2月18~25日 江坂テニスセンター
新型コロナウイルスの影響で例年よりも3ヶ月後倒しの開催となった今大会。中大からは昨年のインカレと同様に星木昇(法3)、清水一輝(商3)の二名がシングルスで出場を決めた。
星木の初戦の相手は2020年度関西学生テニス選手権王者の田口(近畿)。高校時代対戦経験のある実力選手との一戦に臨んだ。サービスゲームである1ゲーム目をしっかりとキープし、好スタートを切った星木。このまま流れを掴むと思われたが、田口の強力な攻めによってブレークを許し、更に5ゲームを連取されて1セット目を1-6で終えた。続く第2セットも相手の攻めを得意のバックハンドで返しつつ反撃の糸口を探るが、「チャンスボールの決定力がなかった」と好機を生かせずに2-6で第2セットが終了。無念の1回戦敗退に終わった。
▲最後まで力闘を見せた星木
試合後、「今回はいつもより練習を満足にできず、体力不足だった」と振り返った星木。それでも「サーブを強化していきたい」と新年度を迎える前に改善点を認識することができた。最上級生として「最後まで後悔のないように頑張りたい」と抱負を語った。
対して清水の初戦相手は2018年度関西学生テニス選手権王者の松田(近畿)。清水とは一緒に練習をしていた仲で、互いに実力を知るライバル同士の試合となった。序盤から長いラリーが続くが、松田の俊敏な動きに翻弄されて主導権を中々握れない。それでも1-3とした5ゲーム目にブレークを成功し、6ゲーム目にはサービスエースを2度決めるなど反撃の機運が高まるが3-6で第1セットが終了。そして迎えた第2セット。ここで挽回したい清水であったが、松田を打ち崩せず、最終的に4-6で敗北。無念のストレート敗北に終わった。
▲力強いプレーを発揮した清水
試合後、「技術的にもフィジカル的にもベストなコンディションで挑んだので悔しい」と振り返った清水。1回戦敗退に終わったものの、「練習の成果からサーブは悪くなかった。今後はサーブからのゲームの組み立てをもっと身に着けたい」と本大会を通じて改善点、反省点を認識した清水の今後の活躍への期待を十分に感じられた。
本人たちにとって不本意な結果に終わった本大会。最上級学年として戦っていく彼らが最後の1年で悔し涙ではなくたくさんの嬉し涙を見せてくれることに期待したい。