9月6日~8日 東京辰巳国際水泳場
世界水泳が閉幕してから約2か月。大学の頂点を決めるインカレが開幕した。大会初日は予想以上のメダルラッシュとなった。
インカレ最初の決勝は日本選手権チャンピオン、世界水泳日本代表の大本里佳(法4)が50㍍自由形に出場した。大本は前半で作り出した頭一つ分のリードを守り一位でゴール。世界水泳から調整期間が短く不安があった中で「泳ぎの感覚がよかった」と振り返った。
▲表彰台で笑顔を見せる大本(中央)
大本に続き川根正大(法2)、福重智成(法3)は50㍍自由形でワンツーフィニッシュし中大にいい波を作った。
▲応援する仲間に喜びのガッツポーズをする福重と川根
そんな波にうまく乗ることができたのは決勝に登場した兼子雄太郎(総4)だ。「正直、予選落ちするんじゃないか」と思うほど調子が良くなかったと語る兼子だが、レースプラン通り、残り50㍍でギアを上げることができ、自己ベストを更新し3位に入賞した。
▲競技人生最後の大会、好調の兼子
初日最後の種目は男子4×100メートルフリーリレー決勝。50㍍自由形で優勝した川根はその日4レース目と疲れがあった中、入場後に「チームからのハイタッチで元気が出た」と一位で福重に繋いだ。福重が一つ順位を落とすも、荻野剛(法4)は2位を守り最終泳者に思いが託された。最終泳者は、午前に行われた予選後に突然の起用となった古川皓基(総1)。粘りの泳ぎを見せつけて、中大勢に笑顔が弾けた。
中大は全体順位3位で二日目につなげた。
▲中大応援席
◆大会結果◆(決勝進出者のみ記載)
▼女子50㍍自由形
①大本 25秒12
▼男子50㍍自由形
①川根 22秒23
②福重22秒61
▼男子200㍍背泳ぎ
③兼子 2分00秒47
⑥遠藤柊斗(法1) 2分01秒89
▼男子400㍍フリーリレー
②中大(川根、福重、荻野、古川)3分18秒99
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部