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秋リーグ最終戦は無念のコールド負け インカレ王者の前に屈すー東京都大学ソフトボール秋季リーグ戦 対日体大

10月5日  埼玉・大類ソフトボールパーク

ここまで2勝2敗で4位につけていた中大。ついに迎えた最終戦の相手はインカレ覇者の日体大だ。9月に行われたインカレ2回戦では大差で敗北し、今回はそのリベンジを果たしたいところだったが王者を前にまたも屈した。

中大の三者三振から始まった一戦。試合が動いたのは1回裏だった。先発の歳川幹大(経3)は先頭打者を一ゴロ、2番打者を邪飛に打ち取る順調な立ち上がりを見せる。しかし、その直後に四球で出塁されると4番の調にレフト方向へのツーランホームランを浴びて2点を先制される。ここで流れを断ち切りたい中大だったが、死球や一塁手の失策が響くなどさらに1点を追加され、初回に3点を奪われた。

▲3回表、チーム初出塁となる四球を選んだ金森聖(文3)

2回裏には日体大の強力打線が中大に襲いかかる。1死一、二塁から左安打、四球と中大は満塁のピンチに。そして迎えた打者は再び4番・調。2球目を捉えられ、痛烈な2点適時打を許してしまうと、そこから左中間へ高々とボールを運ばれ、瞬く間に4点を失った。さらに四者連続安打と打線がつながった日体大はこの回一挙9得点。歳川はマウンド上で肩を落とした。

3回は歳川に代わって橋本新太(法1)が登場。橋本は四球で出塁を許すも、安定したピッチングでチームを鼓舞する。しかし、2死二塁から暴投で三塁へ進塁されると5番打者から一塁へと抜ける適時打を放たれ、またも得点を追加される。それでも、次の打者を中飛に打ち取りこの回を1点で抑えた橋本。「ちゃんと投げてくれた」と松永監督は急きょマウンドに上がった橋本をねぎらった。

▲秋リーグから第一線で活躍する橋本

3回裏終了時点で13点のビハインドを負った中大。なんとしてでも1点をもぎ取りたい選手たちだったが、先頭打者の春田和希(経1)が空三振に倒れる。中軸を担う道祖土拓真(商3)が粘った末、10球目で四球を選ぶも後続が三振と右飛に打ち取られ試合終了。無念のコールド負けとなった。

「層の薄さが課題だね。だめだった時も代えられない」(松永監督)。次々と継投や選手交代をしていく日体大に比べ、中大は部員数も少なく常に苦しい戦いを強いられている。1部で勝ち抜くためには、さらなる練習に加え、部員獲得も重要であるという。「右バッターの育成もしていかないと」(松永監督)。きたる関東インカレに向け、できることから一歩ずつ取り組んでいきたい。

 

◆大会結果◆

チーム 123 4

中大  000 0=0

日体大 391 ☓=13

(4回コールド)

 

◆お知らせ◆

次戦は10月26日から行われる関東学生ソフトボール選手権大会となります。中大の初戦は10月27日、11時半試合開始予定です

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部