2024年4月27日 茨城県・筑波大学第一サッカー場
▼スタメン
GK
牧野 虎太郎(経4)
DF
家坂 葉光(文4)
鈴木 登偉(商4)→新 鉄兵(商2)
大野 篤生(経4)
立石 直也(経3)→岡崎 大智(経1)
MF
湯谷 杏吏(経4)→加納 大(商4)
田中 幹大(商3)
武本 射雅(経3)→小川 嵩翔(商4)
尾川 丈(商1)
FW
持山 匡佑(商3)→北浜 琉星(経2)
星野 創輝(商4)
▼試合結果
●中大0―3筑波大〇
得点者:―
前節・東国大戦で今季初勝利を挙げた中大が連勝をかけて臨む相手は昨季リーグ王者・筑波大。ここから勢いに乗るために負けられない戦いとなる今節は1000人を超える観衆がつめかけたアウェイ・筑波大学第一サッカー場に乗り込んだ。
スタメンには出場停止から帰ってきた主将・大野や今季初出場の鈴木、武本らに加え、開幕から2試合途中出場のFW持山が名を連ね、前節から5人を入れ替えた布陣となった。
▲筑波戦のスターティングメンバー
試合はまず前半8分に自陣でボールを失いピンチを招くが、この場面はGK牧野が素早い飛び出しでゴールを守る。中大最初のチャンスは同12分。真骨頂である自陣からのつなぎから星野のラストパスに抜け出した武本がシュートを放つ。シュートは惜しくも枠を外れるが可能性のある攻撃を見せる。しかし試合は筑波大に主導権を握られる展開に。同16分に相手の左サイドから突破を許しシュートを受け、その4分後には相手の右サイドのクロスからシュートを受ける。どちらも牧野が体を張ったセーブで何とかゴールは死守するも、同33分に左サイドからグラウンダーのクロスを合わせられ先制を許す。そしてその10分後にはまたしても左サイドからゴール前にクロスをあげられると、そのボールをヘディングでゴール右隅に流し込まれスコアを0―2とされる。
▲ドリブルで駆け上がる武本
前半終盤、左サイドをパスで崩し相手ペナルティエリア内に入り込んだ田中のクロスから星野が合わせるも相手のビッグセーブに阻まれる。立て続けに家坂のクロスを持山が頭で合わせるもゴール上へと外れ、チャンスをものにすることができず後半へ折り返す。
早い時間に追いつきたい中大は後半開始早々チャンスを作る。後半6分家坂が上げたクロスは、跳ね返されるがそのボールを武本が回収し家坂、武本で右サイドをえぐりコーナーキックを獲得するも得点には結びつかない。同10分には相手GKからのフィードを尾川が回収し左サイドをからクロスを上げコーナーキックを獲得する。コーナーキックからファーサイドでフリーになっていた持山が頭で合わせるが惜しくもバーの上へ逸れる。
▲コーナーキックで競り合う星野
その後も良い時間が続くがなかなかゴールを奪えない。すると同17分尾川がこの日2枚目のイエローカードを貰い退場となる。2点を追いかける中大は更に厳しい展開に。同27分自陣でのパスミスを回収されカウンターを喰らうもシュートは枠を反れる。その1分後にも中盤でボールを失い右サイドからクロスを上げられるも鈴木がクリア。その直後には左サイドを崩されペナルティエリア内から立て続けにシュートを打たれるが守備陣中心に体を張り失点を許さない。しかし同34分中央を崩されペナルティエリア外からのシュートを左隅に流し込まれ失点。試合はこのまま終了した。退場者を出しディフェンディングチャンピオンに3−0と力負けを喫した。
▲試合後あいさつを交わす中大イレブン
宮沢監督
―今日の試合を全体的に振り返ってみてお願いします。
立ち上がりそうですね。なかなか。前からプレッシャーかけれなかったので、だいぶ押し込まれるところはあったんですけど、失点ところが勿体なかったなあというところですね。そこの守らないといけないところで、前半に2失点してしまったところから、自分たちからアクションとして行ってたんで、それを最初からやらせたかったところですね。
―見つかった課題点修正点
自分たちのサッカーをやる意思意欲があるかどうかだと思います。やられてからやり返すんじゃなくて、前半の終わりとか後半の頭とかすごい良かったので、あのようなサッカーを最初からできる。またやっていきたいなというふうに思ってます。
―次節に向けて
自分たちのサッカーを最初から出せるように、また練習準備していきたいなというふうに思っています。相手どうこう対策はしますけど、やっぱり自分たちのサッカーどれだけ出せるかだと思います。また勝ち点3取れるように頑張りたいと思います。
大野選手
―今日の全体的な試合の振り返りをお願いします。
まあ前回の引き続いて連勝するっていうところで、しかも去年勝ててないし、リーグ戦はシーズンダブルされてる。つくばとやるっていうの結構今週気合入って練習取り組んでたんですけど、入りも悪くない入りだったですけど、やっぱそこの中でだんだん組織の差だったり、個の差みたいなところが徐々に出てきちゃってっていう感じですね。
―具体的にどのようなところで差を感じたか
差が生まれちゃったのも、結局全体の統一できるところはなく、常に迷わされてた感覚があったのでやっててでその迷いで行けるタイミングで足出せなかったり、体を寄せれなかったりというところに繋がってたので、個の差を生み作られたっていう感覚が近いと思います。
―まずその前半の失点の課題とはどんなとこですか
失点の場面だけ切り取れば両方ともクロスなんでクロス対応のところにはなってくるんですけど、やっぱりそれに至るまでの過程で最初に1失点目は、大きくはしきれなくてで、その後最初から全員が立つところに建ててれば奪った後の切り替えの部分で攻撃からすぐ
