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【2024秋季リーグ開幕直前インタビュー】第8回・3年生野手陣後編 繁永晟・松嶋晃希

春季は全日本覇者・青学大との一騎打ちに敗れあと一歩、優勝には手が届かなかった中大野球部。しかし表彰選手に5人が選出されるなど、快挙も達成した。春の雪辱を果たすべく、夏の練習で弱点を克服して迎える秋。
ラストシーズンを迎える4年生をはじめ、中大の躍進を支えた選手たちが持つそれぞれの特別な思いを全11回に渡ってお届けする。

第8回はベストナインを獲得し、秋も打撃の軸となることが期待される繁永晟(商3=大阪桐蔭)選手と松嶋晃希(経3=浦和学院)選手です!

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<繁永晟>(聞き手、構成:齊藤さくら)


▲春季リーグでは首位打者とベストナインの二冠を達成した繁永

──今の調子と状態はいかがですか
「バッティングはいい感じでいけてるなと思います。守備はいつも通りという感じで」

──リーグ後の取材と重複しますが、春を振り返っての感想をお願いします
「春は目標としていた首位打者を取れたんですけど、チームとしての日本一っていうのは達成できなかったので、ここは秋の目標にしていきたいと思います」

──春は四死球が9ありますが選球眼にご自信は
「自信はあんまり(笑い)。たまたまって感じですね」

──大学日本代表に選出されて、どのようなところが勉強になりましたか
「バッティング面がやっぱり一番成長できたかなと。やっぱ4年生の西川さん(青学大)であったりとか、プロ行くような選手のバッティングとかを色々聞いて参考にして、それはまあ自分の身にもなったかなと思います」

──海外の野球や普段対戦機会のない欧米の選手はどう感じられましたか
「海外のピッチャーは球が速くて、変化球とかも日本のピッチャーとは違ったのでそこはまあいい経験ができたかなと思います」

──どなたにどんなアドバイスをもらいましたか
「西川さん(青学大)にボールのどこを叩いて、とか入れる角度であったり、そういうのも色々聞きました」

──柳舘選手(国学大)とお話しされていることが多かったと思いますが、何かアドバイスをもらったりとかはありましたか
「何ももらってないっすね(笑い)。他愛のない話をしてたって感じです」

──チームメイトではどなたと一番仲良くなりましたか
「外丸(慶大)ですね」

──何か裏話とかエピソードとかありますか
「特にないですけど(笑い)ずっと一緒にいましたね」

──これまでのリーグ戦前の練習とは違うことも多かったと思います。調整の難しさみたいなものはありますか
「そうっすね。春、首位打者取らせてもらって警戒されて、やっぱインコースとか攻められると思うんで、そこの対策っていうのはやっぱしていかないといけないかなと思います」

──開幕まであと1週間ですが、今のご心境はいかがですか
「やっぱり春、悔しい思いをしたので、まずは東都で優勝して、日本一を目標にやってるのでそこを達成したいなと思います」

──今のチームの雰囲気や状態は繁永選手からご覧になってどのような感じですか
「いい感じで来てるなと思います」

──対戦が楽しみな選手はいらっしゃいますか
「やっぱり青学の中西投手ですね。春は全然打てなかったので秋はしっかり打っていかないともう優勝もないと思うんで、しっかり打っていきたいと思います」

──秋リーグでのご自身の役割はどのようなものになるとお考えですか
「クリーンナップをやっぱり任されると思うんで、やっぱり回ってくるチャンスは絶対に物にするっていうのは春と同様にやっていきたいと思います」

──秋季リーグ、自分のここを見てくれ!
「バッティングですね」

──秋の目標と意気込みをお願いします
「個人としては首位打者取れて、今回2冠で終わったんで3冠っていうのを目指してチームとしてやっぱり日本一を目指してやっていきたいです」

 

◇繫永晟(しげなが・あきら)◇
学部学科:商学部・会計学科
身長・体重:173.4㌢・77.1㌔
出身高校:大阪桐蔭高校

 

