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終始攻め続けるも、ディフェンスの壁厚く敗戦―関東大学サッカーリーグ戦1部第5節対東洋大戦

5月6日 柏の葉公園総合競技場

▼スタメン
GK 1飯吉将通(商3)
DF 28荒木遼太(経1)、3深澤大輝(経3)、4安部崇士(商4)、6今掛航貴(経3)
MF 5中村亮太朗(経4)、7宮城和也主将(法4)、13縄靖也(商4)
FW 8大久保智明(経3)、10加藤陸次樹(商4)、9小山駿(経4)→78分 上村尚輝(商3)
▼試合結果
●中大1-3東洋大〇
得点者:加藤(65分)

 

GW(ゴールデンウィーク)3連戦、最終戦の相手は今季未だに勝ち星を挙げられていない東洋大。中大は序盤から攻め続け何度もゴールチャンスを迎えるものの、なかなか得点が決まらない。さらに相手には少ないチャンスを確実に決められ、1-3で敗戦。今季初黒星となった。

 

前半から中大の「繋げるサッカー」でボールを運び、泥臭くシュートを狙っていく。12分には相手にシュートチャンスを与えるも、飯吉の好セーブにより危機を逃れる。しかし21分、ペナルティゾーンでのファウルにより相手にPKを与えてしまう。左に跳んだ飯吉だったが、ボールはゴール右側のネットを揺らした。先制点こそ取られたが、まだまだ試合はここから。28分には右サイドから大久保がドリブルでディフェンス陣をかわし、最後は小山がシュート。相手にブロックされゴールとはならなかったが、ここから中大の攻撃に拍車がかかる。前半は残り数分というところでもボールをキープし、攻めの手を緩めない。だが東洋大の守備は固く、最後まで守り切られて前半が終了した。

 

▲加藤のゴールシーン

 

1点ビハインドで迎えた後半は、47分、加藤からのパスに小山がシュート。相手に当たりゴール右手に逸れるも、コーナーキックのチャンスをもらう。コーナーからのこぼれ球に加藤が合わせるも、これは相手キーパーに取られる。そして50分、スローインから右サイドを崩され、とうとう東洋大の2点目を許してしまう。後がない中大はなんとしても1点取り返したいところ。65分、左サイドに攻め上がった大久保がクロスを上げ、そこに加藤がダイビングヘッド。ボールはゴールへと吸い込まれ、中大のうれしい1点目が決まる。75分に再び加藤がシュートを打つも、ゴール上わずか数センチをかすり枠外に。流れは確実に中大にあったが、決定打が打てない。83分、ついに東洋大の3点目が決まってしまう。相手のコーナーキックから自陣深くまで攻め込まれると、隙を突かれて失点。後半も残りわずか7分のところで痛い失点となってしまった。最後まで走り続けて逆転を狙うも、東洋大の固い守備に阻まれとうとう1-3で試合が終了した。

 

▲試合終了後の選手たち

 

試合終了のホイッスルが鳴り響くと同時に、東洋大の選手たちが崩れ落ちた。相手にとっては念願の勝ち点3だった。「ゲームに対して、相手に対してもっと強くいかなければいけなかった」と、メンタル面での反省点をあげた佐藤監督。GW3連戦は苦い幕引きとはなったものの、次節の強豪筑波大戦に向けて、もう一度気合を入れ直すいいタイミングとなったはずだ。

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部