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開幕直前!卓球部・女子卓球部春季リーグ戦前特集 ー第5回香取位圭・枝廣愛・川畑明日香・吉岡桜子編

いよいよ5月9日に春季リーグ戦が開幕。昨秋6位に終わった卓球部と、春秋全勝優勝で連覇を遂げた女子卓球部。4年生が引退し、新体制が始動した卓球部と女子卓球部の選手、監督のインタビューを全7回でお届けする。

第5回は女子卓球部の香取位圭(文3)選手、枝廣愛(商3)選手。川畑明日香(文3)選手、吉岡桜子(文3)選手。下級生から経験を重ね、いよいよ大学生活の折り返しを迎えた彼女たちに話を聞いた。

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<香取位圭>(聞き手、構成:志水恒太)

▲今季は主力メンバーとして期待がかかる香取

──今の調子は
「結構良い感じです(笑い)。ちょっと用具とかも変えて、結構振れるようになってきたので自分でボール前より作れてるかなって感じですかね」

──用具を変えたきっかけは
「正直今まであんまりしっくり来てなかったというか、メリットはあったんですけどそれよりもデメリットの方が自分の卓球的に大きくなってきたなって思って、それならこだわっているよりちょっと変えてみた方が良いかなって思ってチャレンジしてみた感じです」

──ここまでどういった練習を続けてこられましたか
「私キャプテンの川北(帆香・経4)さんと一緒に2ヶ月くらいスペインに行ってて、そこで海外の人のボール取ったりコーチにも付いてもらってたので、前より全体的にレベルアップしてると思って、結構ミスが多いタイプなのでミスを減らすように。でも威力とかを落とさないようにって感じですかね」

──スペインに行って考え方の変化などは
「そうですね、人もみんな楽観的というか結構態度にも出るし、でも試合終わったらみんなケロッとしていて何か切り替えがみんな上手くて、自分も元から結構表情に出るタイプなんですけど、もっと出してもいいのかなとも思ったり、全然日本と海外の卓球違うので良い部分は取り入れて試合出来たらなと思います」

──川北さんにキャプテンが変わってチームの雰囲気はいかがですか
「(工藤)夢(令6卒・京都カグヤライズ)さんは団体行動でみんなできっちり積み重ねていこうって感じなんですけど、帆香さんは個々に任せるタイプなので雰囲気も柔らかいというか良い意味でラフな感じというか、試合前の緊張感はあるんですけど少し穏やかって感じです」

──上級生に入ってきましたけど気持ちの変化とかはありますか
「おー、結構ありますね!1、2年の頃は先輩方も強くてリーグ戦だったら多分出られないだろうなみたいな感じで、みんなが取ってくれてるみたいな感じだったんですけど、上になってきて自分も試合に出るタイミングも多くなってくると思うし責任感みたいなのは少し出てきましたかね」

──ここまでの2年間で点数を付けるとしたら
「えぇーー(笑い)、70点くらい。練習とかは結構できるというか、やるから良いんですけど、試合までの調整とかがあんま上手くいかなかったり、ちょっと疲れてるとき『もう良いや』ってサボり気味になったり、コツコツやってれば結果が出せてると思うんですけど何かいまいち結果が地味な感じなので、、。でも70点って高いか!(笑い)。私ポジティブっていうか自分に甘いタイプなので高くなっちゃってるけどじゃあもっと低いか。50点くらい?(笑い)」

──ご自身のプレースタイルの特徴や強みは
「バックドライブ。下回転打ちの回転量とかは結構自信あります。そこでミスっちゃうと自分も焦っちゃうので、取れると結構良い感じに試合進められると思います」

──逆にリーグ戦までの課題はいかがですか
「レシーブですね。いつもそこから崩れちゃうので、結構回転のアップダウンとかに弱いので前後とか、そこをやっぱミス出てきちゃうと一気に崩れちゃうって感じです」

