2022年10月5日 明治神宮野球場
チーム 123 456 789 =RHE
青学大 000 000 001 =131
中 大 000 110 10 x =371
[青]北村、松井、金城ー佐藤英、小鷹
[中]西舘ー綱川
[本]なし
◆スタメン◆
1[二]繁永 晟(商1=大阪桐蔭)
2[三]中前 祐也(法3=浦和学院)
3[中]森下 翔太(商4=東海大相模)
4[一]北村 恵吾(商4=近江)
5[左]櫻井 亨佑(商2=習志野)
6[遊]石井 巧(文3=作新学院)
7[指]髙橋 隆慶(文3=明秀日立)
8[右]皆川 岳飛(経1=前橋育英)
9[捕]綱川真之佑(経1=健大高崎)
P 西舘 勇陽(法3=花巻東)
先週の亜大との接戦をものにしなんとか勝ち点を獲得した中大は、リーグ優勝に望みを繋げるべく現在首位の青学大との一戦に臨んだ。「打つべき人が打って、投げる人がしっかり抑えてくれた」という清水監督の言葉通り、エースと主砲の活躍が光り見事初戦をものにした。
あいにくの天気の中先発を任された西舘は、2回表に佐々木(青学大)の左ほほにデッドボールを当ててしまうアクシデントがあったものの、試合全体を通して安定したピッチングを見せた。
試合が動いたのは4回裏だった。先頭の森下が相手のミスを誘い出塁すると、1死一、二塁から髙橋の右適時打で先制に成功する。
▲この試合2安打の活躍を見せた髙橋
5回裏、主将の北村が追い込まれながらも右越二塁打で出塁すると、迎える打者は四番の森下。レフト線へと運ぶ適時二塁打を放ち、追加点を挙げる。「(北村)恵吾がいい形でツーベースにしてくれた。ワンチャンスを逃したら相手に流れがいってしまうと思ったので、打席に入る前から積極的に振っていこうと考えていた」と打席を振り返った。
その後は7回裏に繁永が右前打で出塁すると、櫻井の右前適時打で1点を追加し勝利をたぐり寄せた。
▲適時二塁打を放った頼れる主砲森下。今後の活躍にも注目が集まる。
8回終了時点でノーヒットピッチングを続けていた西舘が最終回のマウンドにも上がった。だが、あとアウト3つとしたところで、先頭打者の藤原(青学大)に左越二塁打を打たれ記録達成とはならなかった。そこから更に佐藤英、松本に連打を浴び一点を失い、なおも一打同点のピンチを背負うも後続をぴしゃりと抑え、自身初の完投勝利を手にした。
記録に関して意識はしていなかったという西舘だったが、「ストレートでファールを打たせ、変化球でカウントを取りながら自分のペースで試合を進められた。特にカーブは自分が不利なカウントからでも自信を持って投げられた」と自身の投球を振り返り、春からの成長を実感した。
▲8回までノーヒットノーランの好投を見せた西舘
試合後、森下は「いいモチベーションの中で次も戦えるので、この勝ちを無駄にしないように次も勝ちたい」と次戦を見据えた。リーグ優勝に向けて負けられない戦いが続くが、一戦一戦をものにし着実に勝ち点を重ねたいところだ。
◆試合結果◆
〇中大3- 1青学大●
◆お知らせ◆
次戦は10月7日(金)に明治神宮野球場で行われる対青学大2回戦です。
(記事:山里莉子、写真:小野祐司、髙梨晃世)
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