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日本一への道は険しく、予選ラウンド敗退ー第73回全⽇本⼤学サッカー選⼿権⼤会 予選ラウンド 東海学園大戦

2024年12月7日 味の素フィールド西が丘

 

▼スタメン

GK

牧野 虎太郎(経4)

DF

常藤 奏(経2)

長澤 圭剛(文4)→岡野一 恭平(商1)

中光 叶多(商1)

鈴木 登偉(商4)

MF

大窟 陽平(文4)→湯谷 杏吏(経4)

小川 嵩翔(商4)

大窟 陽平(文4)→持山 匡佑(商3)

FW

加納 大(商4)→遠山 湧斗(経2)

持山 匡佑(商3)→尾川 丈(商1)

田中 幹大(商3)→星野 創輝(商4)

 

▼試合結果

●中大0―1東海学園大〇

得点者:なし

 

関東大学リーグ戦を4位で終え、見事に5年ぶりのインカレ出場権を勝ち取った中大。今大会からレギュレーションが大きく変更されたインカレに関東地区第4代表として出場し、予選ラウンドから日本一を目指すこととなる。決勝ラウンドへの切符をかけて対する相手は東海地区第3代表の東海学園大。キャプテンマークを巻く長澤ら4年生を中心としたメンバーに加え、前線に持山と田中の3年生、DFラインには2年生の常藤と1年生の中光がスタメンに選ばれた。

▲この試合キャプテンマークを巻いた長澤

まずは前半9分、持山がプレーの中で足を痛めてしまい試合開始早々に尾川との途中交代で後を託した。中大は長澤の突破など右サイドからチャンスをつくっていくがなかなかシュートまでつなげることができない。同18分、大窟からパスを受けた鈴木がペナルティエリア外からミドルシュートを放つ。シュートは左に外れるが可能性を感じるチャンスをつくる。その後も家坂が右足でミドルシュートを放つシーンをつくるもゴールには結びつけられない。すると同35分、相手の左サイドへの展開を許すと長澤がかわされ、クロスからゴールネットを揺らされる。ここはオフサイドの判定に救われるが徐々にピンチが目立つことになる。そして前半アディショナルタイムに入った同47分、相手右サイドから攻め手をつくられると、最後はペナルティエリア外中央からのミドルシュートが牧野の手も押し切りゴールの中へ吸い込まれる。前半終了間際に痛い先制点を許し後半へと折り返す。

▲キックでチャンスをつくった小川

追いつきたい中大だがハーフタイム明けからも攻撃の形がなかなか作れない。後半15分には湯谷、星野を入れ攻勢に転じる。同16分、18分と立て続けにコーナーキックを獲得しシュートを放つもゴールに結びつけられない。前がかりになっていた中大は逆に相手のカウンターを受ける。中盤でボールを奪われると左サイドに展開。相手FWのカットインからのシュートはGK牧野が防いだ。残り時間も少なくなり1点が欲しい中大は相手を押し込む時間帯を作る。同41分、相手陣内で尾川がボールを奪うと家坂が受けドリブルを仕掛ける。ペナルティエリアへの侵入を拒んだ相手DFがたまらずファールで止める。ボックス手前、好位置で得たFKを小川が直接狙うも枠を逸れた。追いつめられセットプレーではGKも攻撃に参加し1点を取りに行く。同45+2分、相手のクリアミスから遠山に今日1番のチャンスが訪れるもシュートは枠を外れてしまった。試合はこのまま終了し、5年ぶりのインカレ挑戦で決勝ラウンドへ進むことができなかった。

▲試合終了後ピッチに倒れ込む選手たち

中大は今大会怪我人やコンディション不良の選手もいる中で厳しい戦いとなった。試合後、「もっとハイパフォーマンス出さないと全国では勝てない」と語った宮沢監督。16年ぶりの日本一を目指した戦いは幕を下ろし、新チームで強化ラウンドへ進む中大は悲願を来年に託すこととなった。

 

▼試合後コメント

宮沢監督

̶̶試合を振り返って

インカレということでいつもと違った雰囲気の中ゲームが進んだのですが、なかなか中大らしいサッカーをできなかったなというところです。自分たちのいいサッカーができませんでした。相手があまり来なかったので、相手の堅い守りをどうやって崩していくかというところが前半はなかなか難しかったです。後半は少し圧をかけてゴールに迫ったのですが、決定機もあまりなかったなという感じで力不足です。まだまだ足りないなと思います。

̶̶スタメン構成や狙いについて
これまでの戦いの中で色々考えながらメンバー構成をしていますが、 怪我人やコンディション不良など色々なものがありなかなかベストでは組めませんでした。チャンスを得た選手がどのぐらいやってくれるかなという期待をこめて送り出したのですが、なかなかいいパフォーマンスを出せなかったというところですね。個人としてもチームとしてももっとハイパフォーマンス出さないと全国では勝てないなと思います。

̶̶持山選手の交代について
最初のワンプレーで膝を怪我してしまいました。

̶̶試合に出場した1年生について
中光は代表でもいい経験して帰ってきますし、自信をつけてディフェンスリーダーになり得る選手だと思います。非常にクレバーで良かったのではないかなという風に思います。また後ろのテンポがもう少し上げられればよかったです。

̶̶次に向けて
もうこれで4年生は引退ということで3年生中心の新チームで臨んでいきたいと思いますので、今年の経験を活かすために下のリーグになりますが1番上を目指して頑張りたいと思います。

 

(記事:関拓斗、山口周起 写真:渋谷海翔、吉田弥生)

 

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