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8回に勝ち越すも、痛恨のサヨナラ負けー東都大学春季リーグ戦 対東洋大1回戦

4月16日 上柚木球場

勝利をつかみ取ることはできなかった。中大は3月に行われた関東大会の準決勝で敗れた東洋大と対戦するも、4-4の同点で迎えた9回裏に中犠飛によって得点を奪われサヨナラ負け。8回に奪った4点を生かしきれなかった。


▲専大戦に続き好投を見せた近野

中大の先発は近野佑樹(法1)。1回裏、安打2本で1死一、二塁とされると4番に右中間を破る2点適時三塁打を浴び、先制される。2回以降も近野は走者を背負った中での投球が続いたが、粘りを見せ東洋大に追加点を許さない。踏ん張りを見せる近野を援護したい打線だったが、得点圏に走者を置くものの、得点を奪うことができなかった。


▲小宮山の同点となる適時打に喜ぶ中大ナイン

初回以降、お互いに得点できないまま試合は進み8回表。けがから復帰した端岡陸(法4)が四球で出塁するとワイルドピッチと犠打で1死三塁の好機を作る。ここで4番・松元孝平(商4)が中前適時打を放ち1点差。その後1死一、二塁の場面、中大は小宮山優生(文4)の左前適時打で同点に追いつく。なおも2死一、二塁で「(投手の投げる)球の軌道が打てる気がした」(池田監督)という真玉橋樹(商4)を代打に指名。2球目を捉え、監督の期待に応える2点二塁適時打を放ち、勝ち越しを決めた。


▲代打で勝ち越しとなる二塁打を放った真玉橋

しかし、このまま試合は終わらなかった。8回裏、2死一、三塁となったところで小澤巧平(商4)に投手交代。いきなり死球を与え2死満塁とすると、代打・勝野が一二塁間に飛ばした打球に一塁手が飛び込み捕球を試みるが、グラブで弾く形となってしまい、打球が転がる間に二塁走者も生還。逃げ切ることができず同点に追い付かれる。


▲けがから復帰し、活躍を見せた端岡

9回表、安打と失策2つで2死満塁の好機。ここで前の打席、同点となる適時打を打っている小宮山に打席が回る。小宮山はファールで粘るも二ゴロに打ち取られ、勝ち越すことができない。するとその裏、先頭打者を失策で塁に出すと無死満塁とされてしまう。ここで小澤はこの試合、猛打賞の4番を三振で抑える。しかし続く5番にフルカウントから中犠飛を打たれ試合終了。悔しいサヨナラ負けとなった。

「見えないエラーが多かった」と池田監督。しかし終始、いい雰囲気で試合に臨めていた点は「収穫」と語った。ここまでリーグ戦1勝2敗と苦しんでいるが、ここからの奮起に期待したい。

◆試合結果◆

チーム 123 456 789 =計

中 大 000 000 040 =4

東洋大 200 000 021 =5

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部