2021年９月27日 神宮球場
チーム １２ 3 ４５６ ７８９ ＝Ｒ H Ｅ
中 大 ０００ ０００ ０００ ＝０ １ ０
青学大 ０００ ０００ １０× ＝１ ４ ０
［中］石田裕、大栄－古賀
［青］森圭ー佐藤英
［本］なし
◆スタメン◆
１［遊］中川 拓紀（商４＝宇治山田商業）
２［右］佐伯 和希（経２＝岩国）
３［一］北村 恵吾（商３＝近江)
４［捕］古賀 悠斗（法４＝福岡大大濠）
５［中］森下 翔太（商３＝東海大相模）
６［左］櫻井 亨佑（商１＝習志野）
７［指］髙橋 隆慶（文２＝明秀日立）
８［三］中前 祐也（法２＝浦和学院）
９［二］石井 巧（文２＝作新学院）
Ｐ 石田裕太郎（経２＝静清）
日大２回戦でようやく今季初勝利を収め、勢いそのままに２勝目を挙げたい中大だったが、青学大の先発・森圭を前に１安打と打線が沈黙し、両者一歩も譲らぬ投手戦の末、惜敗した。
先発はここ数試合で好投するも、勝ち星に恵まれない石田裕。「力まないで投げようと意識した」と３回までは全て三者凡退に抑える完璧なピッチングを披露。４回には、四球と安打で一死一、二塁となり、打順は４番佐々木（青学大）へと回った。一打先制のピンチとなったが、安定した投球で佐々木を併殺打に打ち取り、この回を切り抜けた。
▲勝ち星はつかなかったものの、次代エースとして急激な成長を遂げている石田裕
何としても石田裕の好投に応えたい中大だったが、森圭を前に６回まで１安打と中大打線が沈黙。しかし、７回に代打・戸澤昂平（経１＝健大高崎）が相手の失策で出塁すると、続く髙橋も死球で一塁へ進み、二死一、二塁と絶好の好機を迎える。一打先制の重要な場面で打席に立ったのは主砲・森下。「感覚的に入ったと思った」と打ち抜いた当たりは右翼のポール際に吸い込まれて３点本塁打になったかのように見えた。一塁審判も手を回し、一度は本塁打の判定となった。しかし、ホームインしベンチに帰った後に４審判の協議で判定は覆ってファールとなった。判定後に覆ったことに納得のいかない清水監督の10分間にも及ぶ抗議も空しく、ホームランは幻に終わった。
▲ホームランは幻に終わったが、積極的にチームを鼓舞した森下
それでも、森下は持ち前の選球眼で四球を選び、二死満塁とチャンスを広げると、打席に立ったのは日大２回戦で安打を放った櫻井。ここで先制して流れを掴みたい中大だったが、遊ゴロに倒れチャンスを生かせずに無得点のまま７回表終了。
その裏、ここまで好投を続けた石田裕が安打と死球で崩れ、一死満塁となったところで降板。あとを受けた大栄陽斗（商２＝仙台育英）が抑えにかかるが、遊ゴロの間に三塁走者の泉口（青学大）が生還し、青学大に先制された。何が何でも逆転したい中大だったが、援護をもらい、さらにギアを上げた森圭の前に手が出ずに完封負けを喫した。
「あと一本が出ずに、きっかけが少ない」（森下）と振り返ったように、ここまで中大打線の真価が発揮されず、得点へとつなげられない試合が続いている。前半戦も残すところあと一試合。前半戦最終試合を白星で飾り、後半戦に向けて弾みをつけたいところだ。
◆試合結果◆
●中大０－１青学大○（中大１勝４敗）
◆お知らせ
次戦は10月１日、８時半に神宮球場にて行われる対青学大２回戦です。
（記事：後藤寛太）
