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岡田5000㍍優勝!マイルは惜しくも2位、山﨑主務3障3位など表彰台多数!関東インカレ最終日─第105回関東学生陸上競技対抗選手権大会

2026年5月24日 栃木県・カンセキスタジアムとちぎ

最終日は様々な種目の決勝レースが行われ、5000㍍では岡田開成(法3)が見事優勝に輝いた。また、新しい主務像を示してきた山﨑草太(文4)は3000㍍障害で3位表彰台を獲得。短距離勢も、400㍍ハードルの酒井大和(法4)と200㍍の植松康太(総3)が共に3位で表彰台に立ったほか、最終種目のマイルでは終盤に追い上げを見せ準優勝を飾った。


男子5000㍍決勝には、先日のGGNで中大記録を更新した岡田、関カレハーフでも入賞している佐藤大介(文3)、日本選手権標準を狙う濵口大和(法2)が出走した。レースは序盤からハイペースで展開され、先頭集団は早大の鈴木らが引っ張る形となった。岡田は集団の後方でレースを進め「鈴木くんは強いと思っていたので意識はしていた」とラスト1周で勝負をかけた。トラックを一気に駆け抜ける圧巻のスパートを見せると、後続を突き放し見事優勝に輝いた。「優勝を目標にしていた」と話す岡田は、「日本選手権でも入賞、良ければ表彰台を目指したい」と今後のさらなる目標を掲げた。藤原監督は「日本選手権で何とか3番以内に入れたい」と期待を明かした。

▲優勝を決めた岡田

チーム2番手となる7位でフィニッシュした佐藤は、4月の関カレハーフ(焼津ハーフ)での2位に続いて2種目目の入賞となった。同期の岡田がスパートをかけた場面については、「行くと思ってたので、しっかり彼の役割を果たしてくれた。同時に悔しい気持ちもあったので、そこはしっかり次の日本選手権で挑戦していきたい」と日本選手権でのリベンジを誓った。

▲入賞した佐藤

濵口は全体20位となる14分01秒39でのフィニッシュとなり、今年度の日本選手権標準突破は叶わなかった。レース後「彼の場合課題は明確」と藤原監督。続けて「まずは夏も含めてもう1回しっかりとした走り込みをして復活させたい」と、秋以降の駅伝シーズンに向けて濵口は再起を図る。

▲悔しい結果となった濵口

 

400㍍Hの決勝には4年生の酒井が出場。序盤からハイペースな中、積極的にレースを進め3位表彰台を勝ち取った。「インカレという大きな舞台で表彰台に立てたことは自信になった」と話した一方で、「記録を狙っていた部分もあったので悔しい気持ちもあります」と最後の関東インカレを振り返った。残りのシーズンの目標については「中大記録(49秒49)の更新」を掲げた。

▲3位表彰台の酒井

 

800㍍は、宮下颯汰(商2)と寺田向希(文3)の2人が決勝に進出した。宮下は、2周目の途中まで前を狙える位置でレースを進めるも、終盤に順位を落とし6位でのフィニッシュ。寺田もラストのストレートで抜かれたものの、何とか入賞ラインの8位を死守した。寺田は1500㍍に続く2種目目の入賞を果たした。宮下は「日本インカレまでに自己ベストを1分48秒台に乗せたい」と話し、寺田は「日本選手権1500㍍入賞と夏以降は5000㍍でも13分40秒を狙いたい」と今後の目標を設定した。

▲積極的に食らいついた宮下

 

200㍍は準決勝に植松が出場し、危なげなく駒を進めた。同日行われた決勝のレースでは持ちタイム1位と期待された中で「勝ちきれないのは自分の弱さが出た」と3位でフィニッシュ。表彰台に立ったものの、レース後には悔しさを滲ませる場面も見られた。共に戦った4年生については「ここまで引っ張ってくださって感謝しかない」とした上で、「すごい優しくて面白い人たちばっかりなので、関東インカレは最後ですけど、次の日本インカレでトラック優勝できるように頑張りたい」と話した。

▲悔しさを見せた植松

 

一際大きな歓声の中で行われた3000㍍障害決勝。レースは、早大の佐々木哲が大会記録を更新するペースで中盤から独走体制となった。中大が誇る「日本一速い主務」山﨑は、集団の後方からレースを進めていたものの、ラストの水濠を越えると一気にペースを上げて表彰台圏内に躍り出た。そのまま後続を突き放すと、自己ベストをさらに更新する8分43秒62でフィニッシュ。会場はどよめきのような歓声に包まれた。レースの展開については、序盤「1000㍍過ぎからきつくて8位入賞に切り替えた」ものの「ペースを落とした分、ラスト1周前にもっといけると出し切った」と振り返った。『日本一速い主務』という愛称については「ありがたいことなんですけど、いろんな人から期待してもらってて、これで凡走はできないなっていうプレッシャーはあった」と明かし、「その緊張感が良い結果に繋がりました」と笑顔で答えた。今後の目標については「5000㍍自己ベストの14分01秒を更新して13分台で終われたらな」とさらなる速さに期待が高まる。藤原監督は「彼が苦しんできた姿を見ている分、ああやって楽しく走っている姿は嬉しい」と時折言葉を詰まらせながら話した。続けて「彼自身もちょっと欲が出てきているので次男鹿(駅伝)あたりで使って、少しずつ走る楽しみを結果に繋げていきたい」と今後の起用について明かした。