──今年はどの大学も打倒中大を掲げて向かってくると思いますが
「んー、そういう感じで来ると思うけどこっちもメンバーは新しいし、だからと言って記憶必要も無いと思うので、全然他の大学も強いですしこっちから向かっていく感じでやっていこうかなって、自分はそういう感じです。去年は結構マジでメンツ揃ってて、4ー0、4ー0とかで勝ってて、そしたら結構プレッシャーとかもあるけど、結構メンバー変わって、特に去年の枝廣工藤のダブルスとか本当安心感あったので、夢さんが卒業されて結構ガラッとなってるので全然向かっていくって感じです」

──期待の下級生を挙げるとしたら
「武山(華子・文2)!リーグ戦でもメンタルが強くて全然動じないっていうか。結構1年生の1試合目から見てたんですけど『あっすごいな』って思って、普通緊張するじゃないですか絶対。結構動揺すると思うんですけどいつも通りやっててすごいなって思って、そしたら全勝なんでずっと」

──リーグ戦で自分のここを見てくれ
「えー、楽しそうにしているところ(笑い)。結構盛り上げたいというか、楽しそうにやってると思うので」

──去年とはここが違うぞみたいなポイントは
「サーブがちょっと種類を増やして戦えるかなって思ってます。スペイン行ってコーチに教えてもらって、ずっと1つのサーブだけだったんですけどそれだとやっぱり自分が劣勢の時とかに変えられないので。自分でも他のサーブ持っておいた方が良いと思っていたんですけどなかなか上手くいかなくて、いつも諦めちゃってたんですけど、結構アドバイスもらったら出しやすくて、良いかは分かんないですけど違うサーブを持つことで自分の戦術の幅も広がるかなって思ってます」

──リーグ戦のポイントや警戒している大学は
「とりあえず1試合目の東洋大戦で、そこで崩れちゃうとみんなの意識も下がっちゃうので1試合目にちゃんと良いスタートを切れるようにするのと、あとは筑波ですかね。強い人が強いからプレッシャーになっちゃうかもだけどそれ以外で落としちゃいけない。もちろん強い人にも勝たなきゃいけないけど、強い人とそうではない人の差があるので、そこで絶対落とせないなっていうのはあります」

──リーグ戦の間の期間の調整の難しさについてはいかがですか
「結構意識も保つの難しくて、中日が長いほど気持ちも落ちちゃうので。悪かったら修正すれば良いんですけど前半戦良いプレーできたら、それをどうそのまま持っていくかっていうのは難しいですね。私ずっと出てる人になったことがないので、でも私の感じだったら大丈夫だと思うんですけど、1試合1試合って感じなので切り替えて頑張ろうと思います」

──試合前の調整のこだわりはございますか
「自分の3球目が入らないと本当に不安になっちゃうので、そこをミスしないように細かく調整してます」

──リーグ戦はやっぱり雰囲気が違いますか
「全然違います!何か本当に緊張するんですよ。もちろん普通に個人戦も緊張するんですけど、みんなも後ろにいるしOBOGの方も上にいるし、急に背負ってるものがバン!って来るというか、全然雰囲気が違います」

──さっき高橋(あかり・文4)さんにもお聞きしたんですけど趣味やマイブームは
「えー!コナンって言ってました?(笑い)。あかりさんと同部屋なんですよ、それでずっと観てるんですよ毎日2本くらいマジ映画観てて。それをついでに見てて、私も結構コナン観てます。あーでも今めっちゃ甘いもの食べてます。プリンとかアイスとかシュークリームとか、めっちゃ甘いもの食べたくて、爆食べしてます(笑い)。多分少なからずストレスとかもあるから、いつもそんななんですよ。今は甘いもの食べたくて仕方ないので、ずっと食べてます」

──最後にリーグ戦と今年1年間の意気込みをお願いします
「リーグ戦はグランドスラムを達成する事がチームの目標なので、そこに向けて全員で準備していけたらなと思います。シングルスだったら関東学生でベスト8か4に入りたいです」

