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終盤までリードするも、守備が乱れ逆転負け、開幕からの連勝は5で止まる─令和7年度東都学生軟式野球春季リーグ戦 対国学大戦

2025年4月30日 埼玉県・新座市総合運動公園野球場

開幕から5連勝と勢いに乗る中大は、今春未だ勝利のない国学大と対戦した。中盤まで塚本秀太(文2)の本塁打などでリードする展開だったが、終盤にエラーが重なり大量失点。サヨナラ負けで今季初敗北を喫した。

1回表、中大は相手投手の立ち上がりを攻める。四球と死球で二死一、二塁のチャンスを作ると打席には塚本。ツーストライクと追い込まれるも「後ろにつなぐ意識が結果につながってよかった」とレフトへタイムリーヒットを放ち、先制する。

中大の先発投手は井出都斗(国経3)。初回は四球を2つ出すも、牽制でランナーを刺すなどして無失点に抑える。

▲先発を務めた井出

3回裏、2本のヒットを打たれ、二死二、三塁のピンチを作る。ここで、井出の二塁牽制が悪送球となり、同点に追いつかれる。

同点に追いつかれた直後の中大の攻撃、この回先頭の塚本が「思ったよりも伸びてくれた」と内角の真っすぐを捉えレフトスタンドへ飛び込む勝ち越し本塁打。中大が勝ち越しに成功する。

▲本塁打を打った塚本を祝福する中大ベンチ

その後も、4回表に寺沼樹(商3)のタイムリーや、7回表に相手のミスや内野ゴロの間に追加点を挙げ、7回表終了時で5-1とリードする。

このまま逃げ切りたい中大だったが、7回裏、エラーと四球でピンチを作ると、先発の井出に代えて、田邉優河(商2)がマウンドに上がる。しかし、相手打線を止められず、相手の9番打者に右中間を破る三塁打を打たれ、同点に追いつかれる。ここで、中大は投手を立谷俊太朗(法3)に代える。しかし、その後も四球と3本のヒットで勝ち越しを許し、この回一挙7失点。

▲ピンチの場面からの登板となった立谷

いち早く追いつきたい中大は8回表、先頭の小牧颯太(経3)が四球で出塁すると、先頭打者の片倉裕文(法3)がライトスタンドへの2点本塁打。続く若松虎太朗(文2)がライトへ二塁打を放ち、相手の2つのバッテリーエラーで生還し、同点に追いつく。

その裏、中大は中田千晴(経3)がマウンドに上がる。先頭打者に安打を打たれ、犠打で一死二塁のピンチを作るも、牽制でランナーを刺し、得点を許さない。

同点で迎えた9回裏、相手の先頭打者の三ゴロを悪送球。無死二塁とサヨナラのピンチを作る。次の打者に、高めの球を右中間に運ばれ、二塁ランナーが生還しサヨナラ負けとなった。

今季初敗北を喫し、開幕からの連勝が5で止まった。「やるべきことをやっていれば勝てたゲームだった」と海老沼樹喜主将(経3)は反省点を挙げる。「自分が打っても勝てなければ意味がない」と塚本。次戦は昨年秋に苦戦してきた明学大戦。「次から全部勝てるように」と塚本は意気込む。

 

◆試合結果◆
●中大 8-9 国学大〇

チーム 123 456 789 計

中 大 100 200 230=8

国学大 001 000 701=9

◆お知らせ◆
次戦は5月14日(水曜日)に新座市総合運動公園野球場で行われる対明学大戦です。

(記事:紀藤駿太 写真:大澤晶)

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