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最後まで粘るもあと一歩及ばず…痛恨の今季2敗目─関東学生ハンドボール春季リーグ戦 対東海大

2022年5月1日 立教大学新座キャンパス

春リーグを3勝1敗で迎えた第4戦。東海大相手に前半から果敢に攻めるも、後半は中大の武器であるディフェンスからの速攻でミスを連発。インカレ王者として痛恨の今季2敗目となった。

▲シュートを放つ蔦谷大雅(法4)

試合早々から点を取り合う展開となった。6-6で迎えた前半10分、泉本心(法2)のシュートを筆頭にエース蔦谷大らの速攻で点を重ね4点差をつけるも、タイム後には相手に3連続得点を許してしまう。その後、再び泉本のシュートで中大に流れをつくると、GK野上遼真(総3)もセーブを連発し、13-9まで差を広げた。しかし、「ディフェンスがピリッとしていなくて、守れないから乗れなかった」と実方智監督が語ったように、5-1ディフェンスで守りに入るもその後は相手の速攻攻撃が連発。16-16と同点で前半を終えた。

▲果敢にシュートを狙う中島海(経4)

後半は青雅俊(文4)が開始直後に先制点をきめリードするも、その後は点を取っては取り返され、思うように差を広げられない試合が続いた。速攻を何度も試みるも、相手のディフェンスにより中大はなかなか点を決めきることができない。そんな中、試合前のミーティングで打たせないようにと警戒していた相手校のエースに次々とシュートを決められ、後半20分で相手に逆転リードを許してしまう。それでも中大は最後まで粘りの攻守を続け、池間飛勇(文3)や青らがシュートを決めるも、惜しくも相手に追いつくことができず31ー33で試合を終えた。

今回の試合を終え、野上は「大事なところで点を決めきることができなかった。また、(マークしていた選手に)何本か打たれてしまったので、そのような守るべきところで守ることが一番重要だと感じた」と振り返った。また実方監督は、「うちの1,2(蔦谷、伊禮)がなかなかいない状況で勝つためには最後はやはりディフェンス力が必要。来週はディフェンスを頑張れと試合後に選手に言いました」と今回の敗因を語った。

次の早大戦では今回の反省点を生かし大会4勝目となるか。春リーグ優勝へ向け「ディフェンスからの速攻」を武器に確実に勝利が欲しいところだ。

◆試合結果◆
●中大31 (16-16、15-17)33東海大〇

◆コメント◆

野上選手

──今日の試合を振り返って
大事なところで点を決めきれず、(相手のディフェンスで)止められた後の逆速攻とかで点数を結構取られてしまったので、それがなかったら勝ち切れたんじゃないかなと思います。

──相手の印象
東海大は、左利きのエースの選手が上手いということをあらかじめミーティングで話していて、なるべくその人に打たせないようにと言っていたのですけど、やっぱり何本か打たれてしまったので、そういった守るべきところで守るということが一番重要だったなと今日の試合で感じました。

──次戦へ向けて
次もまた、でかくて上手い人がいるので今日の反省点を生かして、あたるべきところで当たって、しっかり勝ち切れればいいなと思います。

 

(記事:小幡千尋、写真:松岡愛莉)

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