2024年６月27日～６月30日 新潟・デンカビッグスワンスタジアム
新潟県のデンカビッグスワンスタジアムで４日間にわたって開催される第108回日本陸上競技選手権大会・第40回U20日本陸上競技選手権大会が本日６月27日に開幕した。初日は柴田大地（文２）が3000m障害に出場し、中大記録を更新する好タイムで２位を獲得した。また、明日行われる決勝種目にも複数の選手が進出を決めた。
男子3000ｍ障害決勝に浦田優斗（経４）、柴田大地（文２）の２名が出場し、柴田が自己ベストを大幅に更新する好タイムをマークし、２位を獲得した。また、柴田の８分24秒68は、日本歴代８位、学生歴代２位、中大記録更新と記録づくしのタイムとなった。エントリー段階での順位は18位だったが、「失うものはない、潰れたとしても全部前で行きたい」と、スタート直後から先頭集団でレースを進めると、最後まで先頭に付き、そのままフィニッシュ。レース後にはガッツポーズも飛び出し、昨年のU20日本選手権で１位を獲得した3000m障害で再び表彰台に上がった。来年東京で開催される世界陸上について問われると、「日本選手権はやはり通らないといけない道。最後の障害で差ができてしまい、詰められない甘さは出たが、まだまだ勝負できるなという感触があった。次につながる走りでもあったかなと思います」と語り、さらに上へ目を向けていた。浦田は東海大記録会以来のレースとなり、自己ベストには及ばなかったが復調の気配を見せた。関東インカレ後の練習は順調に継続しており、「質、量ともにある程度のものができていると思う」と現状を明かした。
▲２位でゴールし喜びを表す柴田
▲15位でフィニッシュした浦田
トラック種目での先陣を切ったU20女子1500m予選では中大から澤村里桜菜（商１）が出場。集団の後方からスタートしラスト一周で巻き上げを狙うも、差を縮めることはできず組８着、続くU20女子400m予選に出場した小野田菜七（文１）も力及ばず組７着でどちらも予選敗退となった。
U20男子400ｍH予選には関東インカレで惜しくも準決勝敗退した酒井大和（法２）が出場。序盤から快走ぶりを見せ、２着でゴール。明日の決勝へ順調に駒を進めた。同組１位の選手とは僅差でゴールしたことから、結果に期待がかかる。
▲快走ぶりを見せた酒井
Ｕ20男子200ｍ予選には中大から植松康太（総１）、山下遥也（商２）、渡邉慧（経１）の3名が出場した。中でも２組に出走した植松は序盤からトップの走りを見せ、見事１着でゴール。明日の決勝に駒を進めた。
▲組トップでゴールし関東インカレでも結果を出した植松
U20男子三段跳決勝では、工藤匠真（法１）が１回目で出した14m92で５位に終わった。２回目以降記録を更新できず悔しい表情を浮かべたが、これからの活躍が期待できるような結果だった。
▲勢いよく飛ぶ工藤
女子400m予選には、飯田景子（法４）と吉永葉月（文２）が出走した。１レース目、飯田が序盤から安定した走りを見せ２着でゴール。見事決勝に進出した。続く２レース目では吉永が奮闘するも、中盤ランキング上位の選手に抜かされ、４位でのフィニッシュ。惜しくも予選敗退となった。
▲安定の走りをし２着でゴールした飯田
▲惜しくも予選敗退となった吉永
男子1500m予選２組に出場した寺田向希（文１）は、１組目より速いペースで進んだレースで先頭集団に喰らい付き、６着でフィニッシュ。明日の決勝進出を決めた。
▲好記録でゴールした寺田
◆試合結果◆
U20女子1500ｍ予選
２組
⑧澤村里桜菜（商１）4.32.55
U20女子400ｍ予選
１組
⑦小野田奈七（文１）57.54
U20男子400ｍH予選
１組
②酒井大和（法２）51.01（決勝進出）
U20 男子三段跳決勝
⑤工藤匠真（法１）14.92
U20男子200ｍ予選
２組
①植松康太（総１）21.02（決勝進出）
３組
⑤山下遥也（商２）21.48
４組
⑧渡邉慧（経１）21.92
女子100ｍ予選
５組
⑤佐藤美里（文３）12.11
U20女子100ｍ予選
１組
⑧堀下結愛（文１）12.40
女子400ｍ予選
２組
②飯田景子（法４）54.77（決勝進出）
３組
④吉永葉月（文２）55.21
男子1500ｍ予選
２組
⑥寺田向希（文１）3:44.39（決勝進出）
男子3000ｍ障害決勝
②柴田大地（文２）8:24.68
⑮浦田優斗（経４）8:49.11
（記事・写真：遠藤潤・功刀萌恵・琴寄由佳梨・村野風珈）
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