2022年4月2日 スリーボンドベースボールパーク上柚木
前日の雨天の為、開幕が本日にずれ込んだ春季リーグ戦。昨年春・秋リーグの両方で落としている鬼門の開幕戦、今季こそ白星スタートを切りたいところ。
中大の先発はエース石井竜弥(商3)。石井が自分で課題と語る立ち上がりを三人で抑えると、その後はテンポの良い投球と、石井の持ち味である140km台の直球とキレのあるスライダーの抜群のコンビニネーションでスコアボードに0を重ねていく。
▲見事なピッチングを見せた石井。しかし「最後まで投げられなかったのは悔しい」と本人は納得のいかない様子であった。
石井の好投に応えたい打線だが、昨年春完投負けを喫した天敵高地(国士大)をなかなか打ち崩すことができず、5回まで無安打に抑え込まれる。しかし、6回、藤森晃希(経4)にチーム初安打が生まれると相手のエラーが重なり一死二三塁のチャンスを作ると、中森至(経3)の犠飛でついに一点を先制する。さらに8回、二死走者無しからまたも中森が「低い打球でコンパクトに打とうと思っていた」と内角低めの球を上手く捌きライトポール直撃の大学1号本塁打を放ちもう一点を追加。9回は石井、一死後に石井の後を継いだ木藤忠弘(商2)がしめゲームセット、大事な開幕戦をものにした。
▲「ほんとにすごい。成長してる」と普段は辛口コメントの池田監督も大絶賛の中森。
本日は石井・中森の投打の要となる新3年生コンビが躍動した。しかし、少し気になるのは試合中盤まで無安打と打線の元気のなさだ。池田監督も「全然ダメ」と苦言を呈した。投手に頼るのではなく、次戦は打線が奮起し、楽な展開に持ち込みたいところだ。
◆試合結果◆
チーム 123 456 789=計
国士大 000 000 000=0
中 大 000 001 01×=2
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(記事:江渕光太、写真:坂井真子)