◇香取位圭(かとり・みか)◇
学部:文学部
出身高校:正智深谷高校

<枝廣愛>(聞き手、構成:桑沢拓徒)

▲1年の頃から絶対的エースとして君臨し続ける枝廣

―昨年度全体の振り返り
「去年は工藤さんとか、藤田さんとか藤森さんみたいな関東学生とかでも上位に入る選手がいてくださったおかげで、春と秋をすごく完璧な感じで優勝することができたし、自分としては出澤さんに春も秋も負けちゃって、その他に勝てたのは良かったんですけど、やっぱりそこを今回勝っていかないといけないのかなと思います」

―リーグ前にしてチームの雰囲気は
「みんな仲良くて何でも言い合えるチームだと思います」

―プレーなどの技術的な面では
「けっこう安定して、みんなラリーが上手だなと思います」

―主将として川北さんは
「去年の工藤さんとかとは違った感じですけど、すごくみんなの意見を取り入れてくれたりとかしてくれる人だと思います」

―工藤さんと違うところは
「夢さんはきちんと厳しいことも言ってくださっていたので、それで身が引き締まることもありました」

―川北さんは優しい
「優しいです。工藤さんも優しかったですけど、優しいプラス厳しさみたいなのがあります(笑い)」

―新入生の印象は
「みんなすごい。4人とも強くて刺激されます」

―2年生は去年と比べて
「下の学年の子も入ってきて、多分先輩としての意識とかも今はあるようになってきたので、練習もみんな真面目に頑張ってますし、意見とかも聞いてきてくれたりするので、頑張ってるなって思います」

―同期を見て
「みんな強いので、日本一になってるペアとかもいてすごく心強いし、自分も負けていられないなって。ライバルではないですけど、一緒に切磋琢磨(せっさたくま)し合えてるかなと思います」

―同期とのエピソード
「川畑とご飯に行って一緒に部屋で話をしていたんですけど、私が韓国語が好きで、よく韓国語で話すんですよ。その時に川畑がLINEの機能で勝手に翻訳されるやつあるじゃないですか、それで韓国語のLINEのトークを開いた時に『まーちゃん』って呼ばれてるんですけど、『まーちゃん大好き』とか翻訳されてあって、それがおもしろかったです。2人でめっちゃ笑いました(笑い)」

―リーグ戦での個人やチームの目標
「チームとしてはやっぱり優勝できたらいいなって思っているんですけど、今年は去年と比べて絶対厳しい試合になると思うので、自分が絶対に1本取れるように頑張りたいと思います」

―やはり専大の出澤さんに警戒
「どこの大学も怖いんですけど、今は筑波大と専大。筑波は青井さんとか、新しく牧野さんという子が入ってきたりとか、専大も新しい1年生とか出澤さんがいるので、そこはもし当たったら頑張りたいと思います」

―練習での意識は
「今までニッタクさんと契約してたんですけど、またもっと上を目指したいということで、最近ラケット・ラバーとかも新しく変えたりして、全然感覚とかも違ったりして難しかったんですけど、今はフォアハンドをすごく重視して頑張っています」

―試合で注目してほしいプレーは
「前はバック対バック、バック主体から全部ラリーする感じだったと思うんですけど、今はフォアを頑張っているのでフォアに注目して、注目とかもあれですけど(笑い)頑張りたいと思っているので見ていただけたらうれしいです」

―最近の息抜きは
「アニメ好きなのでめちゃくちゃ見てます」

―見ている作品やおすすめは
「『ぶっちぎり?!』とかポケモンとかめっちゃ見てます」

―全日本を振り返って
「シングルスに関しては3回戦で日本代表とかに多分なったことあると思うようなめちゃめちゃ強い人が入ってきちゃって、そこに良い勝負をして勝てたら良いなっていう感じだったんですけど、試合や試験もたくさんあって寝られなかったりだとか、体のコンディションとか卓球のコンディションも全然良くない状態で入っちゃって、すごくそれが悔しかったので、勉強もきちんとコツコツやって、きちんと寝て、基本的なことを今は意識してやってます」

