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リーグ初戦は王者日大に屈するー第72回関東大学ボクシングリーグ戦 対日大

5月11日 後楽園ホール

昨年の入れ替え戦で勝利し、今年も1部で戦うことになった中大。リーグ戦五連覇中の王者日大との初戦に臨んだが、2-7で敗北。黒星スタートとなった。


▲試合前に円陣を組む中大

日大相手に1試合でも早く勝利しチームを勢いづかせたいところだったが、3選手続けて0-5の判定負け。ここでルーキーながらB2級に出場した吉田黎斗(法1)に出番が回る。吉田は昨年度インターハイで優勝している期待の新人だ。1ラウンド(R)は吉田が試合を優位に進めるも、2R途中で出血。そのまま試合続行不可能となり、判定へ。その結果2-3と僅差ながらも勝ちを逃し、ほろ苦い大学デビュー戦となった。続くL1級の松下竜之助(総4)は激しい打ち合いの末、2Rに二度のダウンを取られRSC負け。この時点で中大の負けが決まってしまった。


▲ジュニア男子バンタム級チャンピオンの吉田。実績は十分だ

5連敗で迎えたL2級。ここで湯本匠(文3)が4-1と判定勝ちを収め、チームに初勝利をもたらした。この結果に対して湯本は「勝って良かった」としながらも「完璧に勝つことができなかった」と誰が見ても勝ったと言える試合にならなかったことへの反省を口にした。今後は全日本ランキング上位の選手と戦うことも予想されるが、「勝つ気でいきたい」と話した。


▲チーム初勝利を収めた湯本

LW級には冨田真広主将(文4)が出場。対戦相手について「最初はやりづらかった」と語ったが、終始相手を圧倒して5-0の判定勝ち。「自分のボクシングができた」と自身の試合を総括した。昨年は1部リーグ戦初勝利から国体で2位、全日本でも3位に輝いた冨田主将。今回のリーグ戦でも活躍が期待される。L2級、LW級と二連勝した中大だったが、チーム全体として「後手後手になってしまった」と冨田主将。結局、白星はこの二つ止まりとなり2-7と昨年同様のスコアで敗北した。


▲今年度、主将を務める冨田

ここ数年、中大は1部で勝利を挙げることができていない。中大ボクシング部がチームとして成長した証を見せるためにも入れ替え戦を回避することができるか。次に戦う拓大を含めた強豪相手から勝利をもぎ取りたい。

◆試合結果◆
●中大2-7日大◯
LF級●川口玲司(商3)0-5墨田◯
F級●牧野草子(商3)0-5飯村◯
B1級●田中湧也(法2)0-5小川◯
B2級●吉田2-3西岡◯
L1級●松下-金子◯RSC
L2級◯湯本4-1中村●
LW級◯冨田主将5-0湯田●
W級●鶴田透也(法3)0-5石灘◯
M級●堀口力矢(文3)-荒本◯ABD

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部