2023年3月1日 薩摩川内市総合運動公園野球場
○中大3ー1TOYOTA●
「反撃」をスローガンに日本一を狙う中大野球部は1日、薩摩おいどんカップで昨年の社会人野球日本選手権の優勝チームであるTOYOTA相手に戦い、3ー1で勝利した。
▲4回から登板し、6奪三振、被安打1の好投を見せた
4回から二番手として登板した岩城颯空(経2=富山商業)はストレートとスライダーを中心に3イニングを投げて6奪三振、被安打1の好投を見せた。5回には宮崎仁斗に右前安打を浴びた後、盗塁を許し1死二塁のピンチを背負ったが、冷静に対処し、無失点で切り抜けた。
岩城は今日の投球を振り返り「6つも三振を取れるとは思っていなかった。自分でも驚いた」とした上で、法大やTOYOTAといった強豪相手に好投ができたことが「今後のリーグ戦につながる良い経験になった」と語り、「冬の間はストレートを磨こうと思ってウエイトで筋力を上げた。力強く投げれるようになった」とこの冬の成果を実感した結果となった。
▲リーグ戦での活躍に期待がかかる岩城
岩城について清水監督は「制球もまとまってきた。社会人チーム相手に空振りも取れている。ここのところ抑えていて成長してきた」と言い、「ストライクが取れて有利なピッチングができるようになったのが成長したところ」と語った。
ここ数試合好投を見せている岩城だが、「もっとストレートで空振りを取れるようにしたい。ランナーが出てからもしっかり抑えられるようにしたい」と課題も口にした。
リーグ戦まで残り1カ月。待望の左腕がオープン戦で成長し、日本一実現のための大事なピースとなる。
(記事:為谷楓太、写真:志水恒太)