―工藤さんとのダブルスは
「全日学での試合があまり良くなくて、夢さんと組む公式戦がそれで最後だったので、練習の時にここがどうとか言い合って、負けちゃったんですけど、あそこまで行けたのは良かったと思います」

―混合は小野寺さんと
「初戦からミックスダブルス負けてたんですけど、小野寺さんがすごく声をかけてくださったりして、自分の割と良いところを初戦で出せれたと思うんですけど、準々決勝の時に小野寺さんが良いプレーをめっちゃしてくださったのに、自分が足を引っ張っちゃって、もうちょっとできることがあったんじゃないかって思います。それもすごく悔しかったので、それをバネに頑張ってます」

―今後のダブルスは誰と
「この前のオープン戦で武山と組ませてもらいました」

―試しで武山さんと
「試しだったんですけど、(今後も)武山かなと思っています」

―相性が良かった
「今まで右右だったので回って動く部分が多かったんですけど、武山が左で私が右で回らずに打つ感じで、パターンとかも左だと分かりやすくて、そういうのを考えて試合ができたから、この前の東京選手権で2位になれたのかなと思います」

―平野美宇選手とも試合されていましたが、Tリーグでの活躍は
「強い人とたくさんやらせていただける機会が多くて、でもやっぱりここ1本とか、そういったところが全然違うなって感じます。なのでもっと練習していかないとついていけないなと思います」

―大学の卓球とプロは違う
「はい。もっときちんと考えてやらない通じないなと思います」

―卓球は今後も続ける予定
「全然まだまだ決まってはいないんですけど、ここまで卓球できてるのも当たり前ではないですし、せっかく頑張ってここのレベルまで来られたっていうのと、親にも感謝しないといけないので、卓球で行けたら良いなと思っています」

―最後にリーグ戦の意気込みや今年度の抱負を
「3年生になって時間の余裕とかも出てきたので、もっと卓球に費やして行きたいです。今年こそは全日学優勝と、リーグ戦で自分の役割をしっかりと果たせるように頑張りたいと思います」

◇枝廣愛(えだひろ・まどか)◇
学部:商学部
出身高校:就実高校

 

<川畑明日香>(聞き手、構成:桑沢拓徒)

▲リーグ戦ではシングルスでの出場が多かった川畑(右)。インカレで優勝を果たしたダブルスにも期待だ

―最近の調子は
「リーグ戦前というのもあって、団体戦なのでチームみんなでまとまっていけるように、優勝できるように頑張っています」

―リーグは団体戦。個人戦の全日学との違いは
「団体戦の方が勝つのが難しいというか、すごく責任も感じるから、そこできちんと勝てるような選手になりたいです」

―昨年度全体を振り返って
「去年もリーグ戦に少し出させてもらって、去年は勝つことができたんですけど、今年はもっと厳しい試合になってくると思うので、向かっていく立場で。去年優勝してみんなから追われる立場だけど、そこを思い切って強気で行きたいです」

―新体制について
「去年も仲が良かったんですけど、今年の方が雰囲気が柔らかいというか、みんな仲良くて何でも言い合える仲みたいな感じで、お互いアドバイスがし合えるようなチームかなと思います」

―工藤主将は厳しいことも言うタイプ
「普段は優しいんですけどきちんと思っていることを言ってくれるし、それでみんなもついて行ってくれるし、チームをまとめてくれていたので、すごく良かったと思います」

―川北主将の性格は
「本当に優しくて怒ったりとかはしないんですけど、でもきちんとみんなのことは見てくれていて、めちゃくちゃストイックで頑張ってるなって思います」

―新入生について
「明るくて、でもめっちゃ真面目で4人ともきちんと自分の意思があるっていうか、すごく負けず嫌いでみんな頑張っていて、違った良さがあって良い子だなと思います」

