2023年11月26日 東京都・中大グラウンド
○中大31-22山梨学院大●
関東学院大との試合を経て、3位につけていた中大。入れ替え戦への進出には勝利することが最低条件 という重圧を背負い、山梨学院大学に臨んだ。
開始早々、積極的な攻めの姿勢を見せる山梨学院大に押される中大。2度迎えたピンチをなんとか凌いだものの、ペナルティーゴールを成功させた相手に先制点を許してしまう。 激しいぶつかり合いが繰り広げられる中、中大はゴールライン前数センチまで迫ったものの、トライとはならなかった。しかし、前半27分、スクラムから水野陸(文4)が豪快にトライ。山田翔平(文4)もキックに成功し、7点を獲得する。 その3分後、相手にトライを決め返され、7-10と3点を追うかたちで後半を迎えた。
▲アタックを受けながらも突き進む水野
後半も拮抗した試合が続く。後半16分、光安喬平(法3)が飛び込んでトライすると、4分後には山梨学院大もトライする。更にその4分後、またもや光安がトライを決めた。
▲2トライをあげた光安
流れが変わったのは後半27分。自陣からアタックを継続し、敵陣まで侵入すると、抜け出した山﨑祥希(経3)からパスを受けた牧野奏(文4)がトライ。相手と9点差となり優位に立つ。その後、山梨学院大にトライを許すが、後半39分、相手がこぼしたボールを拾い上げた下村寛太(文4)がビッグゲイン。山﨑がトライに成功し、勝利を決定的に。 最後は山梨学院大がボールを蹴り出し試合終了。見事中大が勝利した。
▲トライを決め笑顔を見せる牧野
中大は山梨学院大に逆転勝利を果たしたものの、2位に勝点で3点及ばず、惜しくも入れ替え戦進出は叶わなかった。しかし、 「Revive」を掲げて試合に挑み続けた中大は、「かつての強い中大を、勝つ文化と土台を再興する」兆しをみせた。来年度のリーグ戦で1部昇格を誓う。
(記事:福田菜緒、写真:佐々木絢子、福田菜緒)
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