<松嶋晃希>(聞き手、構成:高橋美帆)


▲春はベストナインにも選出された松嶋

──今の状態は
「上がってる途中で完全に状態がいいわけではないですけどちょっと前悪いところからだんだん上がってきてるっていうくらいです」

──チームの雰囲気は
「リーグ戦まであと10日もないのでそういった面では緊張感もあっていい状態が作れてるかなというのはあります」

──開幕直前ですが、今の心境は
「楽しみが一番でちょっと緊張する部分もあるんですけど、春色々経験できたので秋はもうちょっといい結果出せたらいいなという思いと楽しみな部分があります」

──春規定打席を達成されてそれは初めてだと思いますがいかがでしたか
「たくさん打席に立たせてもらったのでいろんな経験できた部分もありますしいろんな反省が出て秋に向けて色々取り組めたのでいい経験ができたなと思います」

──オープン戦での成果と課題は
「守備の面で内野手の投げた送球をカバーできて春よりできたかなというのと課題は打撃に波があったので波をなくせるように努力していけたらなと思います」

──オープン戦で印象に残った対戦は
「拓殖大学との試合で左の変速が来た時にあんまり得意なタイプの投手ではなかったんですけど2打席どちらも打てて克服できたなという面では良かったかなと」

──春はベストナインに選出されましたが、秋もタイトルを狙っていきたい?
「タイトルとかそういうこだわりはあまりなくて優勝して全国にも出て4年生と長くできればいいかなと思います」

──春は全日本覇者である青学大との優勝決定戦を行いましたが、そういった面で青学大を意識する部分はありますか
「力の差はあまりないと感じたのでとにかく1球に対する思いだったりそういった面で上回れれば勝てるかなというのと全国優勝してるのでそこは本当に勝ちたいなっていう部分はありますね」

──春は繁永選手に続くチーム2位の打率.318を記録し、打点もチーム2位の6打点をあげましたが、春好調の要因は
「冬にしっかり振り込んだのが出たのと体つきがしっかり変わったので継続して状態がいいのが続いたのかなという風に思います」

──同級生の繁永選手が大学日本代表に選出されて活躍されていましたが、刺激は
「刺激というよりかはチームメイトが活躍したので嬉しいなという思いがあります」

──やはりチームのみんなで大学日本代表の試合を観戦していましたか
「高校日本代表との試合はテレビで観てたんでみんなでしげ応援しながら観てました」

──話題になったり?
「しっかり打ってたのですごいなっていう風にはみんな言ってましたね」

──中大のチーム内でアドバイスをしあう選手はいらっしゃいますか
「同じ右投左打の皆川(岳飛=経3・前橋育英)とかよくバッティングで色々教えてもらったり聞かれたら言ったりみたいな。このピッチャーどうやって打つかのイメージだったりそういう感性が似てるのでそこで自分の意見も出しながら相手の意見も聞いてより打てるように話し合ったりはします」

──チーム内で尊敬する選手は
「やはり繁永が同級生で大舞台にも強いですししっかりここぞっていう場面で結果残せるんでそういった面はすごいなと思います」

──ご自身のチームの役割は
「これから自分はチャンスで回ってくる打席が多いと思うのでいかにその打席で打てるかというのが自分の役割だと思うのでそういった場面で結果残せるようにしていきたいなと思います」

──試合前のルーティンは
「同じストレッチしたり打席前のネクストで同じようなスイングだったり意識づけをやっています」

──清水監督から起用について何か言われていたりしますか
「基本的にはファーストでやるんですけどもしかしたら外野で出る可能性もあるよというふうに言われているのでそこはしっかり準備して外野に行った時はしっかり守れるようにしていきたいと思います」

──ファーストで守る時と外野で守る時の意識の違いは
「内野はやはり打球が速いのでずっと気を張ってないといけなくて外野は判断が難しいのでそこは本当に風であったりバッターであったりを考えながら守ってます」

──春のリーグ後の取材で優勝しないと意味ないと感じたとおっしゃっていましたが、優勝へのこだわりや想いは強い?