―先輩になった2年生の成長を感じる部分は
「そうですね。去年よりも周りを見てきちんと行動できてるなと思います」

―最近同期とは
「みんな仲良しで、ご飯とかも一緒に行ったりする感じです」

―最近のおもしろエピソードは
「おもしろエピソード!?ちょっと待ってください(笑い)この前なんですけど、休みの日に枝廣さんと築地に行って、食べ歩きみたいなのをしてすごく食べたんですけど、その夜も焼肉食べるっていう”超食べる1日”みたいなことはありました」

―プレーに影響は
「多分大丈夫です。その分動いてって感じで(笑い)」

―改めてリーグ戦での個人やチーム全体の目標は
「チーム全体はもちろん全勝して優勝することなんですけど、自分の出番があったら絶対に勝ってチームに貢献するっていう目標があります」

―気をつけたい相手などは
「どこも強いんですけど、筑波大の青井さん・牧野さんが強くて、全体的に筑波大が前半の2試合目に当たるんですけど、そこをしっかりと勝ちきらないと行けないところと、あと専大の出澤さんは本当に強いと思います」

―今の練習での重点は
「自分は左でバックの異質で相手を惑わせて攻撃する戦型みたいな感じなんですけど、フォアが本当に苦手で今は特にフォアのストレートに打つ。コースを狙って打つ練習をしています」

―基本的に異質ラバーで
「無回転のボールが行くラバーで、ずっとそれを使ってやっています」

―リーグ戦などでの注目ポイントは
「あんまり声とか出せなくて本当はめちゃくちゃ緊張しているんですけど、よくみんなにポーカーフェイスみたいって言われて、多分あまり緊張してなさそうに見えると言われるので、ちょっと声を出したいなって思ってそこを見てほしいです」

―最近の忙しさは
「前より段々授業が減ってきたので、最初の方は大変だなって思っていたんですけど、でもずっと練習とかずっと授業よりかは、交代交代みたいな感じで、気分転換しながら両方に向き合えているかなと思います」

―息抜きやハマってることは
「ドラマを見ることにハマってて、あと本当にめっちゃ寝るのが好きで、1日8時間半ぐらい寝ます」

―早寝、遅起き?
「寝るのは早いんですけど、でも起きるのはみんなよりは遅くないと思います」

―全日本の感想
「会場とか人とかで緊張しちゃって。いつも以上にめちゃくちゃ緊張して、あまり自分の思い通りに振れなかったり、思い切ったプレーができなくて、全部守りみたいになってしまったので、そこが反省点かなと思っています」

―将来について
「卓球を続けるかどうかも決まっていないし、自分のやりたいこともあまりなくて、今どうしようかなって考えているところです」

―リーグ戦の意気込みと今年度全体の抱負
「リーグ戦は春秋両方優勝できるように、あとインカレも去年3位だったので今年は優勝できるように、自分の課題とかを見直して、もうちょっと成長できるように頑張りたいと思います」

◇川畑明日香(かわばた・あすか)◇
学部:文学部
出身高校:福井工業高校

 

<吉岡桜子>(聞き手、構成:桑沢拓徒)

▲川畑と組んだインカレ女子複で優勝するなど、昨年飛躍を遂げた吉岡

―昨年度の振り返り
「個人は全日学優勝できたのが大きかったんですけど、団体戦で春秋優勝してインカレは3位で、自分はずっと団体戦でずっと勝てずに貢献できなくて、インカレもメンバー入れてないで上で応援してたり、リーグ戦も基本応援みたいな感じだったんですけど、ずっと団体戦で勝ちたい気持ちがあるので、去年は割とちょっと悔しいというか、個人戦で勝ったのはうれしいんですけど、チームに貢献したい思いが強いので悔しい年でもありました」

―今年は団体戦で
「ダブルスも優勝したので、もしかしたら出る場面も出てくると思うので、そこで勝てるように今練習を頑張っている感じです」

―個人戦・団体戦の違いは
「私は見られているとすごく緊張してしまうタイプで、団体戦だと後ろでみんなが応援してくれているんですけど、それが逆に緊張につながってしまう部分があって、やっぱりチームみんなでの1本だから、ちょっと無駄に背負い込む部分があって、そういったところが団体戦は自分が苦手だなって感じているところだと思います」

