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西舘好投も初戦を落とすー東都大学野球秋季リーグ戦 対国学大1回戦

2022年 9月10日 ZOZOマリンスタジアム

チーム 1 2 3  4 5 6  7 8 9 10 =RHE
国学大 0 0 0  0 0 0  0 2 0 3  = 561
中 大 0 0 0  0 0 2  0 0 0 0  = 24 2

[中]西舘、大栄ー綱川
[国]武内、坂本、補茂ー神里、立花
[本]柳館(10回3点)

◆スタメン◆
1[指]繁永  晟(商1=大阪桐蔭)
2[遊]石井  巧(文3=作新学院)
3[中]森下 翔太(商4=東海大相模)
4[一]北村 恵吾(商4=近江)
5[右]皆川 岳飛(経1=前橋育英)
6[指]髙橋 隆慶(文3=明秀日立)7[三]中前 祐也(法3=浦和学院)
8[捕]綱川真之佑(経1=健大高崎)9[左]根本 翔吾(商3=習志野)P   西舘 勇陽(法3=花巻東)

 

開幕カードで勝ち点を掴み幸先の良いスタートを切った秋の中大。ZOZOマリンスタジアムで開催となった国学大1回戦の初戦を取り、このまま上昇気流に乗りたいところであったが、2点リードの8回裏に同点に追いつかれると、延長10回表に国学大3番の柳館に3点本塁打を浴び、悔しい敗戦となった。

先発の西舘、今日も完成度の高い投球を見せた

中大の先発は西舘。ここまで14回を投げて自責点はわずか1と好投を続ける右腕がこの日も好調。140㌔中盤〜後半の真っ直ぐに加え、今日は変化球を多めに織り混ぜながら国学大打線を寄せ付けない。4回までノーヒットピッチング、5回に安打を許すもののスコアボードには0を並べていく。

周囲の期待も高い3年生の根本が今秋初スタメン

援護したい打線の前に武内(国学大)の巧みなピッチングが立ちはだかる。4回は2死一、三塁で綱川に打席が回るも、2ストライクと追い込まれると最後は変化球、バットは空を切った。西舘に負けじと武内も好投を続け5回までは互いに0行進で前半戦を折り返す。

試合が動いたのは6回裏、北村、髙橋の四死球でチャンスを作ると中前が左中間を破る適時二塁打で2点を先制、頼れる男が均衡を破るタイムリーを放ち、西舘に貴重な2点をプレゼントした。

均衡を破る先制の適時二塁打を放った中前

7回まで完璧に抑えていた西舘。勝ち筋が見えてきたかに思えた8回裏であったが、白星はその右腕から滑り落ちていった。1死から田中大(国学大)に適時打を許すと、代打仲村(国学大)にはうまくバットを合わされ左前適時打に。この回2点を失い、試合は振り出しに戻る。西舘は後続を抑え、9回2失点と好投も互いに得点は奪えずタイブレークに突入。粘りを見せたい中大、しかし10回表、この回から登板の大栄陽斗(商3=仙台育英)が国学大3番柳館に痛恨の3点本塁打を浴び、2-5で敗戦。大栄は1球に泣いた。清水監督は「細かい守備のミスが西舘に負担をかけた。守りをしっかりしないと」と悔しさを滲ませた。

▲タイブレークにより厳しい場面からの登板となった大栄、一球に泣いた

「諦めたら東都では生きていけないんで」試合後、国学大の鳥山監督の語ったこの言葉に、東都の恐ろしさと面白さが詰まっている。戦国東都で勝ち抜くためにも、明日の試合は落とせない。

 

◆試合結果◆
●中大2 - 5国学大○

 

◆お知らせ◆
次戦は9月11日(日曜日)にZOZOマリンスタジアムで行われる対国学大2回戦です。

(記事:竹内賢心、写真:鈴木佐和、為谷楓太、志水恒太)

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