2021年11月27日 八王子市上柚木公園陸上競技場
毎年、オリンピック出場選手や実業団など、国内屈指のランナーが多数出場する本大会。中大からは10000m第6組に吉居大和(法2)が出場。序盤、飛び出す形でスタートを切った吉居だったが、後半は思い通りの走りができず、29分23秒76で32位という結果に終わった。
▲序盤、前でレースを進めた吉居
「(6組は)一番速い組だったので、日本人の先頭についてどこまで粘れるか、というところだった」(吉居)と語るように、スタートから積極的に前に出た吉居は1周目を全体の5位で通過。その後は外国人ランナーがレースを引っ張っていく形となり、吉居は粘り強くついていく。しかし「3000m付近から足が少し気になり始めた」と話すように6周目付近から遅れをとった。5㌔を約14分で通過するも、その後もペースは上がらず周回遅れとなり、全体32位と苦しい走りでのフィニッシュとなった。
▲多くの実業団ランナーが出場。日本人学生は吉居ひとりだった
今回のレースについて吉居は「練習もしっかりできていて、力もついてきていると思う。まだ少し体幹の弱さや体の細かい部分の使い方が上手くできていなく、それが足に出てしまった」と振り返った。また、1カ月後に迫る箱根駅伝については「今回の課題をしっかりと修正して、万全の状態でゴールができるように頑張りたい」と語った。
本来の実力が発揮できず、悔しい結果に終わったが、エースとして箱根での吉居の活躍に期待したい。
◆結果◆
㉜ #吉居大和(法2)29分23秒76
◆コメント◆
──レースを振り返って
「前半は調子が良かったが、後半は苦しい走りになってしまった。練習はしっかりできていたが、こういう場で上手く走れなかったので、箱根まであと1カ月というところで色々課題が見つかったかなと思います」
──コンディションについて
「調子も良く、スタートしてもこれはいけるという感覚がすごくあったのですが、3000mくらいから少し足が気になり始めたかなという感じです」
──今後の課題、箱根への意気込み
「今日は足の状態が悪くなってしまったが、練習もしっかりできていて力はついてきていると思います。まだ少し体幹の弱さや体の細かい部分の使い方が上手くできていなく、それが足に出てしまったと思っているので、そこを修正して箱根では万全の状態でゴールできるように頑張りたいです」
(記事:小幡千尋、写真:角谷優希)