2023年8月26日 大阪府・南港中央野球場
東海大に勝ち、無事に準々決勝へと駒を進めた中大の相手は名城大。ここで勝てばベスト4入りとなる大事な試合で完封勝利を収め、明日の準決勝へと弾みをつけた。
全日本前に「なんとか優勝してみんなにいい思いをさせられるように自分が投げて頑張りたい」と意気込んだ石井竜弥(商4)はその熱い思い通り、素晴らしいピッチングを見せ、無失点で完投を遂げた。石井は試合を振り返り、「自分が勝たせるという意識でマウンドに立って、勝たせてることができてよかったです」と語り、勝つことにこだわる姿勢を見せた。
1回から3回では、先制点を取れずもどかしい状況が続いたが、迎えた4回。村田慶二(商1)の四球、中森至(経4)のバントヒット、続く山口剛大(文1)のバントにより一死二、三塁の好機を作り、続く岩井大和(経2)が中適時打を放つと中大が先制点を獲得し、さらにこの回相手のミスによりもう1点重ね、2-0でこの回を終え、リードを取り、試合の主導権を握った。その後の5回は山崎大翔(商4)の安打で出塁し、吉井愛斗(経1)の犠打、松浦祥真(経2)のライト方向への二塁打により3点目を取り、相手を圧倒した。
8回、山口の四球、岸野皓大(商4)バントで一死二、三塁の好機を作ると、代打の佐竹秀也(商3)が犠牲フライを決め、追加点をもぎ取り、4-0。そのまま勝利を収めた。明日の準決勝まで危なげなく駒を進めた。
▲「この完封が明日の試合にどうつなげるか考えて投げた」と語った石井
明日へ向けて岩井は「明日は日大さんか中京さんかまだ分からないですけど、とりあえずどちらも強い良いチームなので、自分たちの野球がやれるように準備して明日を迎えたいと思います」。またエース石井は「準決勝中京大学も日本大学も強いのでなんとか本当に1点でも多く取ってる方が勝ちなので、チーム全員で本当に1点もぎ取って勝てるように頑張ります。」と二人ともチーム全員で優勝を成し遂げる強い気持ちを口にしてくれた。また、小泉監督も「本当に明日からも精神的な疲れとか肉体的な疲れとかあると思うんですけどやっぱりこう試合ができていることに感謝しないといけないと思うのでガチンコまでここまで来たら明日誰が出ていても投げていてもいいように明後日の決勝進めるように明日へちゃんと準備していけたらなと思います」と述べた。
▲先制適時打を放った岩井
一昨年、去年と越えられなかったベスト8の壁をクリアした中大。明日の準決勝でも素晴らしいチームワークと覚悟で戦ってくれるだろう。選手たちの活躍に胸が膨らむ。
◆試合結果◆
チーム 123 456 789=計
中 大 000 210 010=4
名城大 000 000 000=0
◆お知らせ◆
次戦は8月27日(日曜日)にくら寿司スタジアム堺で行われる準決勝です。
(記事:丸尾彩華、写真:鎌田怜穂、菅澤澪生、小泉百萌子、髙橋若夏)
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