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得点量産で大差を付けて快勝の3回戦、準決勝進出ー全日本学生ハンドボール選手権 対法大戦

2024年11月8日 広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)

初戦を逆転、2回戦を相手に流れを渡さない隙のない攻守で連勝して迎えた中大のインカレ3回戦。相手は以前に同リーグでも対戦のある法大。この試合も序盤から果敢に攻め込み、シュートを決め得点を重ねる。昨日の試合同様、多くの選手が出場機会を得る。それぞれの攻守も重なり、そのまま相手との点差を広げた中大は、42ー30で快勝し準決勝進出を決めた。

▲シュートを狙う伊禮颯雅(法3)

前半、守備からのスタートとなった中大は相手の最初のシュートをGK石田龍之介(文1)がブロック、伊禮颯雅(法3)が真ん中からシュートを決め先制する。すぐ同点に追いつかれるもそこからキャプテン泉本心(法4)らのゴールで4連続得点を決める。
守備の面では、連日の活躍を見せる風呂内海渡(文4)が7㍍スローを止めチームに勢いを与えた。
点差が開き始めるとディフェンスのいい中大に対し相手の法政大はGKを一旦下げ7人体制でオフェンスをしかける。守りきった中大は藤川淳(法2)、永森悠透(法1)らが自陣からのシュートを決めるなどその後も得点を重ね22ー15で前半を終えた。

▲隙のないディフェンスを見せる選手たち

後半も開始早々、早いパス回しから関口比呂(法1)のシュートで得点を決め、続いて扇谷蓮(商4)も得点を挙げ、点差をさらに広げる。ここから相手に連続得点を決められ、点差を詰められるが、落ち着いたプレーと、前半からのディフェンスを確認する様子も見せ相手の流れを止めた。これでさらに勢いに乗った中大は、扇谷、途中から出場の近藤ダノベン優一郎(法3)、市原駿太(法1)らのシュートも成功し、10点以上の点差をつける。同時にGKの風呂内もセーブを連発し、大きくリードしたまま42ー30で勝利し、準決勝進出を決めた。

▲好守を喜ぶ実方監督

◆試合結果◆
〇中大42 (22ー15、20ー15)30 法大●

◆コメント◆
【風呂内選手】
──今日の試合を全体的にふりかえって
試合出だしもよくて。後半ちょっとやれる部分はやられる部分はありましたけど、スタメン以外の選手も含めて全員でいい感じ、いい試合におさめることができててよかった。

──7㍍スローを止めた時は
そうですね。とにかく先月から色んなシュート受ける練習を繰り返して、絶対とめるぞと強い気持ちを持って頑張りました。

──自身の地元の広島で戦う、その気持ちはどうですか
そうですね。自分の高校の時だったり、中学の同期とか、知り合いの保護者の方とかが見に来てくれて、それも含めて、色んな人が応援をくださるので、その応援、期待に応えれるように頑張ろうと。

──チームの雰囲気とかはどうですか
そうですね、チームでもすごくいいと思います。やはりなんすかね、初戦バタバタしたけど、うまいことみんなでまとまってできたのでよかった。

──試合中心掛けてることや声出しで意識してること
そうですね、どんなにこう、相手に押されてる時でも、声出せばちょっとでも流れがよくなる可能性が出てくると思うんで、それをちょっと意識してます。

──特に何を叫んでるんですか
チームの約束事だったり、いいプレイした選手は、ちょっとモチベーションが上がるようにしたり。

──例えば?
「ナイス!」みたいなかんじで、言うと、やっぱこう、自分もそれ言われたら嬉しいので。それがモチベーションて、どんどんいいプレーができたりする。

──最後のインカレと4連覇に向けて、意気込み等
4連覇っていうの今日あるんですけれども、やっぱりこう、チーム全員で1試合1試合を大事にするっていうのは感じています。残りの2試合必ず勝つ。 全部勝ちたいなと思っています。

──準決勝筑波に対して戦略など
そうですね、まだこう監督の方から何も言われてないんで、どういうゲームプランでいくのかは正直わからないんですけれども、相手ももちろん強いチームですし、 ベスト決勝戦をかけるというので相手も気持ちが高ぶってると思うんで、相手に負けない気持ちで頑張りたい。

市原選手

──今日の試合をふり返って
のびのびとできたかなと思います。

──昨日と同様、今日も点差が大きく開いているが
先輩たちが偉大なので。

──チームとして4連覇という目標があるとは思うが、個人では
試合に出たら、出る機会は少ないと思うんですけど、のびのびとプレーしたいですし、点を取れるように頑張りたいです。

──明日に向けて
明日は楽に勝てる相手ではないと思うのでしっかりミーティングをして糧にしたいです。

【永森選手】

──今日の試合をふり返って
4年生も最上級生としての実感をもって、結構しっかりスコアも出てるので下級生と僕たちでできていると思います。

──昨日今日と点差が大きく開いていることについて
ミーティングからしっかり研究して、相手の短所、長所をしっかり意識して、監督の実方さんの話でああしようこうしようと。それが効果が現れたかなと思います。

──チームとして4連覇という目標があるとは思うが、個人では
自分1年生なんですけど、ベンチにこうやって出させてもらって、タイムアウトのときも中堅の先輩たちと支えられたらいいと思います。

──好調のディフェンスについて
キーパー下げて7人攻撃っていうハンドボールの新しい攻めをちゃんと勝負できるところまでもっていって、キーパーが最後シャットアウトしてくれるっていう連携ができていたのがよかったです。

──明日に向けて
明日、筑波大学さんですけど、春リーグ秋リーグ両方勝っているんですけど、油断せずに、今日のようにしっかりミーティングをして万全な状態でいけたらいいと思います。

◆お知らせ◆
次戦は11月9日(土曜日)に広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)で行われる対筑波大戦です。

(記事:渡邉咲衣、野村真 写真:山崎あきこ、渡邉咲衣、野村真)

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