2024年4月20日 兵庫県・神戸総合運動公園ユニバー記念陸上競技場
4月20日から21日にかけて、兵庫県神戸市の神戸総合運動公園ユニバー記念陸上競技場で第72回兵庫リレーカーニバルが開催された。中大からは初日のアシックスチャレンジ10000㍍に白川陽大(文3)が出場し、全体11位の28分48秒10をマークした。
▲序盤から積極性を見せ、ハイペースを刻んだ
「本当に勝てる練習ができていて、負ける気がしなかった」「この冬やってきたことは間違いなかった」。3月上旬に行われた日本学生ハーフで4位入賞、さらに下旬に行われた中大記録会でも28分45秒07の自己ベストで走った白川は、自身の取り組みを常に力強く語り続けてきた。その主軸としての自信と飽くなき向上心は今回のレースでも発揮された。「関東インカレのシミュレーションとしてついていった」とレース後に語った通り、序盤から1000㍍2分50秒を切るハイペースを刻みながらNTT西日本のワンブィに果敢についていく白川。5000㍍を14分10秒ほどで通過し、先頭集団2人はこのまま後続の選手との差を広げていくように思えたが、レースが動いたのは6000㍍過ぎ。自己ベストを大きく更新するペースに足が止まり、じりじりと話されていく。残り5周を前にして3位集団に吸収されると、以降は東海大の鈴木の背後で粘走を見せ、ラスト1000㍍は再びラップを2分50秒前後に戻してフィニッシュ。28分48秒10で11位に入った。
▲最後はペースを上げてセカンドベストにまとめた
3月の主要レースに続いて今回も28分台、セカンドベストという好記録でまとめたが、中大記録会の後は生活の変化に悩まされてきたという。「授業が始まっていろいろな部分でストレスが溜まってしまったということもあって、自分のマインドコントロールをできなかったっていうのがレースの課題かなと思う。良い状態をキープし続けているつもりではあったんですけど、体のどこかで少しエラーが起きてしまっている部分があったと思います」と冷静に分析。たゆまぬ努力で屈強な身体を身に着け、実戦では巧みなレース展開で結果を示し続けた白川は残りの期間でメンタルを調整し、心・技・体を揃えた状態で決戦、関東インカレへ挑む。
◆大会結果◆
⑪白川陽大(文3)28分48秒10
(記事:日向野芯、写真:大日方惠和)
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