▲笑顔でフィニッシュした山﨑

共に決勝に進んだルーキーの德山博貴(法1)と末田唯久海(法1)は、中盤以降入賞ラインに着いていくことができず12位、14位でそれぞれフィニッシュした。德山は「大学陸上の洗礼を受けたレースだった」とコメントし、夏に向けて「箱根駅伝を走るためにも距離を踏んでハーフマラソンで結果を出していきたい」と意気込んだ。末田は「種目の難しさを感じたが、連日PBを更新できたのは成長を実感できた」と収穫も口にした。今後については「夏にしっかり走り込んで5000、10000でもタイムを狙っていきたい」と話した。

▲「洗礼を受けた」と德山

4日間に及ぶ関東インカレを締めくくったのは4×400㍍リレー。中大は予選を1位で通過し、4継に続く2冠を狙い、レースに臨んだ。

緊張感に包まれた会場であったが、スタートの合図とともに空気は一変。各大学の応援によって熱気で盛り上がった。

1走を任されたのは庄籠大翔(法3)。序盤から一気に加速し、後半もその勢いを保ったまま、2走へバトンをつないだ。スターターとしての役割を十分に発揮した庄籠。レースを振り返り、「昨シーズンの3位から2位に順位を上げられた点でチームのレベルを上げられたことを感じている」と率直な思いを述べた。しかしながら自身の走りについては「自分の走りを体現できなかった」と話し、納得のいかない様子だった。3日間にわたりレースを走った庄籠は関カレ全体を振り返り、「熱い応援やサポートのお力添えがこの結果につながったと思います」と周囲への感謝を口にした。

 

庄籠からバトンを託された正野巧磨(経3)は大混戦の中、序盤からの勢いを保ち、ぐんぐんと加速。ホームストレートに差し掛かるころ、早大、東洋大が抜け出し、差が開く。それでも持てる力を振り絞り差を詰める。3着でバトンは3走へ。レース後正野は「ラストでまくれると思っていたがぎりぎり届かなかったので修正したい、それでも2位に入ることができてよかった」と安どの表情を浮かべた。

 

3走を担ったのは初の関東インカレとなった大久保芯馬(商1)。「予選と同様に前に人がいたらくっついてラスト100であげる」というレースプラン通り、前を行く早大につきレースを展開した。最後はリードを許したものの3着を死守し、バトンをつないだ。初の関東インカレの舞台を戦い抜いた大久保。4日間を振り返り、「本当に楽しいのが一番で。中大以外の大学も応援してくれて一体感もあって本当に楽しい関東インカレだった」と関東インカレの雰囲気を噛み締めた。

 

アンカーを任されたのは田邉奨(商3)。個人としては昨年度、400㍍王者に輝いた田邉だが今年は準決勝敗退に終わっていた。初日に噛み合わなかった部分を修正し、迎えたマイル。大久保からバトンを貰うと、田邉の反撃が始まる。前を行く早大との差をどんどん縮め、残り100㍍付近で逆転。さらに前を行く東洋大も縮まりつつあったが、あと一歩及ばなかった。レースを振り返り「悔しいです」とレースの感想を漏らした。この最終日には昨年度ともにマイルリレーでバトンをつないだOBの西山雄志氏(令8卒)の姿も見られた。「先輩が応援に来てくれているのはありがたいがそこで勝てなかったのは申し訳ないです。ただ、応援してくれる人がいるっていうのは力になります。これからも(先輩たちが)誇れる後輩でいたい」と笑みをこぼした。

昨年度に引き続き、マイルリレーで優勝を掴むことは叶わなかった中大であったが、選手からは前向きな言葉が紡がれており、表彰式でもあふれんばかりの笑顔を見せた。

 

各大学、母校の誇りを胸に戦った4日間。中大は、長短ともに多くの種目で入賞を飾った。6月に行われる日本選手権、9月の全日本インカレに向けてそれぞれ課題と収穫のあるレースになっただろう。

▲表彰式で笑顔を浮かべるマイルメンバー(庄籠、正野、大久保、田邉)

 

◆試合結果◆

男子1部200㍍決勝

1組
①植松康太(総3)21秒09
2組
エケジュニア瑠音 (法4) DNS

男子1部5000㍍決勝

① 岡田開成(法3)13分31秒43
⑦ 佐藤大介(文3) 13分41秒39
⑳ 濵口大和(法2) 14分01秒39

男子1部400㍍ハードル決勝

③ 酒井大和 (法4) 49秒94

男子1部800㍍決勝

⑥ 宮下颯汰(商2) 1分50秒38

⑧ 寺田向希(文3)1分50秒51

男子1部200㍍決勝

③ 植松康太 (総3)  20秒87

男子1部3000㍍障害決勝

③ 山﨑草太(文4) 8分43秒62 PB
⑫ 徳山博貴(法1) 8分54秒15
⑭ 末田唯久海(法1) 8分56秒37 PB

男子1部4×400㍍リレー決勝

② 3分05秒09
1走 庄籠大翔(法3)
2走 正野巧磨 (経3)
3走 大久保芯馬(商1)
4走 田邉奨(商3)

 

(記事:酒井奏斗、大畠栞里、写真:大畠栞里・小林陽登・酒井奏斗・小川蓮・手代木幸)

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