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【春季リーグ戦前特集/「反撃」への道】第2回・2年生投手陣

昨年は春季リーグで6位に終わり、入れ替え戦に進みながらも1部残留を決め、秋季リーグでは2位と躍進を果たした中大野球部。中前祐也(法4)主将のもと、「日本一」を目指す中で、春季リーグ戦を控えた選手たちは何を語るのか。

第2回は2年生ピッチャーの三奈木亜星(商2=浦和学院)選手と岩城颯空(経2=富山商業)選手。昨季は1年生ながらリーグ戦での登板を果たし、実戦経験を積んだ両腕はキャンプから好投を続け、成長を実感しているようだ。大ブレイクの予感も漂う将来のエース候補たちも新たなシーズンを迎えようとしている。                

<三奈木亜星>(聞き手、構成:志水恒太)

3ddd8c49ea879bba609e5a47cf07149c-1024x682.jpg力強いストレートが魅力の三奈木

──昨季を振り返って

「春に多く投げたんですけど新しいことだらけで、とりあえずがむしゃらにやって、それなりに結果も上手くついてきたシーズンだったかなと思います」

──キャンプで重点的に取り組んできた事は

「オフシーズンからそうなんですけどストレートの威力と精度を上げることと、落ち球があまり無かったので練習して試合で試すということを特に意識してやっていました」

──後輩が入ってきたが心境的に変わった部分は

「いや、それはあんまりないですね。普段通りって感じです」

──新体制になった中大野球部の雰囲気は

「前の代から『下級生がやりやすい雰囲気を作る』っていうのを言ってて、そこで中前(祐也=法4・浦和学院)さんがもっと自分たちがやりやすい環境を作ってくださっているので変に気を使うことなく思い切り野球をできていると思います

──期待の1年生は

「やっぱり伊藤(櫂人=文1・大阪桐蔭)くんが高校から有名で、バッティング見てても1年生からホームランも打ちますし、力強いスイングをしているので、この春のリーグ戦で力を発揮するんじゃないかと期待しています」

──4年生に強力な投手陣がいる中で自身の役割をどのように捉えていますか

「主戦で投げるのは西舘(勇陽=法4・花巻東))さんであったり大栄(陽斗=商4・仙台育英)さん、石田(裕太郎=経4・静清)さんだと思うので、その人たちが苦しくなった時に自分が下から支えられるように、いつでも準備をして待っていたいと思います」

──今の状態は

「キャンプから投げてて状態的には悪くないので調子を崩さずにそのままやっていったらリーグ戦でも力発揮できると思うので、あとは変に力んだりしないようにできればいいなと思います」

──投球にさらに力強さが出てきたような印象ですが自分自身ではどのように感じていますか

「自分で投げてても平均的な球速だったり、相手の反応を見てても真っ直ぐに力がついたかなと自分でも感じているのであとは失投さえ無ければ大丈夫かなと思っています」

──自分の投球で強みとなる部分を教えてください

「自分の強みは相手を力で押していくところだと思っているのでまずは気持ちで負けないように、戦う気持ちを持ってマウンドに上がって、あとは思い切り自分の投球ができたら結果もついてくると思っています」

── 一番自信を持っている球種は

「やっぱりストレートですね。最速は今年は148くらいしか出ていないんですけど、去年のこの時期と比べたら3、4キロ速いのでリーグ戦で神宮で投げて150㌔出したいですね」

──実戦段階で自信になっている部分、まだまだこれからと考えている部分は

「投げてて思うのは今までも取れていたんですけど、さらにファールやフライアウトを取れるようになって、あとは四死球も減ったので、そこは良くなってきてると思っていて、でもインコース、特に右打者へのインコースに投げ切るってところはまだ詰めが甘いので最後そこが出来るようになればと思います」

