントを連発。終始良い雰囲気のまま終盤に4連続得点を決めて25−20。

▲喜びを爆発させる選手たち

続く第3セット。「1、2セット目は自分がマークされて苦しい展開が多かったが、3セット目以降はしっかり対応できて打ち切ることができた」。(鍬田憲伸・法4)の言葉通り、乱れた二段トスを決めきるなど活躍を見せる。しかし、東海大も簡単にセットを渡してはくれない。終盤の怒涛の追い上げに屈し、26−28で3セット目を落とした。

譲れない第4セット。1セット目と同様東海大が確実に得点を重ね、点差が大きくついてしまうも、「コートの中だけじゃなくてベンチも全員が諦めてなくて絶対勝つって気持ちがあった」(佐藤)と全員が勝利のことのみを考え、試合を戦った。3セット目とは対照的に中大が追い上げ、セットポイントでは澤田晶(総1)のスパイクが刺さり、25−23。第5セットに繋いだ。

第5セット目は、4年生エース・鍬田の活躍が目覚ましかった。スパイカーとしての活躍はもちろん、サービスエースや1枚ブロックで相手を抑えチームを勝つ方向に引っ張るプレーを見せる。4年生の背中をみた3年生の佐藤が15点目を決め試合終了。中大のベスト4が決定した。

▲エース鍬田

準決勝の相手は秋季リーグ王者の早大だ。センターコートでの中大の戦い方に注目したい。

◆試合結果◆
〇中大3 (22-25、25-20、26-28、25-23、15-12)2東海大●

(記事・写真:小野澤美優)