2021年5月2日 ダイドードリンコアイスアリーナ
新体制で迎える最終試合、相手は宿敵東洋大。第1ピリオド、第2ピリオドは優位に立つが、最終ピリオドで逆転を許し最終スコア4-5で本大会を終えた。
▲パックを運ぶ畑山
〈第1ピリオド〉
ゲーム開始2分30秒、ペナルティをとられ劣勢の中で先制点を許してしまった。しかし、その後は自分たちのペースで試合を展開していった。先制点を取られてから約7分後、渡邊大(文4)が冷静にゴールを決めた。その3分後、この流れをつかむように中村宗史(総4)が華麗にパックを運び、畑山隆貴(総2)が股抜きシュートを決めた。2―1で第1ピリオドを終えた。
▲喜ぶ選手たち
〈第2ピリオド〉
第1ピリオドの流れそのまま、中大の攻撃時間が続く。ネットが揺れたのは開始約7分。畑山が自身2得点目となるゴールを決めた。東洋大に2点差をつけ、このまま突き放したい中大だったが、第2ピリオド終了2分前に1点返され、3-2で終えた。
▲自身初得点を決め喜ぶ堤
〈第3ピリオド〉
1点リードのまま迎えた第3ピリオド。「後半は体力を失い相手にペースを奪われた」(畑山)と、中大は守りの時間が続いた。開始8分には同点に追いつかれ、その4分後ついに逆転を許してしまった。試合終了2分前、ゴーリーなし6人全員で攻めたものの、相手にパックを奪われさらに突き放されてしまう。このまま終了かと思われたが、堤虎太朗(総1)が最後のゴールを決めた。「よくパックキープができ、この時間帯に点数をとれてすごく良かった」(八戸了監督)と話すように、良い流れを取り戻したが時間が足りずそのまま試合は終了。4-5で黒星を喫した。
「新チームとしての完成度は高かった」(畑山)が後半にペースを取られた中大。「夏の陸上トレーニングで東洋相手でも走り続ける体力」(畑山)をつけ、次のリーグ戦ではその成果を見せてくれるだろう。始まったばかりの新体制だが期待が高まる。
◆大会結果
●中大4(2-1,1-1,1-3)5東洋大〇
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部