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男子フルーレの上野斗が団体・個人二冠!! 女子は永野が準優勝!ー関東学生フェンシング選手権大会

2021年10月14、15日 駒沢室内球技場

14日 男女フルーレ個人戦
15日 男女フルーレ団体戦、女子エペ、男子サーブル個人戦

2年ぶりの開催となった今大会。1日目と2日目で男女フルーレの個人戦と団体戦が行われ、男子フルーレのエース、上野優斗(法4)が個人団体ともに優勝を果たして二冠を達成した。また、女子では永野菜津子(文3)が準優勝を果たした。


▲個人戦優勝後の上野斗

1日目のフルーレ個人戦には中大から12人が参戦。上野斗、上野優佳(法2)はシードで決勝トーナメントからの出場となった。上野斗は学生大会では負けられないというプレッシャーで「ずっと緊張してました」と言いつつも、初戦は15-2と緊張を感じさせない入りを見せると、「普段やっていることをやれば勝てる」と自分を奮い立たせて勝ち進んだ。準決勝では藤倉(慶大)に15-14に辛勝すると、ビューワーリッツダグラス(早大)にも15-10で勝利し優勝を果たした。


▲主将としてチームを率いた石井

団体戦は石井魁主将(総4)率いるチームが出場。個人でも上位に進出した冨田優作(商4)と上野斗を中心に、山口改(法1)、馬場俊輔(法1)ら新戦力も加わって優勝を目指した。石井は初戦、個人戦で負けた坪(日体大)に対し2-1でリードして後ろへつなぐと、上野を中心にポイントを稼いで勝利する。準決勝では早稲田に勝利し決勝の法大戦に臨んだ。法大戦は山口、馬場ら1年生を起用。「調子に波がある」(石井)1年生の二人は乗ったときには勢いよくポイントを奪っていく。しかし、取って取られての展開で、最後の上野斗には36-40と4点差の厳しい状況で回った。それでも命運を託された上野斗は4点差をひっくり返して勝利。中大は優勝、上野斗は個人戦団体戦の二冠を果した。石井主将は「ほっとしました。上野のおかげです」と謙遜気味にコメントした。

女子フルーレは上野優佳(法4)がシードで、永野菜津子(文3)、鹿野幸感(商3)が予選を勝ち抜き決勝トーナメントに進出。上野佳は初戦をじっくりと入り順調に勝利を挙げると、準々決勝ではオリンピックを共に戦った東(日体大)との対戦となったが、押される展開となり、5-15で敗戦した。上野佳は「わたしが単純に弱かった。また次に向けて頑張ります」とコメント。11月6日(土)に控える全日本選手権決勝戦での勝利に期待したい。


▲試合に勝利し吠える永野

永野は「負けてる時も相手の動きを見て、我慢しながら戦えた」と何度もぎりぎりの戦いを制して決勝まで進む。決勝では上野佳を破った東と対戦。決勝までどの選手にも一桁ポイントしか許していなかった東に対し13ポイントを奪うなど粘りを見せたが、惜しくも敗戦し、準優勝に終わった。永野は「負けて悔しいです」とコメント。全日本インカレでの活躍に期待したい。


▲中大勢同士の対戦を制した小久保(右)と惜しくも敗れた平田(右)

男子サーブル勢は10人が個人戦に出場。小久保遥斗(商3)と平田佳史樹(文4)は予選を勝ち抜きベスト16では中大同士の対戦となった。この試合を小久保が15-12で制して、最終順位は中大勢最高の5位となった。また、野村涼(総4)も決勝トーナメントで3勝して6位の好成績を収めた。そのほか、江村凌平(商3)や澤畠武博(理工4)など中大からは9選手が全日本インカレ出場権を獲得した。また、女子エペ個人戦は陸川麻琴(経1)がベスト16に入った。

 

(記事、写真:尾又賢司)