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一進一退の攻防もリーグ戦2敗目を喫すー関東大学秋季リーグ戦男子1部 対法大

9月16日 日本体育大学健志台キャンパス 米本記念体育館

1部復帰を果たし迎えた今季リーグ戦。初戦は日大に1-4と敗れたものの、昨日行われた日体大戦は5-0とストレート勝ちを収めた。前半戦最後の試合となった今日の法大戦。試合は第1シングルスから、両大学互いの選手たちの力が拮抗したものとなった。

第1シングルスには昨季リーグ戦負けなしとチームを引っ張ってきた佐藤雄輝(商3)が出場した。1セット目は14-21で落とすも、2セット目は終盤に追い上げを見せ21-19で奪取する。最終セットも2セット目の勢いそのままに16-12と4点リードの場面を作った。しかしここから相手の反撃を受け6連続失点を喫してしまう。なんとか相手の勢いにのみこまれまいと佐藤は懸命にシャトルを追った。しかし重要な場面でミスが目立ち、接戦の末第1シングルスを落としてしまった。▲懸命にシャトルを拾う佐藤

第2シングルスでは辻凌也(商2)が出場した。辻も第1セットを落とすものの、第2セットを奪い勝負は最終セットへ。得点が入るたびに気合のこもった雄叫びをあげる辻。力強いスマッシュを随所で決めた。一時15-18と相手にリードを許すも、ここから4連続ポイントを取り19-18とリードを奪う。しかし相手も粘りを見せデュースが続いた。チームメートも辻に熱い声援を送り、白熱の試合展開となるも、最後は22-24と力尽き、僅差で敗れてしまった。▲得点を決め雄叫びを上げる辻

2連敗と後がなくなった中大。第3試合に出場したのは第1ダブルスの森岡秀斗(法4)・水村秀人(商3)組。序盤は連続ポイントでリードを奪った。前衛の森本と後衛の水村の息の合ったプレーで主導権を握るも、後半、ネットにシャトルをかけるなどミスを重ね徐々に相手のペースへ。そのまま18-21と第1セットを落とした。第2セットも相手に連続ポイントを随所で奪われ万事休す。3敗目を喫しここで今日の法大戦の負けが決まった。▲相手のスマッシュを拾う水村(左)と森岡(右)

第2ダブルスには柴田陽登(法2)、辻組が出場した。柴田のヘアピンショットや辻の力強いスマッシュで相手を揺さぶるも、結果は0-2とストレート負け。悪い流れを断ち切れなかった。▲ミスをするも励ましあう柴田(左)と辻(右)

「ゲーム数で順位も変わってくるので、とりあえず勝って1試合でも取れたのは良かった」と、最終試合では中川正麻(法3)が一矢報いる活躍を見せた。相手のヘアピンショットも地面スレスレで拾うと、すぐに体勢を立て直し攻めに転じた。「優勝は無理かもしれないけど次勝てば2位とか3位の可能性もある。下を見るんじゃなくて上を見る意識で頑張りたい」と中川は次戦へ向けて意気込みを語った。▲力強いスマッシュを決める中川

今季リーグ戦も残すは早大と明大戦の2試合のみ。1部校はどこも強く、中大にとっては格上相手だが勝機はある。「チーム全員で戦えたら勝てるチャンスは増えていくと思うので、それを意識していきたい」(中川)。少しでも上の順位へ。一戦必勝の気持ちで、チーム一丸となって目の前の1勝を掴み取る。

◆コメント◆

西山監督
――今季リーグ戦から1部復帰となり、前半戦3試合が終わり1勝2敗となりました。全体的に振り返ると
まだ力の差がある。強いチームがベストオーダーで来た時にどうやって勝てるかが重要。まだまだ球のスピードやパワー、捉える打点など全体的に力不足だと思います。

――今回第1シングルスと第2シングルスが大接戦の末敗れてしまいましたが
接戦でも勝たなきゃ意味がない。勝負なので勝ちか負けかどっちかですので。引き分けがないですから。まだ競った時に勝てる力がないですね。

――今週末2試合が控えているがそこに向けて
選手たちにはコートに立った時や体育館での練習の時には緊張感を持って集中して欲しい。オンとオフの切り替えをしっかりして、目の前の1試合1試合で勝てるよう頑張りたい。

◆試合結果◆
●中大1-4法大〇

1S●佐藤1-2峰岸〇
2S●辻1-2原口〇
1D●森岡・水村組0-2野村・山澤組〇
2D●柴田・辻組0-2野田・長峰組〇
3S〇中川2-0一井●

◆お知らせ◆
次戦は明大戦が今週の土曜日の21日13時から、日体大体育館にて行われます。

記事・写真:中大スポーツ新聞部