4月30日~5月7日 早稲田大学テニスコート他
新体制で臨んだ今大会。8月に開催されるインカレ、4年生にとっての集大成となるリーグ戦に先立つ重要な大会だ。中大からは月村コーチも期待を寄せるルーキー、井上隆也(商1)も出場し、新たな時代の幕開けを感じさせた。1年次からシングルスで強さを見せてきた清水一輝(商2)は惜しくも4回戦で敗退したものの、3回戦までストレート勝ちを収めその強さを改めて顕示。インカレに期待を持たせる結果となった。
▲ガッツポーズをする清水
中大勢にとって最後の砦となった杉山和誠(文4)・小峰良太(文4)ペアのダブルス3回戦。新チームでそれぞれ主将、副将を務める二人にチームメイトの期待がかかった。試合は小峰のサービスから。杉山も「強み」と太鼓判を押す長身を生かした強烈なサービスでポイントを連取し、1ゲーム目を危なげなくキープ。その勢いのままブレークし、3ゲームを連取した。しかし、「相手にペースを握られてしまった」(杉山)とその後立て続けに6ゲームを奪取され、3-6で1セット目を落としてしまう。続く2セット目、終盤に2ゲーム連取するなど健闘を見せるも力及ばず、「流れを変えられる何かを自分たちが持っていなかった」(小峰)と悔しいストレート負けとなった。
▲天を仰ぎみる小峰と駆け寄る杉山。チームワークの良さがあらわれている
今大会を振り返って、「100点満点中50点。あとの50点は未来に期待かな」と述べた月村コーチ。残りの50点をインカレ、リーグ戦で返したい。「シングルスよりもダブルス、個人戦よりも団体戦を大切にしていきたい」と口をそろえる二人が引っ張る中大テニス部の夏までの伸びしろに期待だ。
▲抜群のコンビネーションを見せる二人。インカレではベスト4を目指す
◆試合結果◆
シングルス1回戦
〇星木昇(法2)2ー1蘭(駒大)●
(6-3、5-7、6-4)
〇杉山2-0大野(法大)●
(7-5、6-0)
●池田悠人(文2)1-2本玉(慶応)〇
(6(3)-7、3-6、3-6)
●小峰1-2徳(明大)〇
(6-4、3-6、6(7)-7)
●井上1-2河内(明大)〇
(3-6、7(11)-6、1-6)
シングルス2回戦
●星木1ー2橋川(日大)〇
(6-2、2-6、4-6)
●杉山1-2岡垣(法大)〇
(7-5、6-7(3)、3-6)
〇清水2-0南(青学大)●
(6-2、6-4)
シングルス3回戦
〇清水2-0藪(法大)●
(6-2、6-2)
シングルス4回戦
●清水1-2中川(法大)〇
(6-3、4-6、2-6)
ダブルス1回戦
〇小峰・杉山2-0大石・福田(日大)●
(6-1、7-6(4))
●杉森優輝(経4)・池田1-2伊藤・上園(日体大)〇
(6-3、4-6、8-10)
ダブルス2回戦
〇小峰・杉山2-0野田・坂野(日大)
(7-5、6-2)
ダブルス3回戦
●小峰・杉山0-2楠原・岡垣(法大)〇
(3-6、3-6)
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部