「そうですね。優勝して2位じゃ何もなかったので優勝しないと意味ないなとやはり感じましたし入れ替え戦に行かないのはもちろんなんですけどやはり2、3、4位とかじゃつまらないので最初から優勝目指して一戦必勝でやっていければなと思います」

──春は惜しくも優勝を逃しましたが、何が足りなかったとお考えですか
「足りなかった部分は個人としてはチャンスで回ってきた時に打てなかったのが負けの原因だと思うのでそこで1本出てたら勝てたと思いますし自分にも責任があると思うのでそういった面が秋はないようにしていきたいなと思います」

──春の課題として長打力や走塁、守備の面を上げてしましたが、それらの課題を克服するためにどのようなことに取り組んで来ましたか
「走塁は足が遅い方ではないのでどんどん積極的に練習試合でも取り組めました。守備の面では内野手の投げた送球をカバーするというのはずっと練習でやってきたので成果として出ているというのと長打力は課題としてあげたいと言っていたんですけどやはり自分の役割を考えた時にチャンスの中でヒットが打てれば点が入るのでそこのこだわりは1回無くしてチャンスで打てるようなバッティングをしていけたらなと思います」

──50mのタイムは
「前回の測定では6.15だったと思います」

──春後悔したことはなにかありますか
「青山学院戦の試合で最後の2試合1本も打てなかったので割り切れなかったなというのがどの球種も打とうとして結局当てに行って1打席も結果が出ない状態につながったので、そういった場面でいかに割り切れるかというのを感じたので色々考えすぎたというのは少し後悔はあります」

──やはりプレッシャーだったり焦りというものはあったりしたんですか
「プレッシャーも感じましたしここで打てないと勝てないという責任感があったので割り切れずどうにかして打ちたいという部分が強すぎて当てに行く打席が多かったなと感じますね」

──シビアな戦いの中でメンタル面大変だと思いますがメンタルトレーニングとかされていますか
「メンタルトレーニングはあまりしてないですけど。自分自身あまり気にするようなタイプではないので、まああんまりメンタルとかは気にすることなくやっています」

──注目する大学や選手はいらっしゃいますか
「青山学院の中西(聖輝=青学大)投手はやはりいいピッチャーですし春は1本も打ててないのでそれを打つために春終わってから秋までやってきたので秋結果が出せればなと思います」

──開幕戦は日大ですが、日大の印象は
「投手力が厚くて先発崩しても後ろで投げてくるピッチャーもいいので1点2点のゲームになると思う。なので守りをしっかりやらないとなと思います」

──やはり投手陣をどう打ち崩せるかが鍵?
「そうですね。日大のエースも日本代表入れるレベルなので簡単に点は取れないと思うんですけど走塁だったりバントだったりミスしなければ勝てると思うのでそこはしっかりやっていけたらなと思います」

──弟の祥斗さんも甲子園出場されていましたが、刺激を受ける部分は
「弟が甲子園でて嬉しいというのと弟も頑張ってるので自分も頑張らないとなという思いになったのでより一層頑張りたいなと弟のプレーを見て思いました」

──4年生と野球ができる最後のシーズンですが、4年生への想いは
「同じ部屋の櫻井(亨佑=商4・習志野)さんにずっと仲良くしてもらっていたしいろいろ教えて頂いた面もあるので1日でも長くやりたいなと思います」

──秋のご自身の注目ポイントをお願いします。
「バッティング面でチャンスの時の打席だったり結果を見てほしいなと思います」

──秋のチームとしての目標と個人としての目標をお願いします
「チームとしては何がなんでも優勝するのが目標で個人としてはその優勝につながる一打を打つことが自分の役割だと思うのでとにかくチャンスで1本でも多く出せるようにやっていきたいなと思います」

 

◇松嶋晃希(まつしま・こうき)◇
学部学科:経済学部・公共環境経済学科
身長・体重:183.0㌢・81.6㌔
出身高校:浦和学院高校

 

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