2022年8月27日 中央大学多摩キャンパス
春季リーグから3か月、今年も秋季リーグが開幕した。連覇に向けて負けられない中大は初戦で東海大と対戦。エースの蔦谷大雅(法4)が日本代表合宿で不在の中でも持ち前の速攻で圧倒し、31-22で勝利。順調なスタートを切った。
▲円陣を組むメンバー
試合は東海大ボールでスタートし、そのまま先制点を許してしまう。その後同点に追い付こうと泉本心(法2)と瑞慶山充貴(法2)を中心に積極的に攻めていくが、相手キーパーの好セーブに阻まれなかなか点差を縮めることが出来ないまま時間が過ぎていく。そして前半15分、10-6と4点差が開いてしまったタイミングで中大がタイムアウトを要求。これで態勢を立て直すと、その後は泉本の連続得点などで着実に得点を積み重ね、最後は上山陽平(総3)の7㍍スローで14-14の同点として前半を終える。
▲前半にサイドから得点を重ねた瑞慶山
迎えた後半。開始3分にディフェンスからチャンスを作ると、伊禮雅太(法3)がキーパーがいなかったタイミングを突いてロングシュートを放ち、この日初めてのリードを奪う。ここから勢いに乗った中大は、「春から修正してきたディフェンスが機能し始めて速攻も決まるようになって、自分たちのリズムに持っていけたかなと思う」(泉本)と語るように、持ち味である守りからの速攻を次々と成功させ、折り返しの15分時点で23-18とリードを大幅に広げる。その後も後半23分には泉本が華麗なジャンプシュートを、24分には風呂内海渡(文2)が7㍍スローを防ぐファインプレーを見せるなど、攻撃、守備ともに手を緩めることなく最後まで圧倒した中大。後半は17得点する一方、東海大に8点しか許さない素晴らしいプレーで31-22の快勝。春季リーグのリベンジを果たした。
▲試合を通して得点源として活躍した泉本
明日の法大も春リーグで敗れた因縁の相手。「今日ぐらい圧倒して、優勝に向けていい入りをしていきたいと思う」(泉本)と気合は十分だ。この試合で見せた確かな守備と得点力を武器にリベンジを果たせるか。秋リーグ連覇に向けて注目が集まる。
◆試合結果◆
〇中大31 (14-14、17-8)22 東海大●
(記事、写真:立花拓暉)
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