また守備に戻った時に相手の方が先に準備しててで、その相手が準備して動いたのに対して自分たちが反応することで、後手踏んじゃって行かれてるんで、2失点目も ロングボール来て奪いきれずにそのままズルズル押し込まれて、クロッサーにも時間を与えちゃってで俺らから戻る距離長くて、その戻ってる間に相手は準備して、また 後手踏んでって感じだったんでま相手より早く戻るところだったり奪いきるところで奪うっていうところがやっぱ課題なのかなという風に思います。
―前半終盤から後半序盤のいい流れでの攻撃について
もう割り切って相手いては後ろで持たせて縦パスを出させて、そこでガッツリ行くっていう前に人数をかけない分、後ろ人数かけてきたところにしっかり強くいくっていう狙いがあったんで、もうそれならはじめから蹴っちゃって大きい長いボールでそっからロングボールの対応は結構相手もルーズな部分があったと思うんで、まそこ狙い目にして、まあ行こうっていう共通認識があった。そこであやっぱ共通認識あったおかげで全員が集中して行くとこ行ける組織がその瞬間までできたと思うんで、それが要因だと思います。
やっぱりそこはハーフタイムとかで再認識というか。ちゃんとチームとしてとりあえずまだ長いボールで 1 回押し込もうって話は
―次戦の東洋大学戦に向けて一言お願いします。
今日の敗戦がまあいいきっかけになったよね。って言えるようなゲームをして勝ちたいてす。去年西が丘で勝ってないので、大学サッカー聖地って言われてる西が丘で勝つ意味っていうのも大きいと思うので、しっかり西が丘で勝てるように 1 週間しっかり準備していきたいと思います。
牧野選手
-試合を振り返って
入りで自分たちのサッカーをしたくて下から繋いでどんどん攻撃してきたかったんですけど、 うまくいかない時間が続いてその中で失点してしまって、 切り替えてやっていこうっていう中でもまた失点して、この2失点が1番大きかったかなと思っていて、でもその中でも前半の最後、後半の最初っていうのはこう盛り返して逆転できるかなって思ったんですけど、やはり退場者っていうところで負けていて1人少なくなるっていうのはチーム的にも結構厳しかったのかなって思います。
-失点シーンの課題について
1点目に関しましては、ディフェンスとの連携が1番かなと思っていて、 自分自身こうファーが切れているっていうところと思ってニアに動いてそこでやられてしまったんで、 そこの部分はディフェンスと切る方向であったり守らなきゃいけないっていうところを共有して、チームで守っていかなきゃいけないなっていうことが1つです。2点目は自分としてはクロスボールにアタックすればよかったなっていう反省があって、 その後のセービングのところも反応しなければならないところで体が残っているんですけど、まずはどんどんアグレッシブに自分はもっとプレイしていかなきゃいけないなと。3失点目に関しては、チーム的に前がかりになって人数が少ない中で厳しいところはあるので、チームというよりもあれは個人的に能力伸ばして止められれば勝たせられる選手になるのかなっていう風に思います。
-前半最後、後半最初の時間のいい流れでの攻撃について
自分たちの自陣で回してうまくいかない時間があったので、相手陣地に1回押し込んでから自分たちの時間にしようというか、そういう意思統一みたいなところでチームが1つになっていけたからこそ前に出て、どんどんゴールに迫っていけたのかなっていう風に思っています。
-得点につなげるために足りなかったところ
うまくいってない時間っていうのは、やはりバックラインと攻撃のやりたいことが噛み合わなかったり、こうしなきゃいけないっていうところが合ってなかったりした時間帯が多かったと思っていて、そんな中でチャンスを作っていた時は前に出て、そこから意思統一したまま攻めることができていたので、次の試合で点を取るためにはやることを1つにして、その中で1人ひとりの個性を出しながらゴールに迫っていけたら、 ゴールを取って勝利に導けたのかなっていう風に思います。
-今季3試合を通して守備陣と話していること
この3節というか日頃から話していることではあるんですけど、やっぱりキーパー1人では止められませんしディフェンスだけでも止められませんし、 結局のところ力合わせてというかコンビネーションで守っていくっていうのが1番合理的に守れるやり方だとは思っているので、そういう突き詰めるというか細かいところ、右切る、左切る、股切るだったり、詰める、下がる、ゴールカバーするみたいな、そういうところはもう練習だったり試合中でもどんどんエラーがあった時には話し合ってやっています。
-牧野選手自身の今季の目標
自分自身スタメンが確定してるっていう風には思っていなくて、毎節が自分にとっての試験で試練ですしテストみたいなところで言うと、自分としてはまず一節一節安定したプレープラス自分の強みを生かしながら、そのチームに与える影響っていうのを大きくしていったら、自ずと監督は使わざるを得ないと思いますし、そういう存在感っていう面で自分として大きくなって成長していければなっていう風に思っています。
-次節・東洋大戦に向けて
やはり去年は8節まで勝てなかったんですけど、2節目勝ったっていうところで上に行けるチャンスはすごいもらっているのでそれをものにするために絶対次節は勝たなきゃいけないと思うので、チーム一丸となって、先ほども話したんですけど、やることを統一しながら細かいところも突き詰めて自分としても勝利に導けたらいいなっていう風に思っています。
<次節情報>
5/4(土)11:00 vs東洋大学 @味の素フィールド西が丘
(記事・写真:石井悠樹、山口周起)