見事な完封リレーで勝利！　完全優勝へ王手ー東都大学野球秋季リーグ戦　対東洋大１回戦

10月23日　神宮球場

チーム　１２３ ４５６ ７８９＝Ｒ Ｈ Ｅ

東洋大　０００ ０００ ０００＝０ ７ ０

中　大　０００ ００１ ２０Ｘ＝３ ６ ０

［中］後藤、楢山、皆川―古賀

［東］松澤、羽田野、渡邊ー山崎

［本］なし

◆スタメン◆

１［遊］中川　拓紀（商２＝宇治山田商）
２［中］五十幡亮汰（法３＝佐野日大）
３［三］内山　京祐（文３＝習志野）
４［二］牧　　秀悟（商３＝松本第一）
５［一］小野寺祐哉（経４＝白鷗大足利）
６［左］倉石　匠己（経３＝東海大市原望洋）
７［指］大工原壱成（商４＝桐光学園）
８［捕］古賀　悠斗（法２＝福岡大大濠）
９［右］坂巻　尚哉（経３＝千葉経済大附）

Ｐ　　　後藤　茂基（経２＝城西大城西）

完全優勝をかけて臨む最終カード。相手は春季唯一勝ち点を落とした東洋大だ。

先発は今季リリーフとして大活躍の後藤。初の先発となったが、初回から持ち前の安定した投球を見せた。３回に１死満塁のピンチを無失点で切り抜けると、４回からは安打を許さない完ぺきなピッチング。「立正の１回戦で先頭を出し過ぎていたので意識した」と６回を投げて先頭打者を一人も出さず、先発としても新エースの貫禄を見せた。この登板で後藤は最優秀投手に名乗りを上げ、初のタイトル獲得は目前となった。

▲今季４勝目をあげた後藤

打線は５回まで２安打と沈黙。しかし７回、先頭の坂巻が右中間を切り裂く二塁打でチャンスメーク。「自分はもともと１番打者のタイプなので。自分の仕事ができた」と笑顔を見せた。その後中川の犠打で塁を進めると、五十幡の犠飛でホームイン。貴重な先制点となった。

▲「思いっきり振れている」と好調の坂巻

後藤の後を守ったのは楢山魁聖（文１＝函館ラ・サール）。立正２回戦で勝ち投手となった注目株だ。楢山は先頭打者に死球を与えるも、「前回（立正２回戦）ほど緊張することなく投げれた。あとは古賀さんを信じて投げるだけだった」と後続を打ち取り、持ち味だという「攻撃に流れを持ってくるピッチング」を見せつけた。

▲強気の投球が光る楢山。神宮大会での登板も期待したい

攻撃は８回、先頭の森下翔太（商１＝東海大相模）が久々の快音を響かせ右前打で出塁。坂巻も四球で出塁し、打席には現時点で打率３割越えと絶好調の中川。「リーグ戦通して１番いい当たりだった」と右翼線へ堂々の二塁打を放ち、２点を追加した。

▲「下半身で打てるようになった」と力強いバッティングを見せる中川

９回は皆川喬涼（法２＝前橋育英）が登板。東洋打線を危なげなく３人に抑え、完封リレーのラストを飾った。

国学大３回戦から４連勝と圧倒的な強さを見せている中大。明日勝利して東洋大に春季のリベンジを果たし、完全優勝を成し遂げたい。

◆試合結果◆