2021年9月19日 越谷市しらこばと運動公園競技場
▼スタメン
GK
坪井湧也(商4)
DF
和田悠汰(経4)
牛澤健(経2)
新井秀明(経4)
岡井駿典(法3)
MF
豊田歩(総3)
田邉光平(法2)→坂元康汰(経2)
髙岸憲伸(文4)→堀脩大(経4)
FW
星野創輝(商1)→小島偉央(商4)
山﨑希一(経2)→鈴木翔太(文3)
平尾拳士朗(経3)→有田恵人(文2)
▼試合結果
〇中大2ー0立教大●
得点者:平尾(前半14分)、山崎(後半28分)
久しぶりの有観客試合となった今節。前節までの3試合で勝ち星を挙げられていない中大としては、何がなんでも勝利をつかみたい一戦となった。
立ち上がりの前半2分、相手にCKのチャンスを与えてしまう。しかし、ゴール上部に飛んできたボールをヴィッセル神戸への内定が決定した坪井が押し出してセーブ。立て続けに来たCKからの攻撃にも見事に対応した。
▲好セーブする坪井
そんななか、先にネットを揺らしたのは中大だった。前半14分、ロングカウンターから山崎がシュートを放つが、これは惜しくも相手G Kの正面。しかしながら、こぼれた球に素早く反応した平尾が右足で決め先制。見事な崩しと連係プレーが光り、平尾の今季初ゴールとなった。
▲先制点を喜ぶ平尾(16番)とチームメイト
続く前半21分、両サイドを揺さぶってチャンスを作るも、あと一歩のところでシュートは打てず。その後も高岸が積極的に機会を狙うも、ゴール前で錯綜し決定機は作れなかった。
同39分、新井が中に鋭いパスを送ると山崎はこのボールに関与せず、スルー。その背後に位置していた星野がボールを受け、左サイドの岡井に向けてボールをつなぐ。岡井は田邊を狙ってボールを上げたが、惜しくもヘディングはキャッチされてしまった。
前半だけでCK5本、アディショナルタイム2分台にも危ない場面はあったものの、無失点で試合を折り返した。
迎えた後半6分、クリアミスを突かれ突破を許してしまう。しかし、牛澤が体を投げ出しシュートを阻止し、得点を許さなかった。
攻める時間が徐々に減少していった同25分、先制点を挙げた平尾に代わり、有田を投入。
その3分後、中盤で田邊と星野が連携してボールを奪うと、それを受けた有田が相手をかわしながらサイドを突破。フリーな状態で裏に抜け出した山崎がゴール右下にヘディングで合わせ2-0。有田の今季初アシスト、山崎の後期初ゴールで待望の追加点をもぎ取った。
▲後期初ゴールを決めた山崎
同40分には、鈴木のバックヒールパスから攻撃を展開。岡井のオーバーラップから再び鈴木にボールが渡る。二人のコンビネーションでゴール前まで運び、そこに合わせて小島が飛び込んだが惜しくも得点には至らなかった。
その後も、小島の前にできたスペースに堀がスルーパスを供給。相手G Kの飛び出しによって防がれたものの、ゴールを脅かした。
選手が代わってもリズムを崩すことなく、前線メンバーを中心に最後まで果敢にゴールを狙った。
このまま試合は終了し、2-0の無失点で勝利。後半は相手のシュートを0にまで抑えた。
これで中大は後期リーグ3試合ぶりの勝利を収め勝点26で3位に浮上。さらに前期、後期ともに立教大に勝利する、シーズンダブルを達成した。
▼試合後コメント
佐藤監督
―試合を振り返って
ここ3戦で引き分け、負け、負けなのでどうしても勝点が欲しいのと1部に上がるという気持ちを前面に出すのがテーマでした。入り方も悪くなく最初の5分、10分はシンプルにそれで徐々に中盤につないでサイドを使って攻撃、プラン通りで。もうちょっと点数は欲しかった。
―前半と後半では戦術の変更はあったか
特にないです。とにかくこれを継続する。ちょっとでも甘くなると絶対に失点するので守備の確認とCKで危ない場面が前半あったのでコーナーを減らせというのですね。カウンターが怖いので、そこを十分注意して最終ラインの人数のかけ方とかですね。
―次節に向けて
勝つしか考えてないね。上位に行くには、絶対に勝たなきゃいけない相手なので。総理大臣杯でも好成績残してるし、負けたくない気持ちを選手にこの1週間で目覚めさせたい。
平尾
―試合を振り返って
前の2試合は全然自分たちのサッカーを出せていなくって、今日は90分通して自分たちらしいサッカーをできたと思いますし、健さんの言う通りもっと点が取れば、もっと良くなった試合でもあると思います。
―自分のストロングポイントは
ボールを失わないところです。しっかりタメを作って味方にいい状態でつなげられるところだと思います。
―次節に向けて
昇格するためにはもう負けていられないので、次節も必ず勝って昇格につなげたいと思います。
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(記事:奥村杏、写真:山縣一郎)