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後半途中からペース掴みかけるも 流れを引き寄せられず連勝ならず―関東大学ラグビーリーグ1部 対関東学大

2021年11月21日 AGFフィールド

「目の前の一線に集中する」(茂原隆由主将・経4)と気持ちを入れて臨んだ1戦。序盤からリードを許しペースを握られると相手の流れで試合が進み、12-35でリーグ戦4敗目を喫した。


▲3戦連続でスタメンのフランカー、山本大二朗(商4)

前節に勝利し連勝を狙った中大に対し、気持ちを入れてきた関東学大が先攻。前半5分に中大のスローフォワードが2回連続で取られると、スクラムは均衡したものの、左サイドへ展開されてじわじわと中大陣地深くまで運び込まれ、先制トライを許す。前半23分にも中盤右サイドから左に右に展開しながら攻め込む関東学大をストップしきれずに押し込まれて追加点を許す。

中大側も水野陸(文2)や杉本崇馬(経3)のスピードや、茂原主将、橋本吾郎(商4)の体格を生かしたパワーで攻め込みに行くが、もう一歩取り切れずに試合が進む。ディフェンスも大きな綻びはなく、中村凌雅(商3)や市川大喜(文4)のナイスストップや、関東学大がラインアウトモールを仕掛けた際には山﨑祥希(経1)のボール奪取で失点を防ぐなど一方的な展開にはさせなかった。

このまま0-14で少ないチャンスを生かした関東学大と生かせなかった中大の差が表れる前半戦となった。

 

後半戦開始直後は中大もスピード感を取り戻し、杉本、山﨑成太(法3)が相手をかき分けて進み、池田叡司(商4)も精度高くボールを供給しながら攻め込んでいく。何度か反則を取られる展開が続いたものの相手のコラプシングと津田貫汰(法3)のキックで陣地を大幅に回復し、一転してチャンスを作る。しかしこのチャンスも生かしきれずに自陣へ戻された。


▲山﨑祥のトライに喜ぶ池田(左)と津田(中)

後半18分には右サイドのラインアウトからモールを作らずにすぐにボールを出して左サイドへ展開。素早い攻撃で押し込むと、山﨑祥の最後の一押しでトライに成功する。25分には杉本のパスを受けたウイングの志賀雄太(商4)がスピードに乗り切り中盤付近から一気に駆け抜けて続けざまのトライに成功する。2度目のゴールキックは外したが、12-14で流れを引き寄せる。


▲一気に駆け抜けてトライ成功の志賀

しかし追いつかれかけた関学大も気を引き締めなおしたか、30分に芳崎(関東学大)の右サイドから左サイドへの長いキックをキャッチした阿部が(関東学大)トライで再び引き離される。このトライで流れが断ち切られ、12-35で悔しい敗戦となった。

次節の大東大戦はなんとか勝利し、勝ち点を積み上げてリーグ戦を終えたい。

 

◆お詫び◆
記事投稿が遅れましたことをお詫びもうしあげます。

◆お知らせ◆
次戦はセナリオH三郷で行われる大東大との試合です。

 

(記事:尾又賢司、写真:菅澤澪生)