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【箱根駅伝】往路3位「よくやった」藤原監督は復路へ自信「吉居も残している」ー第102回東京箱根間往復大学駅伝競走往路

2026年1月2日 東京・大手町〜神奈川・芦ノ湖
全日本大学駅伝を2位で終え、優勝を目標に挑んだ中大。往路は前半に藤田大智(文3)、溜池一太(文4)、本間颯(経3)の上級生3人を揃えて挑んだ。1区藤田が区間新記録を出すと、2区エース溜池も城西大にトップは譲ったものの、 2位を死守。昨年に続き3区に出走した本間は、2度目の区間賞を獲得した。続く岡田開成(法2)も中大新記録の走りで、トップのまま5区柴田大地(文3)に襷(たすき)を渡す。柴田は上りで早大、青学大にかわされるも、下りでは粘りの走りを見せ、堂々の3位でフィニッシュ。翌日の復路への期待が高まる結果となった。

(記事:琴寄由佳梨、土屋日向 写真:松岡明希、野村真、浅野詩多、塚越香都、斎藤さくら、渡邉咲衣、大日方惠和、村野風珈、佐渡原菜結、紀藤駿太、手代木幸、福田菜緒、橋本唯花、山口周起、日原優、伊藤凛音、高橋美帆、比留間柚香、国広直秀、日向野芯、大畠栞里、酒井奏斗)

◆大会結果◆

①青学大 5時間18分08秒

②早大 5時間18分26秒

③中大 5時間19分44秒

1区 21.3km 藤田大智(文3)1時間00分37秒 区間2位
2区 23.1km 溜池一太(文4)1時間6分6秒 区間6位
3区 21.4km 本間颯(経3)1時間00分8秒 区間1位
4区 20.9km 岡田開成(法2)1時間00分37秒 区間2位
5区 20.8km 柴田大地(文3)1時間12分16秒 区間11位

▲集団を引っ張る藤田

1区には当日変更により藤田大智(文3)が出走。1時間0分37秒で区間記録を更新する快走を見せた。スタート直後から集団を引っ張り、ハイペースな「狙い通り」のレース展開に。中盤では青木(国学大)が引っ張る集団の中でレースを進め、ラストスパートで川﨑(関東学生連合)らを突き放し2番手で襷(たすき)を繋いだ。直前まで調子が上がらず不安がある中でも持ち前の度胸の強さを発揮し、見事な走りで中大の勢いを作った。レース後、タイムは求めていた以上出たとするも、「最後負けてしまったので悔しい」と2度目の箱根路を振り返った。

▲トップに躍り出る溜池

続く「花の2区」を任されたのは前回大会に引き続き溜池一太(文4)。「昨年2区で区間9位だったので、絶対に区間賞を取ってチームの優勝に貢献したい」と意気込み臨んだ最後の箱根路。中継所で20秒あった国学大との差は1km弱で詰め、そのまま逆転。「65分40秒あたりを目標にしていた」と語ったように序盤からハイペースで先頭を追った。中盤、キムタイ(城西大)や山口(早大)が猛追し、苦しい表情が浮かぶ中でも、残り3km付近から持ち直した。藤原監督も「1年間で成長してきたと感じた」とエースの意地の走りを讃えた。

▲2年連続の区間賞を獲得した本間

3区に出走した本間颯(経3)は、他大を寄せ付けない圧倒的な走りで2年連続の区間賞を獲得した。城西大と43秒差で襷を受け取ると、11km手前でトップに躍り出る。「苦しいところでよく粘れた」と自身でも手応えを感じる走りで最後までトップを駆け抜けた。しかし自身の走り、また全体の結果には「嬉しさ半分、悔しさ半分」と振り返り、復路での挽回に期待を寄せた。藤原監督も「さすが」と舌を巻く本間の活躍は、来年のエース誕生を予感させるものとなった。

▲給水で笑顔を見せる岡田(左)

「準エース区間」とも呼ばれる4区を任されたのは岡田開成(法2)。昨年の7区から2年連続の出走となった。3区本間からトップで襷を渡されると、持ち前の積極的な走りをみせ、区間2位の力走。4区中大記録を大きく更新する1時間00分37秒のタイムで首位を維持し、観客を熱狂させる走りとなった。レースを振り返って「監督の設定タイムよりは早かったので期待通りの走りはできたが、監督の期待をもっと裏切れるような走りをしたかったので、そこは後悔している」と結果への貪欲な姿勢をうかがわせた岡田。レース後、藤原監督は、「長い距離を駅伝で走れたことがなかったが、自信になるレースになったのではないか」と岡田を称えた。明日の復路での逆転優勝はできそうかという問いに対し、「大丈夫、信じている」とチームへの絶対的な信頼を口にした。

▲ゴールする柴田

5区山登りへの襷を受け取ったのは、全日本大学駅伝で4区区間賞を獲得した柴田大地(文3)。後方からは、3年連続5区を走る早大・工藤慎作と青学大の絶対的エース黒田朝日が迫る中でのレースとなった。10キロ手前、工藤に逆転を許し、2位に後退。13キロ過ぎの地点では、驚異的な区間新記録を樹立した黒田の猛追によりさらに順位を落とし、3位で芦ノ湖へと姿を見せた。区間11位となり、途中険しい表情を見せながらも下りに入ると粘りの走りをみせた柴田。「追いつかれたあと対応して下りで勝負っていう所をプランとして考えていたので、全くそこが対応できなかったのは、二人(黒田・工藤)の強さというところと、自分の現状の力が足りなかったのかな」と悔しさをにじませた。「往路優勝が見えた中で1分30秒以上の差をつけられてしまったところは申し訳ないが、復路も強いメンバーが残っているので、総合優勝を目標に1秒でも前を追ってほしいと思う」と明日出走するチームメイトへの思いを語った。

 

今日の走りを100点満点で評価すると「95点。柴田のところで1分20秒設定よりも遅れてしまったところはあったが、結果論であり、よくやったと言ってあげたい」と穏やかな表情で語った藤原監督。明日の復路へ向けて「今年は復路に吉居も残している。下りが終わった時点で、2分ぐらいで終えられていれば7区、8区、9区で大逆転は十分に可能だと思うので、10区大手町で1歩でも前でゴールして優勝したいなと思っている」と語り、総合優勝への意気込みを十分に感じさせる姿勢だった。

◆お知らせ◆
復路は明日1月3日8時に号砲を迎えます。

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