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猛暑の中、中大勢が躍動!ー2024年度全日本学生テニス選手権大会

全日本学生テニス選手権大会 四日市テニスセンター 三重県四日市市 

 

気温35度を超える酷暑の中、開催された夏のインカレ。中大からは昨年単ベスト32を残した石川真輝(法3)、予選から勝ち上がった森田真ノ介(経2)がシングルス、そして石川・佐々木唯人(法2)組が予選を通過し本戦への切符を掴んだ。

 

予選を突破し1回戦勝利(森田)

森田は予選決勝を6-3、6-4と危なげなく勝利し、続く本戦1回戦の當仲(法大)との一戦はストレート勝利。2回戦は高速テニスを誇る石垣(日大)との対戦に。第1セットではその猛攻を受け、自分のプレーをさせてもらえず落としてしまう。続く第二セットでは徐々にリズムを掴み、着実にゲームポイントを決め切る。しかし、最後は力及ばずストレート負け。初出場ながら堂々のプレーをみせた。

▲積極的にコミュニケーションを取る石川・佐々木

 

二日間に渡る激闘を制した最強ペア(石川・佐々木)

ダブルスには石川・佐々木組が出場。今年開催された、関東学生新進テニス選手権大会でベスト8と結果を残した中大最強ペアが夏のインカレに挑んだ。予選決勝では第1セットを落とすものの粘りを見せ、第二セットを取り返す。最終セットの10ポイントタイブレークを制し、本戦へと駒を進めた。本戦1回戦では新城・三代(徳島大)と対戦。序盤は長身から放たれる高速サーブに苦戦しなかなかブレイクすることができず、また少々ミスが目立った展開となり、第1セットを落としてしまう。トイレットブレークを挟み、挑んだ第二セット。足が動き始め、徐々に息の合ったコンビネーションで猛攻を仕掛ける。石川のワイドのサービスエースなども決まり、圧倒したゲーム運びをみせこのゲームを制した。しかし、午後21時頃、このタイミングで最終セットは翌日に順延となった。翌日の午前9時からスタートとなった最終セット。こちらも10ポイントタイブレークとなり、1ポイントが非常に重要となるこのセットで高い集中力を維持し続けた。10-4と全く寄せ付けず、1回戦を突破した。続く2回戦、相手は新出・桃山(近大)組。強豪近大の一番手ペアで、今年の関西学生春季テニストーナメントで準優勝を収めたまさに強敵だ。序盤から相手ペースで試合が進み、なかなか攻め入ることができない。終始流れを寄せ付けることができず、2-6、2-6のストレート負けを喫し、3回戦進出とはならかった。

▲初出場ながら躍動した佐々木

 

▲フォアハンドを放つ石川

 

中大エースの活躍(石川)

中大のエースが堂々のプレーで躍動した。関東学生テニストーナメントでの結果により本戦へストレートインした石川。今大会は2回戦からの出場となった。石川にとっての初戦はまさにエースとしての戦いぶりそのものであった。1回戦を勝ち上がった由良(鹿体大)を一切寄せ付けず、6-2、6-0と圧倒し、わずか1時間ほどで退けた。続く3回戦は予選勝者の山内(筑大)。今年の関東学生新進テニス選手権でダブルス準優勝を飾った勢いのある実力者だ。序盤、やや力みがありペースを掴むことができず、押される展開に。ネット際でのプレーを交え、リズムを取り戻そうと試みるもなかなかチャンスを決めきれない。また相手の配球も冴え渡り、スピンの多くかかったボールで時間を作られ、チャンスボールをほとんど与えられず第1セットを落としてしまう。トイレットブレークを挟み、始まった第二セット。徐々に石川らしいプレーをみせる。サービスエースなどを奪い、着実にキープする。相手のサービスゲームでもベースライン付近への深いボールを配球し、攻撃のリズムを作り出す。しかし、相手も負けじと着実にゲームを展開し、ゲームカウント4-5で迎えた第9ゲーム。石川のサービスゲームであったが、ダブルフォルトで失点し、思うようにゲーム展開をできずにいた。そのまま0-40となりマッチポイントを握られる。しかし、ファーストサーブをワイドに放ち、ミスを誘い15-40に。次のポイントも掴み、30-40と追い上げるも最後は力負け。1-6、4-6のストレート負けを喫し、初のベスト16進出とはならなかった。それでも石川は前を向き、再起を誓った。

▲喜びを爆発させる石川

 

◆試合結果◆

シングルス1回戦
〇森田2-0當仲(法大)●
(6-3、6-2)

シングルス2回戦
○石川2-0由良(鹿体大)●
(6-2、6-0)

●森田0-2石垣(日大)○
(0−6、5-7)

シングルス3回戦
●石川0-2山内(筑大)〇
(1-6、4-6)

ダブルス1回戦
○石川・佐々木組2-1新城・三代(徳島大) ●
(4-6、6-3、10-4)

ダブルス2回戦

●石川・佐々木組0-2新出・桃山(近大) ○

(2-6、2-6)

 

(記事:本國大和、写真:本國大和)