2022年12月3日 東京辰巳国際水泳場
▲金メダルを掲げカメラに笑顔を向ける池本(中央)
アジア選手権代表を懸け、日本のトップスイマーが集うジャパンオープン3日目。池本凪沙(法2)が100㍍自由形で自己ベストを更新し、圧巻の泳ぎでジャパンオープン初優勝を飾った。また、井本一輝(法3)が1日目と2日目の疲れを感じさせない泳ぎで、2年ぶりに400㍍自由形を制覇した。
▲100㍍自由形決勝時の池本
池本は昨年6位に終わった100㍍自由形に出場。予選を54秒90の好タイムで1位通過した。決勝は、東京オリンピックを共に戦った白井璃緒(ミズノ)、五十嵐千尋(T&G)や、インカレで接戦を繰り広げた神野ゆめ(中京大)など競合ぞろいとなった。前半の50㍍を4位で折り返すも、得意とする後半大きなストロークを生かした伸びのある泳ぎで逆転。0.02秒自己ベストを更新し優勝を果たした。「53秒台を出して世界で戦っていけるようにしたい」と日本を超えた舞台での活躍を見据えた。
▲表彰台で笑顔を見せる井本(中央)
井本は、すでに1500㍍自由形を2本泳ぎ疲労が残る中、400㍍自由形に出場。予選は4位で通過。続く決勝では、300㍍付近まで4位でレースを展開する。残り100㍍付近から一気にペースを上げ、最後のターンで1位に立つと、そのまま先頭を譲らずフィニッシュ。「自己ベストに近いタイムで泳げたので、自分の中ではかなり良い結果だったと思う」と優勝を喜んだ。「ニ種目で世界水泳の代表を狙っていきたい」と井本。3月の世界水泳選考会に向けて弾みをつけるレースとなった。
▲200㍍バタフライに出場した松川
また、下級生の成長も見えた。松川昴士(法2)が男子200㍍バタフライB決勝に出場。昨年2分02秒23で予選敗退に終わった松川だが、今大会予選タイムを1分59秒11まで大幅に上げ、B決勝では7位に食い込み健闘を見せた。
◆試合結果◆
女子100㍍自由形決勝
①池本凪沙(法2)54秒33
男子400㍍自由形決勝
①井本一輝(法3)3分49秒49
男子200㍍バタフライB決勝
⑦松川昴士(法2)2分00秒70
男子50㍍背泳ぎ予選
㉘三光哲平(法1) 26秒67
㊽赤坂太成(経1) 27秒29
女子100㍍自由形予選
①池本 54秒90
男子400㍍自由形予選
④井本 3分53秒00
男子200㍍バタフライ予選
⑫松川 1分59秒11
㊹斉藤堅生(法3) 2分04秒01
男子200㍍個人メドレー予選
㉒岩崎幹大(総3) 2分02秒69
(記事:坂井真子、写真:坂井真子)
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