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待望の開幕戦も黒星スタート―関東大学サッカーリーグ 1部 前期第1節 対専大

7月5日 茨城県RKUフットボールフィールド

▼スタメン

GK 1飯吉将通(商4)
DF 6今掛航貴(経4)→18分、15岡井駿典(法2)、3深澤大輝(経4)、4松本大輔(経4)→68分、27牛澤健(経1)、12塩崎悠司(経3)
MF 19村上達哉(文4)、7髙岸憲伸(文3)、26田邉光平(法1)→63分、13曾根大和(経3)
FW 8本間椋(経4)→68分、10大久保智明(経4)、9高窪健人(文4)、23平尾拳士朗(経2)→80分、25山崎希一(経1)

 

▼試合結果
●中大2-4専修大〇

長らく延期していた関東前期リーグがいよいよ開幕を迎えた。今年度前期リーグは、新型コロナウイルス感染症拡大予防の観点から茨城県にて全試合集中開催、および無観客にて試合が行われる。一般観戦は出来ないものの、大学スポーツの幕開けとして注目度の高い試合。選手たちの気合も十分だ。

 

▲試合前に円陣を組む選手たち

 

 

そんなチームの様子とは裏腹に序盤から波乱の展開だった。前半9分に失点を許すと、そのわずか2分後、ロングシュートを決められまたも失点。2点ビハインドからのスタートとなった。その後も、果敢に敵陣に攻め込むも立ち上がりは難航。主導権を奪い返すことはできず前半が終了した。

このまま引き下がれない後半戦。機会を狙う中大はパスをつないで相手の隙を探る。48分、絶妙なスルーパスから相手の裏に抜けた平尾はPKを獲得した。平尾は落ち着いてシュートを放ち、ボールはゴールに鋭く突き刺さった。その後も早めのパス回しからシュートチャンスを演出するもなかなか得点にはつながらない。流れをつかめず苦しい時間帯が続く。68分にはゴール前のリスタートに守備陣がついていけず、さらなる失点を許した。

 

▲シュート体制に入る岡井

 

 

無人の観客席に「まだ終わってない」という選手の声が響きわたる。その声に後を押されるかのように79分、左サイドにいた岡井が遠めの位置からロングシュートを振りぬいた。ボールは吸い込まれるようにゴールへと向かい貴重な追加点を挙げた。残り一点差まで詰め寄った中大。この勢いで攻め切れるかと思った85分。相手のフリーキックから中で合わせられまさかの失点。試合終了となった。

開幕戦初得点を挙げた平尾は今試合を以下のように語っている。

「立ち上がりに自分たちのミスから失点してしまい、難しい試合となってしまいました。今節で出た課題を次節ではなくし、勝利したいです。このような状況の中、試合ができる環境を作ってくれた方々やリモートで応援してくださった方々、本当にありがとうございました。」

黒星スタートとなったリーグ戦だが、長い戦いは始まったばかりだ。サッカー界だけでなく大学スポーツ界の先駆けとして今後の動向に注目だ。

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部