2023年5月27日 神奈川県・法政大学城山サッカー場
▼スタメン
GK
猪越 優雅(商4)
DF
牧嶋 波亜人(法1)→ 長澤 圭剛(文3)
牛澤 健(経4)
加納 直樹 (総4)
倉上 忍(経2)
MF
田邉 光平(法4)
湯谷 杏吏(経3)→ 山本 航生(商4)
田中 幹大(商2)→ 小川 嵩翔 (商3)
FW
山﨑 希一(経4)
家坂 葉光 (文3)→ 坂本 康汰(経4)
星野 創輝(商3)→ 持山 匡佑(商2)
▼試合結果
●中大2ー4法大○
得点者:持山 匡佑(後半36分、後半46分)
開幕から5戦勝ちなしと厳しい状況が続く中迎えた第6節。J選手を複数人擁する強豪・法大を相手に今季初勝利を目指し挑んだ。前節からスタメンを3人変更し、1年生の牧嶋はサイドバックとして初先発を飾った。
▲スタメンに復帰した湯谷
前半先に主導権を握ったのは法大。前半10分にボレーシュートを決めると、同24分にはコーナーキックから頭で合わせ追加点。攻守ともに隙のない戦い方を見せる。
対して中大は、サイドを活用しペナルティエリア手前まで迫るが、相手の固い守備を前に決定機を作り出せない。31分には相手GKのキックを相手陣地中央でカットした山﨑がダイレクトで前にボールを送る。エリア手前で反応した星野が倒れ込みながらも、背後から走り込んでいた田邉にパスを供給。田邉は敵陣深くまで切り込みクロスを上げるチャンスを迎えたが、味方に届かず相手の守備に阻まれた。33分に田邉の自陣から敵陣左サイド奥へのロングキックがつながり再びゴール前に迫ると、CKを獲得。キッカーの田邉はエリア内逆サイドを狙い大きく弧を描いたボールを放つ。ゴール中央から少し離れた位置にいた加納が折り返すも、中にいる味方には合わずGKの手に収まった。
▲何度もチャンスを作り出した田邉
相手の勢いに押されたまま、2点ビハインドで前半終了。後半頭からは星野に代えて持山、田中に代えて小川を投入し攻撃の活性化を図る。
しかし、またもキックオフから法大優位の流れは変わらず、後半3分にドリブル突破からのミドルシュート、同20分にもパス回しから崩され失点。0ー4と絶体絶命の展開に持ち込まれた。
さらに2分後にPKを献上し再びピンチを迎えたが、これは右上に外れ追加失点を回避。ここから中大は一気に攻勢を強め、巻き返しを図る。
ついに後半36分、待望の得点が生まれた。途中交代で入った小川が自陣でボール奪取に成功すると、敵陣左サイドでパスを回し相手を引き付ける。上下動を繰り返し敵陣奥のスペースに抜け出した田邉がクロスを上げる。これをゴール中央で構えタイミングを見計らっていた持山が打点の高いヘディングシュートで沈め、点差を縮めた。
さらにアディショナルタイムには右サイド、CKのこぼれ球を回収した田邉から坂本がフリーでパスを受ける。間を空けることなく速い弾道のクロスを放つと、再度持山が頭で合わせ追加点。「まだまだいける」といった声が響き、流れをつかんだ。
▲途中出場ながら2得点を決めた持山
持山の高さを生かした複数得点で2点差に迫り、なおも攻撃の手を緩めず相手ゴールまで迫るが、点差は変わらず2ー4で試合終了のホイッスルが響いた。後半のシュート数は法大の3本に対し中大は10本と、前半と比較し攻撃に厚みがあり、更なる追加点が望める展開であった。
後半終盤など主導権を握り中大らしさが出た時間帯もあったが、前後半の入りでうまく流れを掴めず失点を重ねる展開となってしまった。今節を終えて開幕から1分け5敗。勝利が遠い状況の打開には至らなかった。次節東国大を相手にどこまで自分たちのサッカーができるか、待望の今季初勝利に期待したい。
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(記事:琴寄永里加、写真:琴寄永里加、渋谷海翔)