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中大バスケで最後まで戦い抜いたが、惜しくも1回戦敗退。─ 第77回全日本大学バスケットボール選手権大会

2025年12月3日 横浜武道館

秋リーグで味わった悔しい9位。その雪辱を胸に挑んだインカレ初戦は、7月に行われた新人インカレを制した日本経済大との対戦。チームの主力である#1久岡賢太郎(商4)と#33カッター勲生(法3)の二人を欠きながらも、前半はリードして折り返す堂々の戦いぶり。5点ビハインドで迎えた第4Q、同点に追いつくも、最後の数プレーで流れを掴みきれず、2点差で無念の敗戦。こうして、日本一を目標に挑んだインカレは初戦敗退という結果に終わった。

スターター

#5石口直(文3)、#15坂口大和(商3)、#42山崎紀人(商4)、#55板倉怜弥(文2)、#77宮内柊人(商4)

第1Qは日本経済大にジャンプボールから先制を許した直後、キャプテン宮内が3点シュートを沈める。山崎と坂口を中心に得点を重ねていくが、相手も取り返す、一進一退の攻防が続いた。しかし終盤に連続得点を許し、#11三谷拓夢(商1)や#7平原侑真(商1)がシュートを放つも決まらず、3点ビハインドで第2Qへ。


▲シュートを狙う坂口

第2Qは、日本経済大にロングパスからの速攻を決められ、主導権を握られる。一方中大はファールが溜まる苦しい展開に。しかし、平原が連続3点シュートを沈め、チームに流れを呼び戻す。この勢いに乗り、#3高山鈴琉(商3)と山崎の連携プレーで逆転に成功。流れを変えたい日本経済大がタイムアウトを取るも、石口が3点シュートを含む7得点と攻撃を牽引し、相手に付け入る隙を与えなかった。中大はリードを保ち、42ー38で前半を終えた。


▲ドリブルをする石口

しかし第3Q開始早々、日本経済大に2本のシュートを沈められ同点に追いつかれてしまう。第3Q を通してパスをつなぎ、懸命に得点を狙うもなかなか決めきれない苦しい展開が続く。#22島﨑輝(商4)がゴール下で日本経済大のシュートを阻むなどディフェンス面で活躍を見せるが、計3本の3点シュートを許し、点差は徐々に開いていき、5点ビハインドで最終Qへ。

平原のアリウープで始まった第4Q 。山崎のフリースロー、島﨑の3点シュートで流れをつかみ、日本経済大にタイムアウトを取らせることに成功。タイムアウト明けも流れを奪われることなく、坂口がドリブルで相手をかわし、そのままシュートを決め切り逆転。しかし終盤にさしかかった頃、日本経済大に2本の3点シュートを決められ再度逆転を許してしまった。最後まで積極的にシュートを放つもリングに拒まれてしまい、69-71で試合を終えた。

▲シュートを打つ宮内

試合後キャプテンを務めた宮内は「リーグ戦からなかなか人が揃わない状況が続いて、苦しい状況が続いた中で、言い訳せずに最後まで戦い抜けたことはすごく大きな成長にもなりました」と振り返った。日本一・インカレ優勝の夢を後輩に託し、中大バスケ部の今シーズンが終わりをむかえた。

◆試合結果◆
●中大 69-71 日本経済大〇
(17ー20、25ー18、8ー17、19ー16)

◆コメント◆
宮内
──主将を務めた今年一年を振り返って

今シーズンは本気でインカレ優勝できるチャンスがあると思っていて、そんないいメンツがいるチームのキャプテンをすることができて本当に光栄でした。リーグ戦からなかなか人が揃わない状況が続いて、苦しい状況が続いた中で、言い訳せずに最後まで戦い抜けたことはすごく大きな成長にもなりましたし、後輩たちは経験を積めたと思っています。結果としてはあまりいい成績を残せたわけではないですが、来年からも良い伝統を引きついでインカレ優勝して欲しいです。

──印象に残っている試合

印象に残っている試合は二巡目の筑波戦です。去年は入替戦回避をかけた試合で筑波に負けてしまい、気持ちの部分で相手の方が上回ってたと思います。今年は入替戦がかかっている大事な試合で勝ち切ることができたことはすごくチームとて成長した部分だなと思いました。

──後輩たちにメッセージ

今年やってきたことは間違っていなかったし、四年生の実力不足で負けた試合が多かったので、今年の結果は気にせずに、また1から日本一を目指して欲しいと思います。

(記事、写真:藤野真紘、佐渡原菜結)

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