―今年度のチームについて
「川北さんが主将になって、硬いチームというよりかは、みんな自由な感じで楽しい雰囲気の明るいチームという感じがするので、(試合でも)みんなで明るく戦っていけるチームなのかなと思います」

―川北さんはどのような主将
「言葉で何か言うというよりかは、背中で引っ張るみたいな。率先して練習したりとか、そういった部分でじゃあ私も練習しようかなとか。みんな誘ってやろうよみたいな感じで練習するタイプなので、背中で見せてくれる人なのかなと思います」

―怖くはない?
「怖くはないです(笑い)帆香さん(主将)はラフな感じなので。でも逆にみんなでワイワイできて、チーム力みたいなのはけっこう高いのかなと思います」

―新入生について
「みんなすごく強くて明るいので、練習していても楽しいですし、みんな高校終わってすぐなので練習もいっぱいやり込むから、自分も負けないように頑張らないとって思える存在ですね」

―2年生の成長
「下が入ってくると下には負けたくないみたいな気持ちになって、特に2年生はけっこう自分が頑張りたいみたいなのがすごく感じるので、また強くなったのかなと感じます」

―同期は変わらず仲良し
「枝廣さんが強いので、私たちも力になりたいみたいな感じで頑張って練習したりとか、基本仲良いです」

―同期とのエピソード
「川畑さんが電子レンジでできる料理みたいなのを振る舞ってくれた時があって、それに卵が載ってたんですけど、卵って多分空気を入れないでレンジでチンすると爆発するので、それでいただきますって言って箸を入れたらボンッって卵が爆発して、殺されかけたエピソードがあります。しかも私のやつだけ爆発したので、他の人のは大丈夫だったんですよ」

―改めて団体戦での個人やチームの目標は
「リーグ戦の春秋連覇とインカレ優勝のグランドスラムを目標にして今は頑張っているので、自分が試合に出る時は勝てるように頑張りたいし、出なくてもチームを雰囲気とか、いろいろな部分でサポートできるように(頑張りたい)。カットマン1人でけっこう他の大学にも多いので、練習相手をする時とかもきちんと相手になれるようにとかを思って練習を頑張っているので、チームみんなでその目標を達成できたらいいなって思っています」

―カットマンは練習も違ってくる
「攻撃もしないといけないしカットもしないといけないし、自分はけっこうカットが苦手なので、練習相手をしたときにミスなくできるように練習しています」

―カットの戦型に落ち着いたのはいつ頃
「小学校1年生ぐらいで卓球を初めて、2年生の時に攻撃マンで全国大会に出たんですけどその時に全然勝てなくて、クラブのコーチがカットマンの人だったので、そこでカットマンになろうって言って、2年生の秋ぐらいからカットマンです」

―コーチの言葉でカットマンに
「そうですね。カットマンがどういう戦型とかも全然知らなくて、とりあえずやってみるみたいな感じでやってました」

―今後変えるなど考えたことは
「変えないです。自分に合ってると思います」

―今の練習での意識
「リーグ戦はダブルスで出る可能性がありそうなので、ダブルスでも自分の一つ一つの技術がけっこう大切なので、質の高いボールを自分が送れるように、いろいろなコースとか入れる意識をして練習しています」

―ダブルスで出る際は川畑さんと
「そうですね。川畑さんと一緒にダブルスだと思います」

―自信あり?
「私はあんまりないんですけど(笑い)向こうは多分引っ張ってきてくれると思うので、頑張りたいです」

―警戒する相手
「いつもは専大・日体大って感じだったんですけど、筑波大が青井さんと、1年生の牧野さんが強い。2試合目の筑波大戦はチームみんなで戦って勝てる試合かなと思っているので、そこをみんなで乗り越えられたら流れに乗れるんじゃないかなと」

