2021年11月10日 スリーボンドベースボールパーク上柚木
勝てば決勝進出が決まる試合。舞台を上柚木に移し、新関東リーグ1位の国士大世田谷を迎えての一戦。
初回から試合は動く。中森至(経2)のヒット•盗塁などで二死一二塁のチャンスを作ると伴野匠(経3)がライトオーバーの2点適時二塁打を放ち2点を先制する。さらに本日6番でスタメン起用された川満剛(文2)も適時打で続き初回に3点を先制する。
▲「今日のバッティングは良かった」と中森
先発の木藤忠広(商1)は先頭打者にいきなり四球を出すも、力強いストレートを武器に後続をきってとるピッチング。早めに追加点を取り、一年生の木藤を楽にさせたい打線は続く2回、森康太郎主将(法4)のヒットを足掛かりに一死一三塁のチャンスを作ると中森、佐藤龍之介(商3)、伴野の連続タイムリーでこの回さらに4点を追加し、序盤で試合の主導権を完全に握る。
▲本日4打点の大活躍を見せた佐藤
大量リードをもらった木藤はストライク先行の強気のピッチングを見せる。ストレートでカウントを整えてからスライダー•カーブを駆使し相手打者を手玉にとる。打線もその木藤のストライク先行のテンポの良い投球に乗せられてか3回にも2点、5回にも1点を加え勝負あり。大会規定により5回コールドと圧倒的な力を見せ決勝へ駒を進めた。
▲一年間チームを引っ張ってきた森主将
この試合では打撃もそうだが、高い守備•走塁意識が見られた試合だった。守備では2回無死二塁のピンチの場面。打者がショートへのゴロを放ったが、二塁ランナーが飛び出しており、これを遊撃手藤森晃希(経3)は見逃さずゴロを捕球し三塁へ送球し封殺。見事にピンチの芽を摘み取った。走塁では3回、先頭の羽渕達哉(経3)がショートへ強烈な打球を放つとこれを相手の遊撃手が弾く。打球処理がもたつく間に羽渕は一気に二塁を陥れ、これが3回の2得点へと繋がった。野球は打って投げるだけではない。守備•走塁といった細かい部分も勝敗の分け目に非常に大きく関わってくる。決勝でも細かい部分に徹底した野球を繰り広げ、優勝をつかみ取り、4年生の最後の花道を飾りたい。
◆試合結果◆
チーム 123 45=計
中 大 342 01=10
国士世 000 00=0
(規定により5回コールド)
◆お知らせ◆
次戦は11月11日、小野路球場にて行われる決勝、対神奈川大戦となります。試合開始は14時00分を予定されています。
この試合の写真をインスタグラムで投稿予定です!詳細はInstagram(@chuspo_report)をチェック!
(記事:江渕光太、写真:坂井真子、鎌田怜穂)