──リーグ戦で注目してほしいポイント

強気のピッチングですね。投げる場面も場面で、終盤の短いイニングとかになってくると思うので思い切って投げるのが一番大事かなと思っています」

──2年目、去年とはここが違うぞ

「どうですかね、、リーグ戦でやってみないとまだ分からないって感じですね」

──春季リーグの意気込みと目標をお願いします

「先輩方にも良い選手が揃っているので、まずは東都で優勝して、日本一を目指すために自分が任された場面でチームに勝利を届けられるようなピッチングをすることです。個人的な目標は150㌔を神宮で超えることと、無失点でリーグ戦を終えられるように頑張りたいと思います」

◇三奈木亜星(みなぎ・あせい)◇
学部学科:商学部・国際マーケティング学科
身長・体重:178㌢・82
出身高校:浦和学院高校

<岩城颯空>(聞き手、構成:志水恒太)

0984b4f26a11bbaaa34e421301278679-1024x768.jpg貴重な左腕として活躍が期待される岩城

──昨季を振り返って

「去年は一応ベンチには入っていたんですけど投げる機会は多くなくて、先輩たちの投げてる姿を見て自分も早くマウンド行って投げたいなと強く思った1年だったかなと思います」

──新体制となった中大野球部の雰囲気は

「去年は森下(翔太=令5卒・阪神タイガース)さんと北村(恵吾=令5卒・東京ヤクルトスワローズ)さんがいて打てるチームだったと思うんですけど、今年はその2人が抜けた事で守備からリズムを作って打撃に持っていって点を取って勝つっていうのがオープン戦とか見ていて思うので、ピッチャー中心というか、守備からっていうか、そういうチームだなと思っています」

──後輩が入ってきて心境の変化は

「1年生にも投手はたくさんいるので、自分もまだ全然下っぱなんですけど、今の4年生とか見ていて凄くかっこいいなと思っていたので、自分も下級生からそういう風に思われたいなと感じています」

──期待している1年生は

「それはやっぱり伊藤櫂人(文1・大阪桐蔭)とか安田(淳平=商1・聖光学院)とかは試合にも出ているのでその2人への期待は大きいかなと思っています」

──キャンプから重点的に取り組んだことは

「自分はランナー出た時が課題なんですけど、リーグ戦ではそういう場面が多いので、そこでボール先行とかしてたら試合で投げることもできないので、キャンプの時から今もそこはずっと課題だったので、練習から取り組んでいます」

──実戦では打者を押し込んでいるシーンも目立ちましたが自分の中での手応えは

「おいどんカップやオープン戦で良いチームと試合することも多くて、その中でストレートで押せているというのは自分も感じていて、こっちに帰ってきてもそれは継続できているので自信にはなってきているかなと思います」

──強力な投手陣がそろう中で自身の役割についてはどう考えていますか

「どうなるか分からないですけど、自分はリリーフだと思うので、ランナー出た時やピンチの時に行くと思うので、そこに向けて準備しておきたいなと思っています」

─今の状態をどう捉えていますか

「キャンプの時から調子が落ちることなく良い状態で来てるかなと思っているので、この調子のまま上げていければいいかなと思っています」

──自分の投球の特徴であったり強みは

「試合で投げてて自分はストレートに一番自信があると思っていて、そこはリーグ戦でも持ち味になると思っているので、まずはストレートでアウトを取ってチームに貢献したいと思っています」

─警戒している大学、打者は

「印象にあるのは国学大の柳舘さんですね。去年の秋も最後の最後にホームラン打たれて負けてしまうこともあったので。一発もあるし単純に良いバッターなので怖いなというか、印象はありますね」

──リーグ戦で注目して欲しいポイント

「マウンドに行ったらストレートで強気のピッチングというか、そういうのを見てもらえたら良いかなと思っています」

──春季リーグの個人的な目標は

「去年は秋の1イニングしか投げてないので、まずは去年より多く投げる事と、自分では去年よりも登板機会はあるかなと思っているので任されたイニングは全部失点無しで行くことが目標ですね」

──春季リーグの意気込みをお願いします

「去年の春は入替戦に行って、秋も優勝逃したり、あと1勝すればってところで負けてきたので今年こそ春優勝したいなと思っています」

◇岩城颯空(いわき・はくあ)◇
学部学科:経済学部・国際経済学科
身長・体重:180㌢・88
出身高校:富山商業高校

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