4月17日 上柚木球場
未だ勝ち点が無い中大は1回戦でサヨナラ負けを喫した東洋大との2回戦を行なった。試合は初回に2点を先制すると、3回からは打線が繋がり6回までに8点を奪う。先発は小澤巧平(商4)で7回2失点の好投を見せると、代わった近野佑樹(法1)も9回に2点を返されるが粘り強く抑え、8―4で勝利を収めた。
▲先発の小澤
初回中大は2死二、三塁のチャンスをつくると「打ち方がいいし勝負強い。3番に置こうかとも迷ったくらい」(池田監督)とこの日打順が5番に上がった山口雄大(商3)が中前適時打を放ち幸先良く2点を先制する。すると3回には安打と盗塁で2死二塁とするとまたも好調の山口が中前適時打を放ち1点を追加。見事監督からの期待に応えた。さらに止まらない中大は4回には足を絡めた攻撃で1点、5回には三者連続の適時打で3点を奪い、中大打線が爆発した。
▲中前適時打を放つ山口
先発の小澤は初回安打と捕逸により1死三塁とされるも、続く3番、4番打者から連続三振を奪いピンチをしのぐ。「最近はリリーフだったから今回は先発で楽に投げさせようと思った」(池田監督)と小澤はキレのある直球を中心に躍動感あるピッチングを披露し、5回までを0に抑える。しかし6回に1死二、三塁から中前適時打で1点、さらに内野ゴロの間にもう1点を追加され2点を返される。8回からは小澤に代わって近野がマウンドに立つと気迫のこもったピッチングで8回を三者凡退に抑える。9回には集中打を浴び2点を返されるも後続をきちんと抑え、8―4で勝利を収めた。
専大戦では勝ち点を取れず、東洋大との1回戦でもサヨナラ負けを喫するなどここまで流れに乗れていない中大だったが「失敗してもそれをカバーしていく感じができているので、チームの雰囲気は結構いい。」(小澤)とチームの状態は上がっている。この勝利をきっかけに上昇気流に乗っていきたい。
◆試合結果◆
チーム 123 456 789=計
東洋大 000 002 002=4
中 大 202 130 00×=8
記事・写真:中大スポーツ新聞部