―試合での自身の注目ポイント
「今まで本当に緊張してしまって何もできないで負けているので、せっかくカットマンなので最後までボールを追いかけて、めっちゃ動いて取るっていうプレーをできるように頑張りたいと思っているので、そこに注目いただけたらいいなと思います」

―卓球と授業の両立
「去年よりもだいぶ授業が減って練習ができているので、そこは全然良い感じだと思います。ゴールデンウィーク中は授業がないので、ひたすら練習して帰って寝てって感じです。半日練習の日も週に何回かあるので、そこは自分で調整して、ちょっと疲れたなと思ったら帰って寝てとかそういった感じで過ごしています」

―オフは基本寝ている
「そうですね。基本的に暇があったら寝ています。去年まではけっこう出かけてリフレッシュみたいな、4年生とかはそんな感じだったんですけど、今はみんなほぼ寝てるみたいな感じです(笑い)」

―最近の息抜きは
「めっちゃコナンにハマってて、映画を一から全部見てます。小さい時から見てて、久しぶりにこの前に新しい映画を見に行ってもう1回今ハマって、U-NEXTでずっと映画とアニメを見てます」

―全日本の振り返り
「シングルスは初戦で負けると思ってて、でも実業団の選手に3人勝ってスーパーシードのところまで行けて、なんかちょっと自信になる部分もあったけどスーパーシードの人と試合して、けっこうボロボロに負けちゃったんです。そこで課題も見つかって、自分の中ではけっこう良かったなと思えた。ダブルスも高校の同期の人たちと組ませてもらって、ダブルスも勝てて、全日学優勝してちょっとだけ自信ができて、自分の中でちょっと余裕を持って試合ができるようになったかなって最近思っていたので、それが全日本でもけっこう勝つことができて、ちょっとずつ力になってるかなって自分の中では感じました」

―今後卓球は
「もう卓球はやめようと思ってて、教員になりたくて教職も取っているので、ちょっとずつ勉強も始めていて卒業したら教員になれるように頑張りたいと思っています」

―教員の夢は入学時から
「高校の途中ぐらいから教員になりたいかなって思って、国語の教員になりたかった。中大に入る時も国語の免許を取りたいから国文学に入ったんですけど、それで頑張ろうって思って大学に入りました」

―リーグ戦に向けての意気込み
「リーグ戦は去年4年生が強くて安心感があったんですけど、今年抜けてしまって、多分みんなも毎回が楽な試合ではないと思っているので、そこで自分が出た時はやっぱり勝って少しでも貢献できるように頑張りたいし、チームみんなで一試合一試合戦っていけたらいいかなと思います」

―ちなみに全日学優勝で「HAKUMON Chuo」の表紙に
「プロのカメラマンみたいな人が来てくださって撮ってもらいました(笑い)」

―周りからの反響は
「中大の卓球部の公式アカウントが1回載せてくれて、そしたら友だちが『欲しい』みたいな感じで言ってくれて、親とかも『すごい』って言ってくれて」

―お父さんが卓球選手
「駒大で卓球やってて、社会人になってからやってなかったんですけど、多分子どもができたからやらせたくて、お姉ちゃんはやりたくないって言ったんですけど、自分はよくわかんないからやるみたいな感じで始めたので、お父さんが誘ってくれたのがきっかけです」

―他のスポーツや習い事は
「運動神経が悪くて全然スポーツできないので、卓球やめられないからやってたみたいな感じです(笑い)」

―やめたいと思ったことは
「ずっとやめたくて高校終わって大学に入る時に本当にやめようって思ったんですけど、やっぱりせっかくなら卓球を使って進学した方がいいみたいな感じで言われたから、やろうかなと思ってやった感じです」

―お父さんは試合の応援には
「自分が嫌だからなるべく来ないでって(笑い)」

◇吉岡桜子(よしおか・さくらこ)◇
学部:文学部
出身高校:正智深谷高校