春季リーグ8戦目。ここまで5連敗となんとか白星をあげたい中大は日大と対戦。日大に喰らいつくプレーを見せるも差を詰め切れず、終始相手の勢いに押され25-28で敗北した。
▲シュートを打つ蔦谷日向(法4)
中大先攻で試合はスタート。日大に先制点を許すも、前半2分すぎに扇谷蓮(商4)のシュートで1点目を獲得し盛り上がりを見せる。前半10分頃までパスミスやシュートを打つもなかなか入らない時間が続くが、その後蔦谷、髙橋侑吾(文4)、長谷川惣唯(法2)らが着実に得点を重ねていく。試合後GK石田龍ノ介(文1)が「チームとしては今までで1番いいディフェンスができた」と振り返ったように、永森悠透(法1)、扇谷の積極的なディフェンスや石田の好セーブが光り点差を大きく離されることなく試合が進む。しかし3点差まで開いた25分頃、中大はタイムアウトを申請。その後中島大智(文2)が2得点をあげ、最後は藤川淳(法2)が相手のパスをカットしそのままシュートを決め13-15で前半を終える。
▲パスを回す藤川と中島(右)

後半に入りまずは追いつきたい中大だったが相手のセーブによりなかなか得点を重ねることができず、後半開始4分でリードを5点に広げられてしまう。それでも徐々にディフェンスでボールを奪い、髙橋の3ゴールなど攻撃のチャンスを決め切る場面が増えるとリードが詰まり、18分の中島のゴールでついに同点に追い付く。しかしその後は相手の守備に押され、パスミスやシュートミスでなかなか勝ち越すことができずリードを許す展開に。長谷川のゴールなどで喰らいつくもののリードを詰めることはできず最後はシュートを決められ、3点差の25-28で敗戦を喫した。

▲最上級生の意地を見せた髙橋

これで春季リーグ6連敗と苦しい状況となったが、「今回の負けというのは今までの負けよりもしっかり守ってたし、今までよりは良かったのかなと思います」と試合後に髙橋が語ったようにチームとしての成長を感じる一戦となった。

次戦は春季リーグ最終戦となる筑波大戦。最終戦に向けて、「負けられない戦いになると思うので、今日の反省点を修正して絶対に勝ちたい」(髙橋)、「勝っていい形でインカレに繋げられるように頑張ります」(石田)と意気込みを語った。今リーグの中大のハンドボールを出し切り、勝利で締めくくれるか。