2025年6月5日 大田区総合体育館
バスケットボールの関東大学新人戦は5日、大田区総合体育館などで試合を行い、中大は東洋大に63-60で勝利した。
第1Qは、2年生で唯一スタメン出場した#9川端一真(総2)がスチールを行うなど、序盤から攻めの姿勢を見せる。先制点を#7平原侑真(商1)のシュートで手にするも、中盤東洋大に二度の3点シュートを含む10連続得点があり、流れを奪われてしまう。タイムアウト明けには、#55板倉怜弥(文2)や#8入野英幸(文1)を中心に攻めたが追いつけず、14ー20で第2Qへ。
第2Qは、拮抗した試合展開となる。#2坪井遥生(理2)や#23山川温暉(文2)ら2年生の活躍も目立った。ベンチからの「喋って」などの声かけが飛び、チーム一丸となって戦う様子がうかがえた。終盤にも#11三谷拓夢(商1)の3点シュートが見られ盛り上がりを見せるも、やや点差を開かれ後半戦に突入する。
▲シュートを打つ平原
前半を7点ビハインドで折り返すと第3Qは得点ラッシュとなった。入野が3点シュートを決めるとそれに続いて平原、坪井も3点シュートを決めると残り2分の平原のシュートで逆転に成功する。ディフェンス面では「ディフェンスとかリバウンドが前半甘かったのでそこを後半はより一層意識して追い上げようという気持ちで臨んだ」と平原が語るように硬い守備で相手にシュートを決めさせず東洋大の得点をわずか12点に抑えた。
第3Q終了時のスコアは52ー48。リードを守り切りたい第4Qは緊迫した展開となった。相手の3点シュートが2本連続で成功し同点に追いつかれるも新人戦で主将を務める坪井の3点シュートで再び3点差とする。残り5分は両チームともに守備に阻まれ得点できない状況が続いた。板倉らのリバウンドで相手の攻撃機会を必要以上に与えず第4Q開始時の4点差を守り切った中大は64ー60で見事勝利。新人インカレの出場を確実にした。
▲リバウンドをする板倉
◆試合結果◆
〇中大64(14ー20、15ー16、23ー12、12ー12)60東洋大●
◆コメント◆
山川
──試合の感想
チームのみんなで勝ちきったかなと思います。1ピリ入り悪くて、2Qまで大分苦しい展開だったんですけど、3クでディフェンスからみんな流れ作って、いい雰囲気で最後第4Q入って、そのまま勝ちきれたかなと思います。ナイスゲームです。
──3Qから立ち直したが、ハーフタイムの声かけなど
とりあえず3ピリの入りが本当に大事だから、強くディフェンス入って、入野とかそういうディフェンスで覇気を出せるメンバーを出して、ベンチはしっかりそれに対して頑張れとかディフェンスやろうとか声をかけて、そういう声かけがあったかなと思います。
──明日の試合の意気込み
明日の試合は早稲田、やってきたことをやるだけなので、しっかりやることやって明日しっかり勝ってベスト4、来年のためにシード権取って頑張ります。
平原
——試合を振り返って
最初、あんまりよくない流れだったんですけど後半から皆でディフェンス頑張ったんでそれで勝ち切れたので良かったと思います。
——第3Qに入る時の切り替えの部分
チームとしてはディフェンスがリバウンドの部分が前半あまかったのでそこを後半はより一層意識して追い上げよういう気持ちで臨みました。
——個人としても調子が良かったが
新人インカレ出たかったのでそこは頑張りました。
——新人インカレを決めた感想
うれしかったです。
——明日の意気込み
明日勝てば東海大とやれるかもしれなくて、個人的な理由になってしまうんですけど、高校で同期だった十返くんがいるので自分的にも東海とやりたいですし、チームとしてもベスト4入れば来年のシードもあるので明日も頑張りたいと思います。
(記事、写真:藤野真紘、渡邉咲衣)
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